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レフ版を使わなくなった理由

【モデル】こと

ポートレートの基本は、やや逆光。

ここまで逆光が強いと、『逆光マニア』笑、なんですが、このシーンの手前にレフ版があれば、もっと良い作品になります。

昔の私の撮影にはスタッフがいました。レフ版は当然、いつもあった。

今の私の撮影は、友人女性や「撮ってほしい!」というプロモデルさんしか撮らなくて、いわば、写真は趣味になってて、スタッフを雇う経費なんかありません。
アマチュアカメラマンがポートレートを始めたら、最初にぶち当たるのが、莫大な撮影費用です。

その写真が売れない限りは赤字です。

ポートレートですよ。人物を使った商用写真は別です。商品が売れるので。


話は戻ります。

レフ版を使わない理由は、スタッフがいないだけではありません。

近年、屋外で撮影をしていると、クレーマーのような人たちが通報したり、通り掛かった人が文句を言う時代になりました。人がいる場所でレフ版は開けないわけです。小さな丸レフが精一杯だけど、それでも、素人から見て特別に見えるレフ版、カメラ機材は観光地や町中で印象が悪いようです。

地元の人やクレーマーとのトラブルを少しでも避けるために、ガールフレンドを撮影してる『ふり』が必要になった。機材を出すと、まさに有名人の大掛かりな撮影以外は、「何を撮ってるんだ」と言われるか、そんな目で睨まれる。

先日も新宿で、警備員に恫喝されたし、ガテン系兄ちゃんたちに冷やかされました。想定内だから落ち着いて対応するけれど、モデルさんは怖かったと思います。

レフ版と同様に、夜間でストロボも使いません。小さいLEDライトを置くのも躊躇します。
これも、「なんか光らせるなよ」とケンカ腰でくる輩を防止するためです。

許可を取った場所の撮影でも、また、撮影の準備のために機材を広げていても、クレームをつけてくる人たちがいます。
あるレストランで、カメラの設定をしていたら、客に怒鳴り散らされた事が最近ありました。スマホで料理を撮るのは良くても、一眼レフカメラをテーブルに出したら気にいらないようです。

嫌な時代になりました。ストリート撮影をしている人たちは度胸があります。

ただ、暗い場所でストロボを焚くのは迷惑ですよ。

このモデルさんとは夜間撮影が多かったから、ミラーレスに乗り換えた経緯がありました。
夜間、ストロボを使いたくないから、明るいミラーレスカメラにしたわけです。今は、NikonZ6ⅱを使用しています。





普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。