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2019年、アート寄りの1年。作りはじめの年。

4月 コンテンツ展で鈴木おさむさん、落合さん、NewsPicksの佐々木さんのトークを見た後に、上野 東京都美術館「奇想の系譜展」へ

江戸時代ってすごい。
若冲の一筆書きの筆跡に息づかいを感じる。
『河豚と蛙の相撲図』みたいな突拍子もないようなものもよし、
『紫陽花双鶏図』最高。

曽我蕭白『群仙図屏風』、圧巻。圧倒的な気味の悪さ。
車椅子のおじいさんが「よーく見て、夢に出てくるぐらいよく見ておかないと」と連れの若者に言ってた。さすがご老人、言うことが違う。
この絵が描かれた時代の人たちは、何を見て何を考えていたのだろう。

長沢芦雪の『なめくじ図』、癒し。
『猿猴弄柿図』の剽げた猿が味わい深い。

狩野山雪の『龍虎図屏風』、虎の前足が揃ってておじさん、おばさんたちがカワイイ、カワイイ言ってた。

岩佐又兵衛の『山中常盤物語絵巻』、蒔絵細工のような豪華絢爛な絵だけどテーマがサスペンス劇場。

白隠慧鶴『達磨図』、シンプルさと力強さに度肝を抜かれる。山姥おそろしや。

歌川国芳の骸骨がモダンに見えてくる。血も出てないし、筋張った手足や、気味悪く膨らんだ腹もない。

誰も見たこともないような世界を描く!という当時の人々の気概が伝わってきた。数百年経っても途切れず伝わるエネルギーの強さをひしひしと感じた。描かずにはいられなかった人たち。

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4月 友人と自由が丘へ

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どぅららの生どらと、若佐さんの絵
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4月 塾生と、もくもく会。
たまたまその時そこにあったものを描く。

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ステキすぎる似顔絵を書いてもらった

4月 オフ会 & その前に塾生のみんなと浅草の『ロック座』へ
オフ会前にお茶をしながら、塾生と真面目に女性の裸について語る。同じものを見たのに、それぞれみな見方や考え方が違うのが面白かった。

5月 麹町中学工藤校長の『学校の「当たり前」をやめた。』を読む。
キーワードは子どもたちの「自律」。子どもたちが「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ための学び。時代遅れの「学び」にしないために外部の人材を活用する。

5月 寺社イベント 『向源』
いろいろな仏教の宗派を集めた声明のライブ、日蓮宗の木剣祈祷の迫力がすさまじかった。稲田ズイキさんのトークイベントで、アイドルオタクの視点からの仏教について話を聞く。第一声は「今日は頭にうんこ乗せてきました」。若手僧侶の悩みとか、ゆるい僧侶トーク。

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5月 塾生からVRのHMDをお借りしたので、VRをお試し。The BODYで血管の中を旅する。

5月 塾生による、木の勉強会&音の勉強会

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木を取り囲む、怪しい集団

5月 『櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展』、いろいろなことが過剰。人間ってこういうものだから、いろいろ過剰でも、もうしょうがない、って気になってくる。

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5月 某ハウスでの勉強会

5月 サントリー美術館、『左脳と右脳でたのしむ日本の美』
右脳と左脳を別々に使いながら作品を鑑賞する。
右脳では、お香のかおりがしてくる(しかも作品によって香りも違う)。のぞき窓から見たり、光の反射や、彫を手触りで感じたり。お椀の裏だけを眺めたり。

左脳は説明文の嵐。

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茶碗に描かれた松の緑は碗の中のお茶の緑を意識して描かれている!奥深い。

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見立て、日本っぽさ。
「造形物を知名度の高い他の事物になぞらえて、理解を助け、親しみ深さを増進させる工夫」

煙草盆、機能の集約と凝縮。

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器の外側の装飾的な絵柄と、対象的にモノトーンの内側の絵柄、蓋物を開けた時の意外性の演出。「『蓋を開ける』という動作をデザインする」、なるほど。

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傘をさすと床にプロジェクターから投影された映像が映る。床の映像では鳥が飛んでいき、水紋が広がり、花火が打ちあがる。

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黒漆に朱漆を重ねて塗る根来塗、渋い。「朱漆が摩滅して下の黒漆がのぞいた独特の風合いが侘びの精神にかなう」なるほど。朱漆塗は縄文時代から行われていたらしい。

