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37歳で夢への挑戦


私ごとですが、これまで兼業していた会社を卒業し、絵の制作を中心としたお仕事をしていきたいと考えています。
「日常の中の 些細で、だけど愛おしい瞬間」を、絵を通じて表現していきたい、そう思い決断に至りました。

ちょっと長くなってしまいそうです。

●絵の仕事をしていきたいという気持ちへの気づきと迷い

2015年から絵を描き始め、2018年に本格化。絵を描きながら2021年に初個展を行いました。個展開催の初日、 涙ぐんでくださる方もいて、私にとって人生で忘れられない日となりました。中には去年名古屋から新幹線に乗って足を運んでくれた方も。
制作を続けていく中で「この創作活動を仕事にしていきたい」という気持ちが確信になっていきました。だけど会社を辞めて本業として挑戦することには、ずっと迷いがありました。

AIが進化した現代で、絵を描くことで生計を立てられるのか、家族を養えるのか、失敗したら再就職は難しいではないか、などいろんな思いが頭の中にグルグルしていました。
美大も卒業していないのに、絵の仕事で生計を立てられる人なんて一握りだということも理解しています。


●心に残るお仕事を通じて感じた、どうしても諦めきれない気持ち

そんな中、いくつかのお仕事の中で、どうしても夢を諦めたくないと実感しました。少しだけご紹介させてください。

私は現在オーダー水彩画の依頼を受けて絵の制作をしています。



オーダー水彩画のコンセプトは「あなたの忘れたくない瞬間が、 20年後も瑞々しく思い返せるように」です。ただ似せるための絵ではなく、その時の感情がいつまでも蘇る作品にしたいと思っています。

なので、必ず絵の制作に着手する前に、「絵にこめたい気持ち」を依頼主の方にヒアリングしています。

こちらの画像は、お母さんと息子さんの絵を描かせてもらったものです。
記載しているのはヒアリングでお伺いした、絵に込めたい気持ちです。  




その想いと光景が美しくて、描いている私も胸が熱くなりました。
祝福され守られるようなイメージで、薄く重ねた柔らかな色に包み込まれる2人を描きました。水彩画では桜などをより抽象化し、ずっと続く春をイメージしました。

そして、頬を赤くした男の子とお父さんの背中の絵も描かせていただきました。

込めたい想いはこちら。
「泣いてしまった息子は、私たちが抱っこすれば当たり前のようにその温もりに安堵した様子を見せてくれます。
だけど、その当たり前はもしかしたら短い時間なのかもしれない。いつか困難に一人で闘わないといけない時がくる。短い時間なのであれば、それまでなるべく多く抱っこしたいと思いました。」


目もお鼻もほっぺも赤くなるほど泣き続けていたのに、抱っこされた瞬間にスンと泣き止む息子さん。全身でお父さんの体温を感じ、安堵している様子を描きました。

依頼者の方々は、私を信じて、こんなに大切な気持ちを託してくれます。
私は、依頼者の方の気持ちや光景に感動しながら絵を描き、そして絵を受け取ってとても喜んでくれます。それはなんて幸せなお仕事なんだろうと心から実感しました。

そして、依頼者の方の多くの言葉にとても励まされました。
こちらは依頼者の方からのメールです。

「昨日、水彩画が届きました。
家族3人でせーのであけてみんなで声を上げて
喜び、しばらく3人で楽しく鑑賞しました。
すばらしい水彩画を描いて頂きありがとうございました!大切に飾ります。

子供が成長したら(5年後?10年後?来年?)またyukkoさんに水彩画をお願いしようと思います。 それまで、ぜひこの皆さんに笑顔を届けるお仕事を続けてくださいね。」


ふとした時に息子から「お母さんの夢は?」と聞かれて、絵の制作を中心としたお仕事ばかりが頭に浮かぶ自分に気づきました。
自分の気持ちに素直になりたい、子どもたちやお客さんの気持ちに応えたい、
自分の働き方を変えるしかないと思い、長い時間をかけて会社員を卒業することを決断しました。

●今後について

今後は、「日常の中にある些細だけど瑞々しい瞬間、振り返ると愛おしい瞬間」を描くため、水彩作家yukkoとして活動していきたいと思います。


ご紹介資料も作成したので、よかったらご覧ください。素晴らしい方々と一緒に、ブランドロゴの制作や商品開発などをさせていただきました。

水彩作家yukko ご紹介資料

今後していきたい仕事としては、
「忘れたくない瞬間を、20年後も瑞々しく思い返せるように」をコンセプトとした個人向けのオーダー水彩画の制作。
日常の中にある些細で幸せな瞬間を描いた絵やグッズの販売。
書籍・メディアの挿画、絵本や作品集の制作、空間演出、マーケティング支援などなどです。

何かの形でご一緒できそうでしたら、ぜひお声がけください。

・大切な時間を絵にしたい、大切な人に絵を贈りたい
・言葉や詩や俳句や曲のイメージを作りたい
・空間を彩りたい
・ファミリー向け、女性向けの商品開発、ブランドロゴ・コミュニケーションツールを作りたい

SNSやクラファンで応援してくださったみなさん、本当に有難うございます、勇気をいただきました。

前職でお世話になった皆さんが心から応援してくれました、なんて温かい人たちに囲まれていたんだろうと改めて実感しました。
支えてくれた友人、後押ししてくれた家族に心から感謝しています。
これからも不器用ながらに、自分の夢に向かって、小さな一歩を進み続けたいと思います。

そんな節目の展示会 #小さな君との日々展 を今度予定しているので、もし良ければご覧ください。(本展示は2023年6月に終了しました。)

これからもよろしくお願いします🌱

サポートいただいたら息子とのお出かけに使いたいと思います、そしたらまた絵を描きたいと思います✨