きっかけは#もさださ選手権
noteには、個人的に文章コンテストを主催してくれるnoterさんがいらっしゃるのですね。今回、成川さんの「もさださ選手権」という記事を見つけて(フォローさせていただいている方の投稿にタグがついてた)初めて知りました!
良いきっかけなので、初めて参加させていただきます!!
自分はママなので、パパのことを書きます。
うちの夫は、普段から子育てに積極的で保育参観も率先して自分が行くと言い、今週末にあるクリスマス会も、コロナの影響で参加できる親は1人と園から通達があったのに諦めきれず、『オンライン中継をしたらどうか?』とか年長さんのクラスの園児は1人ずつ好きな歌を歌うのが慣例なのですが、『自分の子供の番だけ両親が教室に入れるようにしてその他の時間はどちらか1人参加にすることはできないか?』などを丁重に手紙に書いて提案し、丁重に断られているくらい熱心なタイプです。
この企画を知ってから、何か参加できるネタはないものか、きっとあるはず!と何となく毎日ネタを探して夫を観察していました。そして思い出しました。
昨年の運動会
私と彼は、学生時代からの友人(体育会バスケ部の同期)です。友人としての時間が長すぎて、結婚はしましたが今でも学生時代の友達の感覚のままです。
例えば、子供たちが通う保育園が結構急な坂の上にあるのですが年に1回の先生との面談に夫婦2人で向かう途中、『どちらが早く坂を登れるか勝負しようぜ!』となって2人で坂を全力で駆け上がり、保育園に着いた時には2人ともゼーハーゼーハーしてマスクが浮いたりひっついたりしながら5分くらい呼吸が戻らず先生との会話もままならないなど。学生というより小学生みたいなノリです(言い出しっぺは私)。
そんな私たちは、もちろん運動会というイベントには全力参戦です。
子供たちの応援はもちろんですが、親子競技・保護者競技・保護者対抗戦なども燃えるポイントとなっており、もちろん2人ともバッシュにスウェット(時期的にいつも寒いので)で参戦です!!
今年は、うちの園は運動会自体は開催してもらえたのですがコロナの影響で時間短縮のため保護者競技はありませんでした。しかし、去年のイス取りゲームと風船膨らませて割るリレーでの彼の姿が今でも鮮明に脳裏に焼き付いているのでそれを書きたいと思います。
イス取りゲーム
保護者競技なので、遠慮してすぐイスを取られてしまう方がいる一方、本気で優勝を狙ってくる方も一定数はいます。もちろん私も彼も後者です。
けど、運の要素も強いゲームです。なかなか最後の一人にはなれません。
私も2回目か3回目くらいに取られてしまいました。
しかし、彼は違いました。
ある程度人数が絞られてから、なぜかわからない園独自のルールでイス取りゲームのイスが反対むきに置かれ、参加者はまずイスを起こしてから座るというルールに途中から変更されました。
想像できますかね?イスを起こしている一瞬の隙にもう1人がイスに手をかけイスの取り合いになったり、ほぼ同時にイスに手をかけ取り合いになったり、本気の大人たちのサバイバル状態が繰り広げられていました。
そこで、イスにしがみつく園の先生を引きずり、お友達のママを振り落とし見事に優勝の座を勝ち取っていたのは夫でした。。。。
私的には、おいおーい、いつもお世話になってる先生ですよー、ママ(女性)相手にそれはないんじゃ・・・と思ってしまったのですが本気の彼はそんなことお構いなしで、清々しい顔で優勝商品の米をもらい観覧席へ帰ってきました。
園児たちも注目の保護者競技なので、運動会後の数週間は「娘ちゃんパパ、イス取りゲームで優勝したねー!」と声をかけられることも多く、私的にはあの光景が思い出されて冷や汗、彼的にはまんざらでもない笑顔をしているのでした。
風船膨らませて割るリレー
こんな競技もありました。
二人三脚のリレーなのですが、スタート地点で1人が風船を膨らませて口を縛りそれを2人でうちわで挟みながら折り返し地点まで行き、折り返し地点でもう1人が風船をお尻で割ったら二人三脚のまま帰ってきてバトンタッチする競技です。(説明が難しすぎですね)
各家庭1人参加だったので、私は渋々夫に出番を譲りビデオを回していました。
見ていると夫は、最初に風船を膨らませる役になったようでした。冒頭で書いたように、どちらかと言えば断然体育会系の夫です。肺活量もある方だと人間ドッグで褒められたこともあると言っていました。
なので、2番走者でまだまだ差がつかない状態でバトンタッチされるけど当然差を広げて次につなげてくれるはず!そう思っていました。
ところが、膨らませようと彼が必死で頬を膨らましながら空気を吹き込んでいるはずの風船はぜんぜんぜんぜんちっとも大きくなりません。
え?!何何?どうした?ビデオを撮る私は思わず笑ってしまいましたが、その間もまだまだ風船は膨らむ気配がなく、ついに他の組に周回遅れにされそうになっている夫の姿を見てついには笑っていた自分まで冷や汗をかいてきました。
このまま、競技が終わってしまうかも・・・・
そう思った時、ついに夫の風船が少し膨らみようやく小さな風船を作ることができました。そしてペアのパパさんの頑張りにより小さい風船も何とか割れてバトンを渡すことができました。が、もちろんここでできた差は埋まるはずもなく、夫のチームは最下位でした。
見た目の割にぜんぜん風船が膨らまない人として会場全体で注目を集めた夫は何やら風船が固かっただの古い風船だっただの言い訳しながら観覧席へ帰ってきました。一番辛かったのは夫だろうと温かく爆笑で迎えてあげました。
全力であるが故の失敗・空気の読めなさ、、、、あると思います。
普段は、子供達やもちろん私にも優しい彼のエピソードとして#もさださ選手権をきっかけに書かせていただきました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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