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見知らぬ誰かと心が通い合ったと思う瞬間〜エレベーター内での出来事

不思議に思うことがある。

見知らぬ誰かと
たったひと言、言葉を交わしただけなのに
心が通じ合ったような気がする時がある、ということを。

例えば、
レストランやカフェで
オーダーを取りに来てくれた店員さん。
「ブレンドコーヒー、ホットで」
たったそのひと言を伝えただけなのに、
店員さんと目が合った瞬間、
双方に(私だけが思っているのかもしれないが)
何か温かいものが流れ、
「心が通じ合った!」
と、感じることがある。

今日は、最寄駅のエレベーターの中でのこと。
高校生くらいの、リュックを背負った男の子が、
私より先に乗り込んだ。
続いて私。
2名を乗せたエレベーターは、
改札階で止まった。
私は、先に乗り込んだ彼に対し
扉が開くと同時に
「お先にどうぞ」のジェスチャーで、
彼に向かって左手を差し出した。

すると彼は、
エレベーターの「開」のボタンを押しながら
「どうぞ」と声を出し
同じように私に対し右手を差し出した。
心が通じ合ったと思ったのは、その時。
私は、彼の好意に甘え
「ありがとうございます」と言って
先に降りた。

同じような場面は
たびたびあるはずなのに、
「心が通じ合った」と感じることが
ある時とない時があるのは何故なのだろう。

この2つのケースに共通しているのは、
店員さんも
男子高校生も
まっすぐ私の目を見ていた、ということ。
なんとなく見ていたのではなく
しっかりとこちらに注意を向けて見ていたという感じ。

何がそう思わせるのかは、わからないけれど、
その一瞬が感じられた時には、
とっても温かい気持ちになる。

そんなことってありませんか?

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