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一周回って弾き語りが楽しくて仕方ない話

わたしとピアノ弾き語りについてちょっと振り返ってみましたw

弾き語りを始めた理由

ピアノ弾き語りは私のアーティストとしての原点です。それは間違いありません。

ただ、最初から弾き語りがしたかったわけではありませんでした。

そもそも8年前ぐらいかな?40過ぎて、割愛しますがようやく自分の腹の声が聞けるようになった頃、

「この世で唯一好きなものと言っても過言ではない音楽というものを、仕事にするのは無理だと諦めて来なかったか?」ということにふと気づいてしまったんですね。

そして、できる楽器といえば子供の頃に習ってたピアノだけだったので、とにかくクラシックやらポップスやらいろいろやってみようと思って。

そのうちに作曲を勧められ、まさか自分に曲なんか作れると思ってもみなかったので、とにかく楽しくて楽しくて。

自分の好きなメロディと和音で曲が作れるなんて最高や〜〜〜ん、と。

自分の作る曲が大好きだったので、聴いて欲しい!という一心で、ピアノ弾き語りを頑張ったという感じです。


しかしもともとクラシックピアノ上がりなので、楽譜(音符がいっぱい並んでるやつ)通りに弾くことしかできない。

エレクトーンなどもやったことなかったので、リズムとかベースとかコードとかいう概念がない!(エレクトーンを内心ちょっとバカにしていた自分を呪いましたw)

ジャズピアノの基礎でもしっかり身につければよかったのかもしれないけど、とにかく手探りで練習と本番(ライブ)を繰り返してなんとか自分のスタイルを確立して行きました。

初々しさの残るファーストライブw


ピアノはいつも「不安の種」だった

そんなわけで、ライブでいつもピアノは「不安の種」でした。

練習でたまに、ちょっとしたミスがきっかけで続きがサッパリ分からなくなる瞬間があるんですよね。

あと、いつも何も考えずに弾けてるコードがふとした瞬間に分からなくなり、「あれなんだっけ?」と思ったが最後、二度と思い出せなくなるという不思議現象。。

ライブでそれが発生してリカバリーできなくなる、曲が止まってしまう、というのがとにかく恐怖でした。

だから、ほぼ覚えてる曲でも念の為譜面(歌詞とコード記号を書いたもの)を置いて歌うことが多かった。置いてあると結局目でチラチラと追ってしまう。

中には、バンドアレンジしてもらってカラオケがある曲もあったのですが、ライブでカラオケを流して歌うというのは、なんか私の中で「逃げ」だと思っていました。

だってライブハウス来てるんだから、生音じゃなきゃだめでしょ!みたいな変なこだわりがあって。もともとピアノの音が大好きだしね。

なので、誰か代わりにピアノ弾いてくれないかなーなんて思いながら頑張って弾き語りしていました。

だーいぶ慣れてきた頃だけど、まだまだ怖かった


脱・ピアノ弾き語り時代に突入

転機が訪れたのは2年前。どうしても間奏で踊りたかった曲があり、ピアノを録音したもの+簡易的なドラムス打ち込みだけの仮カラオケで、センターマイクで歌ってみたのがきっかけ。

た、たのしい、、じゃん??

歌だけに集中できる!!
首の角度を自由にできる!!
踊れる!!!

ピアノと歌、ふたつのことを同時にやるなんて、なんて高度なことやってたのわたし!みたいな🤣

それ以来すっかり味をしめて、カラオケがあるものはなるべくカラオケで歌うようになりました。

その後、作曲のスタイルも変化していき、ピアノ弾き語り前提じゃない曲(R&B、ディスコ、スカ、シティポップなど最初からバンドアレンジを前提として作った曲)が増えていったこともあり、ますますカラオケ率が高くなっていきました。

そもそも活動としても「レガシーソング®︎」という一般の方への楽曲提供サービスがメインになっていたので、一人でオリジナル曲を弾き語りで歌うというライブスタイルはめっきり減っていました。


ぃえ〜〜い、た〜のしい〜〜〜♪


踊る、踊る🤣(水を得た魚状態)


病気による約1年の休息期間を経て

さてその後、昨年2月に急性大動脈解離で手術・入院となり、その後も菌血症で再入院など約8ヶ月はなかなか調子が戻りませんでした。

その後お陰様でにょきにょきと音が聞こえるぐらい元気になって行き、11月の誕生日には初ライブ(オンライン・カラオケのみ)を、年明けにはあるイベントのゲスト出演で初リアルライブを行いました。

その初リアルライブで2曲だけ弾き語りをすることになり、何を歌おうかといろんな曲を弾き語ってみていた時に、改めて弾き語りの楽しさに目覚めてしまったのです。

力が抜けた?弾き語りの楽しさ再発見

あまりに久しぶりなので、もう全部忘れてるかなと思って、試しに譜面を見ないでどれだけ覚えてるか実験してみようと思ったんです。

手が覚えている箇所もあれば、頭の中で鳴る響きを頼りに手探りで探したり、なんかちょっと違うなーと思いながら何度も弾いてるうちに、ふと出てきたりといろいろなのですが、

そもそも自分の好きなコード満載で作ってるので、手探りで弾いてると「あーーーこれこれ、この響き、たまらんわ〜〜〜」と楽しくて仕方ないんですよねw

最終的に歌うことに決めた2曲はどちらも比較的新しい曲で暗譜で歌ったことはなかったのですが、楽しいので何度も繰り返し弾いてるうちに、いつも迷う箇所が数カ所だけに絞られて行き、そこさえ覚えてしまえば暗譜でも行けるかも!

本番何かの拍子に止まってしまうリスクはもちろんあるけれど・・・

でもそれよりも、譜面なしで歌う気持ち良さ。譜面なしで行こう!あとは知らん!!

と心に決めました。

結局そのライブの日は、電子ピアノのペダルがうまく機能しないトラブルがあって不発に終わってしまったのですが・・・

久しぶりにガッツリ弾き語りのライブがしたーい!!という衝動が抑えられず、気づいたら1か月後のライブハウスを予約しちゃっていました。

練習がとにかく楽しい

これまではライブ直前にならないと、なかなか練習しないタイプでした。「もっと早く練習始めればよかったー」と毎回後悔してましたw

それは多分、「間違えるのがこわい」というマインドで練習していたからなんだと思います。

でも今は、まだライブまで3週間もあるのに、とにかく楽しいので今日も弾きたい、歌いたいと思って繁々とスタジオに足を運んでいます。

今回初めて弾き語りで歌う曲もあります!これまではカラオケでしか歌ったことがない曲です。

これまでは必ず、ピアノ弾き語りが先で、後からそれをアレンジする感じだったので完全に逆パターンですね。

これがまた、ピアノでオケの盛り上がりをどう表現するか考えるのが楽しいのです。

そんなわけで、1年以上完全に離れたことで、余計な力や怖れが自然に抜けて、本来の楽しさを再発見することができた弾き語り。

今回はせっかくなので、カラオケは一切使わずピアノと歌オンリーにしてみます。

もちろん、歌だけに100%集中して歌うのも非常に楽しいので今後も両方楽しみますよ〜。

ライブ詳細・申込


2023年2月12日(日)
12:30 Open 13:00 Start
(90分ステージ+歓談タイム)

料金 2,400円(+1drink 600円)
※ フードメニューはありません(軽いおつまみのみ)

場所:ライブカフェ・エクレルシ
小田急線 祖師谷大蔵駅 徒歩2分
https://www.cafe-eclaircie.com/


★宣伝動画撮ってみました


★ご予約は公式サイトのお申し込みフォームからお願いいたします。


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