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2022年映画ベスト10/エンタメ総括

今年も恒例の映画ベストのご紹介&ドラマ、アニメ、マンガ、YouTube、音楽のふりかえりです。

はじめに

年末恒例でかれこれ今年で17年目。

参考)直近10年間のランキング/TOP1
・2012年に見たランキング/『幸せへのキセキ』
・2013年に見たランキング/『モンスターズ・ユニバーシティ』
・2014年に見たランキング/『ベイマックス』
・2015年に見たランキング/『はじまりのうた』
・2016年に見たランキング/『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
・2017年に見たランキング/『メッセージ』
・2018年に見たランキング/『カメラを止めるな!』
・2019年に見たランキング/『スパイダーマン:スパイダーバース』
2020年に見たランキング/『パラサイト 半地下の家族』
2021年に見たランキング/『空白』

Filmarksでも年間ランキングを発表しています。映画好きが評価したランキングです。こちらも参考に。

2022年は総計51本の映画を観ました。(※旧作も含みます)
そのうち、23本は映画館で鑑賞しています。もっと観たいのですが、子供がいるので、月2本くらいが限界ですね。

ちなみに、Filmarksで★5つけた作品は2本、★4.5つけた作品が6本でした。

以下、2022年新作公開・配信された映画を対象とした「#2022年映画ベスト10」です。

映画ベスト10

1位 『THE FIRST SLAM DUNK』

小学生の頃から、何度も何度も繰り返し読んだ、人生で一番好きな漫画。それが一番良い形で映画化してくれて、本当に井上先生には感謝しかない。2回観ましたが、至るところで泣いてしまいます。原作に思い出がある人ほど、震える最高の映画。

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2位 『コーダ あいのうた』

ドラマの『silent』や『ケイコ 目を澄ませて』もそうですが、耳が聞こえない人を題材とした作品が多かったですね。表現の仕方がそれぞれ工夫されていて感動します。FILMAGAでも紹介しました。スラムダンクがなければ、ベスト映画でした。

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3位 『トップガン マーヴェリック』

なんと言っても今年はコレ。興収も実写で唯一100億行き、コロナ禍で遠のいた年配層のお客が戻ったと言われる映画館業界の救いの作品。これぞ、映画館で観ないでどうするんだ?と言えるくらい最高の映像体験でした。

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4位 『さかなのこ』

さかなクンの半生を描いた作品で、こんなにも面白い映画になるなんて。全く思いませんでした。好きに勝るものなし。子育てをする全ての人に見せたい映画でした。

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5位 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

スラムダンクもそうでしたが、熱狂的なファンがたくさんいる作品を作るプレッシャーって相当なものだと思います。すべてのファンを喜ばすのって難しいことだと思ってしまうのですが、それをやってしまうとんでもないのがこちら。制作の苦労がどれだけのものだったんだろうと思わず想像してしまうほど、すごい映画。

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6位 『ドリームプラン』

『さかなのこ』もそうでしたが、自分が親だからどうしても親目線で映画を観てしまう。どちらの映画でも言えることが、子供がしようとすることを肯定してどれだけサポートしてあげられるかなんですよね。子育て映画として素晴らしかったです。

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7位 『ONE PIECE FILM RED』

2022年興収BEST、186億円。後述しますが、今年はワンピースの年といっても良いのではないでしょうか。漫画も最高に盛り上がり、アニメ、そしてYouTubeの考察も盛り上がりました。映画も、音楽要素やシャンクスという重要キャラも登場したり、盛り沢山で誰もが楽しめる内容になっていました。スラムダンクやドラゴンボールなど、東映作品が目立った一年でしたね。

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8位 『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

タイムループ×仕事×コメディ。劇中の漫画が良い味していて感動的なテイストにもなっています。コンテンツスタジオ CHOCOLATE製作の映画。今年同じくCHOCOLATE製作の『14歳の栞』を劇場で観られたのですが、こちらもめちゃくちゃよかった。

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9位 『RRR』

日本のインド映画の興行成績を塗り替えた作品。3時間越えでも飽きさせないこれぞ歌って踊って楽しめるインドのエンタメ映画って感じでした。熱狂的なファンが何度も観たくなるような作品です。

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10位 『ケイコ 目を澄ませて』

今年の映画納めで観て、ちょっと迷ったのですが、こちらもランキングに入れました。ボクシング映画に求めるカタルシスがないのですが、静かでいて、不思議と心に残る映画でした。なんといっても"誠実"、"正直"なんですよね。映画ってどうしても、山を作るために現実では起きないような演出が入ると思うのですが、それがないし、それでいて映画的。日常を観ているだけでもこれだけ心を揺さぶるのだから、映画って本当にいいなーって改めて感じさせる作品でした。

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#2022年映画ベスト10 まとめ

1位『THE FIRST SLAM DUNK』
2位『コーダ あいのうた』
3位『トップガン マーヴェリック』
4位『さかなのこ』
5位『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
6位『ドリームプラン』
7位『ONE PIECE FILM RED』
8位『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
9位『RRR』
10位『ケイコ 目を澄ませて』

その他、『すずめの戸締まり』『ハケンアニメ!』『さがす』『神は見返りを求める』『キングダム2 遥かなる大地へ』『SING/シング:ネクストステージ』も良かった。

<新作以外で映画館やVODで観て良かった作品>
『アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』『14歳の栞』『タリーと私の秘密の時間』『ベイビーわるきゅーれ』『マグリナント』

