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私の終活ー老人ホームの探し方ー

老人ホームとはどういうところでしょうか。そもそもたくさん種類があってどこがどう違うのか、わかりません。昔はもっと単純でした。養老院と言っていました。身寄りのないお年寄りが最後を迎えるところ、と思っていました。もしくは身寄りがあっても現代の姥捨山で家族が見捨てた人が行くところ、というイメージでした。しかし、現在では養老院なんて言う人はいません。

今はどんな言い方があるのか、本で調べてみました。(注:「親を老人ホームに入れようと思った時に読む本ー知っておきたい選び方、探し方ー」より)

ケアハウス、軽費老人ホーム、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅、これらを全部ひっくるめたのが老人ホームです。つまり、老人ホームというのは大きなカテゴリーでその中で細分化されているのです。(さらにこの頃ではシニア向け分譲マンションというのが出てきて、これはどうやら老人ホームでは無いらしい?)

まるで保険のように多種類があるのですから、自分はどれにしたらいいのか迷って当然です。親切なコンサルタントが欲しいところですが、そのような人も知らないので自分で調べるしかありません。

とりあえず、先程の本を頼りに、老人ホーム検索サイトで調べて実際に見学に行ってきました。と言っても実際に行ったのはまだ2箇所なのですが、パンフレットは山のように送られて来ました。そこから厳選して2箇所行って来ました。もう1箇所は申し込んだのですがコロナで見学は保留ということでした。

まず、私が遠からず入るとしたら、つまり、十分元気なうちに入るとしたらという観点で選びました。そうすると、要介護の条件があるホームは除外します。特養のような介護度が3とかいうやつです。痴呆や、胃ろう、車椅子になっているかなんてわかりませんから。

最初に行ったのはサン〇〇〇という有名なグループのホームです。ここはいくつも支店があるので、まず、一つ目の家の近くのは断られたので、遠いけれども、最も新しいところ、まだできて数年というところへ行って来ました。500室はあるという大規模な所で印象はまるでホテルのような高級なところです。

せっかく遠路はるばる行ったのですが、コロナが心配ということで、共有部分は見せてもらえず、もちろん入居者にもお目にかかれません。ただ館内を歩くうちに数人の裕福そうな方々とすれ違うことはありました。写真を見せての説明のあと、試食がありました。A定食とB定食があり、入居者は事前の予約なしで自由に選べるそうです。まるでレストランのようです。

私はお肉かお魚かというのでお肉を選びました。A定食です。味付けは程良い薄味でそれは美味しかったです。こんな食事を3食食べられるなら、毎日が天国です。私は料理が好きですが、年を取ったら少量多品種を作る気力がなくなります。70歳か80歳か、調理定年というものはあるのです。それで面倒になって低栄養になって病気になっては長生きしたくてもできません。食事は大切ですよー。

食後にモデルルームを見せてもらいました。まず一般的な広さ、次にデラックスな広さ、と二種類です。いやもう、一般的な広さでもシングルには十分でした。デラックスなタイプはご夫婦向けでしょう。ここは新しいので何もかも清潔でピッカピカ。明るい日差し、窓からは緑豊かな木々が見えます。ああ、こんなところで最後を迎えたいと妄想してしまいました。

しかし、もちろん、ここで最後は迎えられないのですよ。重度の要介護か、身辺自立ができなくなった時は介護棟に引っ越さなくてはなりません。そのお金は別にかかるのです。ざっと500万円。介護棟を歩いた時、あまり静かだったので、誰もいないみたいですね、と言ったら、ええ、まだ誰もいないのですよ、新しいから、ということでした。

もう、お分かりだと思いますが、ここは高級な老人ホームです。超がつくほどでは無いでしょうが、5000万からの入居金が必要なところです。家を一軒売らないと入れません。林真理子さんが「我らがパラダイス」で書いたような七つ星の老人ホームです。庶民の入れるところではありません。

老人ホーム巡りをするにあたってキリの方から見てしまったら、あとは嫌にならないかって?でも目の保養になって楽しかったですよ。入居者さんと同じお食事もただで食べられたし。今回はこれで満足です。

ところで、できたばかりのこのパラダイスで、もうお亡くなりになった方が出たそうです。介護棟に移る間もなくです。払った何千万はどうなるのですか、と、つい聞いてしましましたが、15%は入居時に償却して、あとは年数に応じて払い戻しがあるそうです。15年で償還されて以後はお家賃としてはゼロになるそうですから、15年長生きしないと損ですね。でもいつ亡くなるか、こればかりは神のみぞ知る、です。早く入らないと、と思われましたか?しかし、ここは70歳からの受け入れなのです。私は数年足りないのですが後学のためにと言って見せていただきました。

単純に計算して70歳で入居して85歳以上生きないと損です。更に100歳まで介護棟に移ることなく居られれば、入居金は50%まで割安になります。なんて取らぬ狸の皮算用ですね。先のことはわからないのですから。

ここまで、体験記を書きましたが、もう一軒見てきました、そちらが本命かなと思いますが、その話はまたにします。続きを聞きたいですか?

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