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手術後6ヶ月

早いもので手術から約半年が経ち、MRI検査と筋力測定、患部測定を受けてきました。

途中何回か挫けながらもコツコツとやってきたし、
きっといい成果がでるだろうと思って挑みました。

 この日はたまたまチームの後輩も手術前の診察に来ていました。私が一足先に復帰して、活躍するところを見せて安心させたいなと思っています。

 久しぶりのMRIは部屋がめちゃくちゃ寒くて、半袖半ズボンで受けたことを激しく後悔しました。
再建した靭帯は問題なく骨の中にくっついており、異常なしの診断でした。ホッとしました。

 次に患部測定とメンタルテストを受けました。
 患部測定では、仰向けに寝て膝を固定した状態で脛から下を上方向に機械で引っ張ったり下に押したりされます。その時の膝の緩みを測定します。
手術前に測定した時はゆるゆるになっていた患側ですが、今回の測定では再建した靭帯によってズレは少なくなっていました。
私は生まれつき関節が緩めなので、今は右膝(健側)の方が緩い状態です。この左右差とも今後付き合っていくことになります。
 メンタルテストは手術を受ける前にも同じものをやりました。半年経って自分にどんな変化があったか測るものですが、フィードバックは特にありませんでした。復帰後のパフォーマンスや再断裂に対する不安などを1から10の段階で自分の気持ちに最も近いレベルを選択するというもので20問くらいあります。

 最後は筋力測定です。レッグカールとエクステンションを組み合わせたような装置に座って全力で膝の曲げ伸ばしを10回行い、筋力と可動域をチェックします。右に対して、左が80%以上の筋力があれば対人メニューへの復帰目安と言われています。

 私の結果は上の通りで、大腿四頭筋(前もも)が81%、ハムストリングス(裏もも)が54%でした。ハムがまだ弱い自覚はありましたが、こんなにもだめかとがっかりしました。今まで色んなトレーニングや治療を診てもらってきた人達の顔が浮かんで、とても申し訳ないし情けないし恥ずかしいなと思いました。
 この結果を持ってもう一度診察室に戻って執刀医の先生と面談をしました。まだゲームへの完全復帰は見送りで、1ヶ月半後にもう一度筋力テストと言われました。日頃の動作系トレーニングの中には、方向転換系のカット動作をもっと取り入れていくようにとのことでした。

 自分のやってきたことではまだまだ足りない。

 自分にがっかりする暇もなく、数字で突きつけられると言い訳の一つも浮かばないので、次の筋力テストで絶対に合格するために集中的にハムを鍛えます。同時に動作系の片足スクワットジャンプや、有酸素系も継続して取り組んで、復帰に向けて必要な要素を本格的に準備していく段階に入った、と自分に言い聞かせながら頑張ります。
 やるべきことが増えても1日の時間は限られているので、削れる日常は削りながら前向きに淡々とやるのみです。食事と睡眠の質を高めることも、今まで通り継続していきます。

 もっと頑張れ、甘えるなと背中を押してくれる人も、自分のペースで焦らず復帰すればいいと声をかけてくれる人も、一緒にトレーニングに付き合ってくれて1番近くで見守ってくれる人も、今の私にとっては全員がとても大切な存在です。
 その人たちに自分がまた活躍する姿を観せたいと強く想う気持ちが、眠い朝や仕事で疲れた夜のトレーニングに向かう1番のモチベーションになっています。

次回:  手術後7ヶ月半 筋力測定2回目

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