#月に想いを 番外編
旅立ちの朝𓂃❁⃘𓈒𓏸
果てしない宇宙の片隅で今も新しい生命が生まれ、そして、消えてゆく。
幾百幾千・・・数えきれないほど繰り返してきたこと。
私もいつか消えゆく時がくる。だから精一杯今を生きてる。明日のことなんてわからないから。
・・・一年の闘病の末、一番上の従兄が亡くなった。
面会すら出来ずにきてしまったけど、最期まで苦しんで逝ったと・・・。
もう苦しまないでいい。悲しいけど、それはせめてもの救いと思うしかない。
母が亡くなる時もギリギリになってモルヒネを使うと言われた。えっ?今更?と思った。そんな寸前ではなくもっと早く痛みを取ってあげて。
もう意識もないのに・・・
最後に家族が望むことは苦しまずに逝かせてあげたい。ではないだろうか?
勿論、考え方は人それぞれなのでどれが正しいかはわからない。私は記憶の中では元気な姿のままでいたい。故人に対する気持ちも同じ。
葬儀は家族のみでと言うことだったので翌日、お悔やみに行った。苦しんだなんて嘘みたいに穏やかな顔をしてた。
悲しい現実。
最近は、不幸でもないと親族が集まることもなくなってきた。段々高齢化し、既に亡くなっていたりで従甥がいたけど、ほぼ初対面。何代も続いてきた本家も跡取りは外に出てしまっているのでここで途絶えてしまう。父は実家を失うことになる。まあ、それも仕方ないことかもしれない。
そもそも私の家にも跡取りはいない。昔の人の考えで言うと跡取りは「男」だ。・・・何でだろう?
今は大勢きょうだいがいるわけではない。私は二人姉妹の長女だからずっと「跡取り」と言われながら育った。つまり婿養子をもらって跡を取ると言うこと。私はこれにずっと縛られてきた。別に名家でもないのに(笑)
そんなに上手くいくわけもなく、私の実家もここで途絶える。苗字とかにとらわれなければそれなりに続くのにね。私の実家は「分家」だからまだしも「本家」となると少々違う気がする。
多分、葬儀のあと、揉めるだろうなぁ。
私にはどこかですれ違ってもわからない従甥ではあるけと、生まれた時から跡取りとして優遇されてきたと思うんですが。
悲しんでる暇もなさそう・・・ある意味、可哀想。
本家には100歳近い伯母さんがいます。今は老人介護施設に入っているけど。高齢者だけが残ってしまうケース。
世の中は少子化問題には積極的だけど、実際は高齢者が溢れてるんです。施設に入れない高齢者もいるというのも現実。
私の父も有料老人ホームにいます。お金は掛かるけど、女だけでは介護は出来ない。←かなり力が必要です。私もいつまでも若くはないし、もしかしたら私の方が先に逝くかもしれない。
これから色々な問題に直面していくでしょう( -᷄ _ -᷅ )
疲れている時こそ、のんびり空を見上げたりするのも大切です。まずは生きなきゃ。
空に薄っすら虹が掛かってます。天国への階段かもしれませんね。
従兄のご冥福をお祈りします𓆸⋆*
女性でも自宅で介護されている方はたくさんいると思います。
昔話を少々・・・。
のちに書くつもりでいましたが、十数年前に勘当され追い出された過去があります。
母が亡くなるまで実家の敷居は跨いだことはありませんでした。
父も入退院を繰り返したりで一旦は一般的な老人介護施設に入れました。
ちょうど私の職場から近かったため、毎日通うことが出来ました。
要介護認定の等級があるらしく父の場合、回復したためいられなくなり・・・妹が有料老人ホームを探してきました。
依によって私には通い難い場所。それから間もなくコロナ渦に突入、面会は出来なくなりました。
先日のお悔やみ行きで父とは再会はしました。
会ったら渡そうとずっと車に乗せていた誕生日プレゼントを渡すまでに4ヶ月掛かってしまった(笑)
実家を出たあの日から既に「血の繋がった他人」です。簡単に溝は埋まらない。私は誰も信じることが出来なくなった。近所の人も親戚中が私が勝手に出て行ったと思っているので腫れ物に触るみたいな扱い。悪人、加害者。
本当は違うのにね。私は病気療養中で術後一年で追い出されたのだ。
今、思えば突然豹変した母はどこか患っていたのかもしれない。訳がわからなかった。
あの日まで私は母が大好きで小さい頃からお母さん子だった。
・・・一体、何があったんだろう?
謎のままだ。
今更知ったところで過去は変わらないし、過ぎた時間は戻ってこない。
母の余命を知らせる連絡がきた時まで私は「憎しみ」をバネに生きてきた。しかし、私にも「情」はある。血の通った人間だしね。
母は最後まで真相は言わなかったし、謝ったりもしなかった。私は憎しみや恨みは封印して毎日病院に通った。もう数えられるほどしか会いに来れないから。どちらかと言うと自分のため。自分が後悔しないため。
助けてほしいと妹にも頼んだけど、結局助けてはくれなかった。
本当は母にも妹にも憎まれていたんだとあとで気がついた。妹は自分が跡を取りたかった。母は私より優れた妹の方が好きだったのだ。それは病院で嬉しそうに看護師さんに妹のことを話している様子を見て気がついた。母は昔から一番が好きだった。私は小さい頃から体も弱く活発ではなかったし、優秀でもなかった。自慢するに値しない存在。
父は母とは真逆でいつも私を気にかけていた。恐らくそれも気に入らなかったのだろう。
歪んだ愛情
以心伝心なんてないんだよ。言わなきゃわからない。
本当は残される人のことを考えなければいけなかったと思う。子どもや孫たちを比べてもいけない。
それは個性なんだよ。人には必ず役割があるはず。
まずはお父さんの幸せを考えてあげるべきだったと思う。残りの人生を楽しく過ごせるように。
私は比べたりするのも差別するのも好きじゃない。自分がされて嫌なものは誰だって嫌なんだから。
年を取ると頑固になるから修復は難しいと思う。
私も今更揉めるのは嫌だし。
父は私と一緒のお墓に入りたいと言ってる。冗談じゃない!!お墓の中でまでこごと言われるのはごめんだ(笑)
それにお母さんは望んでいないよ。
だって「お墓参りはしなくていい」って日記に書いてあったから。「墓守」は妹にしてほしいとも。
だから、私は何もしない。
私は老後のことも含めて先のことは既に決めてある。残りの人生はやりたかったけど出来なかったことをしたいと思っている。
夢を叶える。
もう十分働いたし、今の仕事での目標はもうすぐ達成出来るはずだ。定年はないのであとは月や星の都合に合わせながらのんびり人材育成に貢献出来ればと思う。
写真も天体観測も基礎からしっかり学びたいし、子どもの頃からの夢だった「物書き」もやってみたい。noteをはじめた理由のひとつでもある。私は自分が生きた証を残したいのだ。
まずは第一歩。はじめの一歩は踏み出せたと思っている。
宇宙は果てしなく広い。私たちの住んでいる地球は「天の川銀河」の中にある。毎晩、色んな天文現象が起こり私を夢中にさせる。嫌なことなんて忘れちゃうよ。小さなことにくよくよするな!
「今夜も月がきれい」それだけで十分幸せ。
また明日から頑張れる(ง •̀_•́)ง
……To be continued
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