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ビイドロの酒瓶の説明「単純生産による量産品」。ヨーロッパのガラス製造法の指南書が翻訳されたのは19世紀。

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いろんな説明文の引用元が「角川日本陶磁大辞典」「新版茶道大辞典」だった。

加賀麩不室屋の麩まんじゅうと、お茶をいただく。

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その後、上野に移動。
東京国立博物館「東寺 空海と仏像曼荼羅」へ。
如来像は江戸時代に再建?されたもの。
それ以外は平安時代の仏像だった。
帝釈天騎象像、持国天立像が特によかった。
持国天立像は足元にいる邪鬼まで全身を一材から彫り出されているらしい。木の勉強をした後だけに、どれだけ大きな木が使われたのだろうかと気になってしまう。

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描いてみた。

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6月 鎌倉在住の塾生の方に鎌倉を案内してもらうという贅沢なイベント

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6月 下北沢織部で金継ぎ体験。パテで隙間を接着してから、漆(金や銀と漆、うすめ液をまぜたもの)を乗せていく。

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スピッツのレコードが流れる中、なすおやじでカレーを食べる。
わたしが東北沢に住んでたのはもう10年以上も前になる。

6月 第7回 JST CREST xDiversity シンポジウム。Ontennaプロジェクトの取り組みからみるxDiversityの在り方がテーマ。

6月 教育ITソリューション展で見つけたロボットカー(micro:Maqueen)。小ぶりでカワイイ、値段も手ごろ。

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6月 谷中銀座のひみつ堂でかき氷。並んでたら志村けんが番組の撮影でお店に入っていった。「おいしかった~」ってニコニコしながら出てきて、とてもいい人そうだった。

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カウンセラーの学校の友人たちと日暮里のレストラン ザクロ (ZAKURO)へ

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6月 塾生と裁判傍聴イベント

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7月 オフ会

7月 塾の交流会(お食事会)

7月 沖縄へ。

とまりん近くのホテルのそばにあるお弁当屋さんの300円弁当。安すぎる!

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万座ビーチ・万座オーシャンパーク。水上アスレチックは、転ぶし滑るし滑り台すべって落ちたら足付かない深さ。かなり必死!
自然と自分の中の野生が覚醒されて、プラスチックの摩擦の加減が分かってくると転ばなくなってきた。

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ちゅら海はいい
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子どもの興味は水族館よりアスレチック
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わき見をさそう看板

国際通り横道の果物屋さんの生パイナップルジュースが美味くてヤバい。

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7月 21_21 DESIGN SIGHTで『虫展』。企画監修は、養老孟司さん。
美しい虫、美しい多様性の世界。

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7月 能とお茶の会。宝生能楽堂。
能の舞台の説明や、能の歴史について教えてもらう。
足袋をはいて舞台で能のプチレッスン。すり足で歩いたり、泣くしぐさをしてみたり。小さな動きの違いで感情を表す。ゆっくり動くのはとても難しい。

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舞台裏では衣装や面、道具の説明を聞く。
能は演目の数が相当多いらしく、同じ演目を何度もやることはほとんどないらしい。

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面は光の当たり方で同じ面が違った表情に見えたりする。

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切戸口。シテ方が舞台で何かあった時のために後見がいて、倒れたらすぐ代役として舞台に立つという話しを聞く。これ、実際にあるらしい。

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最後に羽衣の舞を見せていただく。

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お茶とお菓子をいただく。

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8月 ラーメン ヤスオのラーメン

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友人の旦那さんのお店、トッピングもりもり

8月 某ハウスでもくもく会。もくもくと拭き漆の作業。

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8月 新しいアイテム

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8月 MITメンバーによるScratchワークショップ

MITのメンバーに、阿部先生も参加されたワークショップ。
学校でScratchをガンガン使ってるので、開発元であるMITのメンバーに直接、質問を聞ける・困りごとの解消をお願いできるというありがたい会だった。
全国各地から来られた先生や、ICTの勉強会で以前お会いした方や、塾生の知り合いの方やらともお会いして、いろいろな人とリアルにつながることができた。

「低い床」「広い壁」「高い天井」、projects・peer・passion・play の話しを聞いたり。
Scratch+micro:bitのツールをいろいろ見せてもらったり。
みんなで考えて、ペアで「オリンピックの競技をデザインしよう!」を考えて実際にプログラムを作って発表したり。
MITのメンバーから話しを聞くことで、作ることを楽しむ!というScratchの哲学を感じることができた。

