2023年の6冊目『ネット興亡記 ②敗れざる者たち』

2023年の6冊目(2/8)

杉本貴司『ネット興亡記 ②敗れざる者たち』日経ビジネス人文庫(2022年)★★★

 期待に違わず、第2巻も大変面白く読み終えた。
 ライブドア事件、ミクシィ、LINE、メルカリ、そして最終章は、宇野康秀と熊谷正寿。事件後ライブドアを支えたメンバーがLINEにつながっていく、日本のSNSの先駆けであるミクシィの盛衰、メルカリの創業と米国進出、最終章のUSENとGMO、どれも読み応えのある内容だった。
 2巻合わせて900頁にのぼる大著だが、久しぶりに入り込めた本だった。