余命3か月

(ケアマネジャー編)

「あとどれくらい生きられますか?」
主治医に詰め寄ったい利用者さん
「余命3ヶ月」
根負けした医師が言った

それから
病院通いをやめ
訪問診療と訪問看護にきりかえた
「自分でトイレに行けなくなったら入院する」
そう奥様に約束もした

利用者さんにしかできない仕事
重要書類をきっちりと片付け
ある日、利用者さんが言った
「余命を教えてもらってよかったです。いろいろと整理ができました。一安心です。」と

だんだんと弱ってきて
トイレへ行くことができなくなった
奥様は·····
「退院してきたときに主人が言ってたんです。家に帰って来られたからもう死んでもいいって。それはもう嬉しそうに。だから、先生や看護師さんの力をかりて、最期まで家でと決めました。」

そう奥様が決意した翌日·····
肩のマッサージを奥様にお願いして
そのまま気持ち良さそうに
旅立った
奥様の温もりを感じながら·····

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きっと複雑な想いがあったに違いない。
でもなんとも天晴れな生き方。

ご冥福をお祈りします。


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