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8月 小田原のOTA MOKKO訪問。
作業場と同じ敷地に店舗がある。
ずっと来たかった場所、本当に素敵だった。

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8月 初の代官山シェリー、三宅さんに髪を切ってもらう。

8月 耳で聴かない音楽会@東京オペラシティ
・ジョン・ケージ「4分33秒」
・「剣の舞」
・パッヘルベルのカノン
・ルロイ・アンダーソンの「タイプライター」
・アンダーソン「サンドペーパー・バレエ」 ※紙やすりで参加
・サンサーンス 組曲「動物の謝肉祭」

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8月 塾の美術部イベント

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8月 オフ会 & オフ会前の塾生イベント、これからの教育を考える会
みんなが作ったレゴが個性的でよかった。その前の話しでテンパりすぎて、自分がどんなの作ったか何も思い出せない。

9月 塾長のいないオフ会

9月 塾のもくもく会

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(追記)
9月 民藝について調べてた時期。鞍田さんのコンテンツで学習する。

10月 第8回 JST CREST xDiversity シンポジウム@東京ミッドタウン・カンファレンス。今回はデザインがテーマ。塾長と同じTシャツ着て最前列に座ってしまい謙さんに、にやにやされながら写真を撮られた。

遠藤さん
・人間の身体はどうやって動いているのだろうかということに興味がある。
・乙武プロジェクトについて、人の足のようにしているのは、ある意味大衆に媚びたデザイン。

菅野さん
・乙武さんをこうしたいというより、乙武さんがどうしたいかに興味がある。

落合さん
・まだ乙武さんを飛ばそうと思っている。
・収まりが悪いものでも、いびつはいびつで美学がある。普遍性がダサい。
・単純を経由して複雑にたどりつくのを何周もするとトリックスターになれる。
・生き方としてはアートしかやらない、仕事ではデザインはする。

10月 ミッドタウン

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10月 娘のイラスト。描いたのはもうちょっと前かな。

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(追記)
10月 落合陽一個展「情念との反芻 ―ひかりのこだま、イメージの霊感―」銀座 ライカ
映画だ!と思うような写真がとても印象に残った。
淡くてい深い色合いの写真がストーリーを語りかけるような。

10月 家庭教師の関係で、ディスレクシアについてNPO法人に話を聞きに行く。どんな合理的配慮を学校に求めることができるのか、などいろいろ教えてもらう。
そしてもう一歩踏み込み、家庭教師だけど学校に配慮を求めるための話しをしに行ったり、その後、病院にwiscの検査に同行したりという流れになる。

11月 埼玉県立歴史と民俗の博物館
ものづくり工房体験が格安で、体験三昧。
藍染めはハンカチ一枚200円で体験できる。

模様にするところを輪ゴムで留めて水につける、水を絞ったら藍甕にハンカチを入れてかっちり2分揉んだりゆらゆらさせる、藍甕から出したら開いて空気にさらす(空気酸化①)、軽く水ですすいで輪ゴムを外す、広げて空気にふれさせる(空気酸化②)、水につけてふり洗い(水中酸化③)、タオルにはさんで乾かす、外に干して乾かす。

①の酸化は青いところや黄色や黄緑だったりするのが、空気に触れてどんどん濃い青になってくる。②でも黄色味がかったところがどんどん青が強くなる。③ここでは水に触れたとたん魔法みたいに藍色がうわって出てくる。

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11月 ダーニング

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11月 塾生遠足 檜原村
天気が悪くて木の伐採はできなかったけど、山に登ったり、焚き火してお弁当食べたり、帰りに温泉入ったり。最高の大人の遠足。

チェンソーズの青木さんにいろいろ教えてもらう。
・スギ、ヒノキなど針葉樹林のほうが真っ直ぐで木材として使いやすい。
・同じ年数の木でも、細かったり太かったりするけれど、細いのが悪いわけではない(年輪がつまっていれば硬くて丈夫だから)。
・たくさん葉が落ちる広葉樹があることで、落ち葉が土の栄養になる。
・山だからといって、夏涼しいわけではないし、草も生い茂る夏の作業は過酷。
・山で仕事をしているご老人方はぼけない。

行ってみて分かったこと。山の傾斜はヤバい、木を切ったり運んだりできる気がしない。

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11月 友人との散策。新しくなった渋谷パルコへ。

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桜丘カフェ。

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日本科学未来館『計算機と自然 計算機の自然』

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11月 塾生の結婚式で鎌倉へ
光があふれるキラキラした結婚式で、幸せな気持ちになる。

