税理士事務所やらかし列伝~その1~残高が合わない
このnoteはわたしが税理士事務所で仕事中にやらかしてしまった黒歴史を、その供養のために書いたものです。今回は入社してからすぐのやらかしについて晒していきます。どうか成仏してクレメンス。
入社1か月目、張り切る私。
ちょっと肌寒くなってきたかな?と思う季節の頃の話です。
未経験から税理士事務所への転職を勝ち取った私。準備もいろいろ進め、無事入社をすることができました。
入社1ヶ月目。
担当を任された顧問先の仕訳を入力することから仕事が始まりました。
よーし、俺はやるぞ!仕事覚えてどんどん稼ぐんじゃあああ。
やる気には満ち溢れていたのですが、
当時のわたしはソフトの使い方も慣れておらず、1行1行仕訳を入力するのに夢中で、気が付かないうちに大きなミスを犯していました。
1ヶ月分の入力が全部終わった段階で
ふう、やっと終わったぜ。
と入力した数値を先輩にチェックしてもらうことに。
チェックしようにも、数字が全然合わない
うちの税理士事務所では、先輩のチェックを受ける前にまずは自分で入力したデータのチェックをします。
入力したデータをチェックしていて、
売掛金と入金額がズレていて、キレイに消えないことがありました。
おかしいなぁ・・・何度やっても0円にならないんです。
掛取引の場合、数ヶ月前仕訳入力時に、売上に対して売掛金を計上しています。
売掛金に見合う金額が後日入金されてくるので、キレイにゼロクリアされるのが通常です。
ところが本来あるべき数字と全く合っておらず、
売掛金と入金額が全然合わねぇ!
もしかしてやべぇことしちゃってる?1か月目から怒られる?
こんな簡単なこともできないって、く・・・くび?
みたいなよくない考えが頭の中をよぎり、焦り始めます。
数百円のズレであれば、自力でどこがおかしいのか気がつくこともできたかもしれません。
ところが1ヶ月分のデータは仕訳500本近くと、かなりなものになるため、どこがおかしいのか全く発見することができませんでした。
それどころかパニックになってしまい、自分でチェックすることができず泣く泣く先輩にヘルプを頼むことに。
先輩に指摘され、唖然とするわたし
商取引の慣習として、売った側がその分の振込手数料を負けてあげることが良くあります。
先輩にここ、おかしくね?
と指摘されて、自分でも売上台帳と通帳を照らし合わせてみました。
得意先への売掛金が100,000円あるのに、入金された金額が99,560円しかなかったんです。
あ・・・もしかして振込手数料440円かかってんじゃね?
ほうほう、なるほど。と納得する私。まさに天啓。
こんな当たり前のことも知らないの?というような目でじーっと見てくる先輩。
怖い視線を見てみないふりをしながら修正作業に取り掛かることになりました。
結局振込手数料分の差額がある取引が100件近くありました。
チリツモで多額のズレが起きてしまっていたんですね。
そりゃー気づかないわけだ。
じゃー早速修正作業に取り掛かって終わらせよう!
そしてこのミスの修正をする際、
さらなるやらかしをするハメになるのです・・・。
続きます。
このミスがどうか成仏されますように・・・
南無(-人-)合掌
😊