私①

夜の街をもがきのたうち這いずり回って
気づけば夜光虫が打ち捨てられた冬の海
太陽の色を忘れた瞳が青々しさに震えている
涙と嗚咽は氷塊となり私を静かに凍てつかせる
絶望するための方法は百個くらい知っているけれど
希望の光を拝むにはたった一つの手段しかない

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