<「プレチケ」という過去作を上映するプロジェクトで関わって観た映画>
『ピンポン』『ソーシャル・ネットワーク』『桐島、部活やめるってよ』『わたしは光をにぎっている』『アイアンマン』『コンジアム』『ウルフウォーカー』『ブレッドウィナー』『ガメラ2 レギオン襲来』『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』『しゃぼん玉』『パーフェクトブルー』『呪怨』『百円の恋』『パンズ・ラビリンス』『ゾンビーバー』

今年は、ドルビーシネマやIMAXなどの高画質・高音質を売りにした映画や映画館が増える一方、老舗のミニシアターの閉館のニュースも目立った一年。

ニッチで個性的な映画を上映してくれる映画館が少なくなるのは寂しいです。国内で上映される新作だけでも1年で1000作品を超え、さらに海外も合わせるとさらに多くの映画が生まれています。新作だけでなく、旧作もいい映画がたくさんあります。その中から自分にとって"いい映画"に出会うのは難しいのですが、身近の映画館で観れる映画を観るというのも一つの出会いだと思うんですよね…

良い環境で観ると、その映画との出会いはさらに良いものになる。映画がもっと身近な存在になるためにも、映画館も新しい形が求められているのかもしれません。


ドラマベスト

『ヒヤマケンタロウの妊娠』

これは良質なドラマです。男性が妊娠するという点がフィクションなだけで、妊娠・出産・子育て、どれも"リアル"です。ジェンダーから生まれる差別問題を扱った社会派ドラマだと思います。

朝起きたら妻になって妊娠していた』という別の漫画をたまたま今年読んだのですが、こちらもリアルでおすすめです。あるあるがたくさん詰まっているので、子育てをするすべての男性に読んでほしいです。

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あと今年は『silent』『今際の国のアリス シーズン2』も観ました。

アニメベスト

『チェンソーマン』

オープニングめっちゃ良い。いろいろな映画のオマージュが詰まっています。藤本タツキ先生の世界観がすごすぎて、頭の中どうなっているんだろうと思うくらい天才的な表現。(長編読切『さよなら絵梨』もすごかったですね。)アニメから漫画にはまったのですが、アニメのクオリティもめちゃくちゃ高い。

そのほか『SPY×FAMILY 第1クール』『鬼滅の刃 遊郭編』『ワンピース ワノ国編』も観ました。

漫画ベスト

『チェンソーマン』

漫画もベストです。アニメから漫画へ。一気読み。ハマりました。

そのほか『賭博堕天録 カイジ 24億脱出編』『GIGANT』も読みました。

YouTubeべスト

『もっちー先生』

今年のYouTubeは、もっちー先生ですね。ここまで考察できるワンピースがすごすぎるのはそうなのですが、こういう考察系があるからこそ、それが改めて再認識させられるし、新たな発見が生まれてもっと楽しめる。もっちー先生の12時間くらいやる週1度のライブもアーカイブで聴いてたりしてました。もっちー先生は声が良いんですよね。寝てるときに聞くと気持ちよく寝落ちできるんですよね。

同じくワンピースの考察で人気の『ドロピザ』も面白い。美男美女の兄弟でやっているのでビジュアルが良いのはもちろん、考察の質と編集の面白さ、そしてお兄さんの凌さんの想いが熱くて好き。

ビジネス系のYouTubeチャンネル『PIVOT』も面白い。広報のプロにPRの技術を学ぶ「Star Skill Set」や「マッキンゼーの思考法」がよかったです。

音楽ベスト

「おもかげ (produced by Vaundy)」 -Aimer幾田りらmilet

懐かしい感じのする音楽。今年の初めから何度も聴いてました。この3人が人気なのもわかります。

<そのほか良く聴いた曲>
・「残響散歌」 - Aimer
・「ミライヘ - feat. 朝倉未来」- UPSTART朝倉未来
・「私は最強」 - Ado
・「Break Free - Japan Version」 - 坂本真綾,斉藤司
・「第ゼロ感」- 10-FEET
・「LOVE ROCKETS」- The Birthday
・「生きろ」- Mr.Children

さらに今年はミスチル30周年ライブ(Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス)に行けたのがよかった。やっぱりミスチルは永遠ですね。毎年お世話になってます。

おわりに

今年の映画業界は、プラスの面だけでなく、映画業界のハラスメントの問題などマイナスの面も話題になった一年でもありました。昔からある業界特有の問題もあると思いますが、これを機に、映画業界にも新しい価値観を持ってほしいなと願っています。それを先導する新世代の監督も、もっと応援していきたい。

考え方は異なる人もいるかもしれませんが、個人的には、作品には罪がないと思っています。もちろん、作品を純粋に好きとか応援しづらくなりますが、映画を作るのに、さまざまな人が関わって、多くの時間が費やされているわけで、子供に罪はないって思いたくなる。

誰もが反省してやり直す機会はないと、社会全体が嫌な感じになると思うんですよね。被害者からしたら、そんなことどうでもいい話ですが、映画を愛する一人の立場からすれば、ダメなところは反省してもらいたいと思いつつ、これからの未来を応援したいという気持ちです。

ということで、いろいろなことはありつつも、私たちを楽しませてくれたり、落ち込んだときに元気にさせてくれるエンタメ。それを生み出したクリエイターの方々へ感謝の気持ちは忘れません。もっと業界全体が盛り上がって、みんなが金銭的にも豊かな生活を送れたらいいのになー。。。

読んでいただいてありがとうございます🙇‍♂️

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