12月 塾生と春日部の首都圏外郭放水路へ。ハーネス付けてキャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていく立坑体験コース。

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12月 チャップリンの街の灯をオマージュした歌舞伎の演目『蝙蝠の安さん』。幸四郎の安さんは歌舞伎だけどチャップリンだった。映画のシーンを意識した舞台のセットでそれもよかった。

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12月 久々のボンベイバザール

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なつかしいカレー

12月 初めて見に行った能の演目。流派混合の、くじびき大会や懇親会まであるおたのしみ会のようなイベントだった。観世流の能楽師 武田宗和さん(能楽協会常務理事)と気軽に話しができたり(写真撮ってもらったり)、なんとも不思議な能ワールドだった。
そして趣味の合いそうな塾生の方と初めてお会いしたのもここ。

12月 TSUBURAYA CONVENTION 2019「中沢新一 × 落合陽一 『日本人とウルトラマン』」 特別対談
個人的にも中沢さんと、落合さんという組み合わせは、夢のコラボ。

中沢さん
・日本人は怪獣的なもの、人間のそとにあるものを、自分とは別のものだと考えない。怪獣は自分だと考えているフシがある。
・日本文化は野蛮な文化は自分たちの中にあると考える。怪獣は自然の化身、自分たちとは別とは考えなかった。ヨーロッパ人は、怪獣は完全な敵だと考える。
・ウルトラマンは自然に対する礼儀がある。ぜんぜん卑怯じゃない。相手を愛している。コミュニケーションが生まれている。
・みうらじゅんが仏像だと言っていたけど、ウルトラマンは仏像。仏像的な要素はものすごく強い。
・アルカイックスマイルは慈悲をあらわしている。目玉がないというのは、大事な要素。唯一神(キリスト教より前)は目玉がある。世界を凝視して金縛りにして支配する。眼力はよくない、ウルトラマンは相手を支配しない。そういう存在。

落合さん
・妖怪から怪獣になった人がSNSにいる。炎上する社会構造。
・ウルトラQ的な世界に戻ってきている。SNSで毎日カネゴンが生まれている。
・中沢さんがウルトラQは豊だったと言っていたが、豊かさについて考えていた。デジタルの社会ももっと豊か。何らかのお祭りが起こって。豊かでなめらかな社会。もっともっと簡単に問題解決できる。

中沢さんが終始楽しそうに話していたのが、とても印象的だった。自分の話しの解像度をこの若者は同じレベルで理解してくれるだろう、そして自分とは違う切り口で新しい考えを見せてくれるだろうという期待と信頼のようなものを感じた(わたしの見解)。

12月 オフ会&忘年会

12月 塾生の方に教えてもらった、実はいつも仕事で行っている場所の近くにある河鍋暁斎記念美術館。小さいながらも妖怪ものや骸骨もの、暁斎の多才な筆づかいが間近に感じられて、とても見ごたえがあった。
一枚の絵に何人もの人々の躍動感ある動きがあったり、お化けのフリをした人と驚いてすっころんだ坊主あり、カッパの学校では椅子がキュウリでできているユーモラスさもあり。教科書の挿絵も書いていたりして、昔のようでそう昔ではない時代の人だったんだなという気がした。

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12月 年末恒例の築地買い出し。

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築地青空三代目の丼
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豆屋さんはいつも通り

1月 実家の近くにある四所神社。

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1月 オフ会

1月 お台場のチームラボへ。美しいデジタルの世界。

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1月 鹿の角でナイフにした黒曜石で肉を切る配信。なぜこんなことをしようと思ったのか、まったく謎。
塾生がこれをうけて、縄文繋がりで火打石の配信をしてくれたw。

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1月 御茶ノ水 穂高

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1月 北浦和にある埼玉県立近代美術館の『ニューヨーク・アートシーン』展。
・マーク・ロスコ 深くて暗い。
・ジャクソン・ポロック オシャレ。
・アンディ・ウォーホル 『キャンベル・スープⅡ』
・ジョージ・シーガル『コーヒーを注ぐウェイトレス』 止まっているのが怖い。
・チャック・クロース『ジョー』
・フランク・ステラ『ゲッティ廟』 線の優しさがぐっとくる。
・桑山忠明『無題 赤』 フランク・ステラを見た後はフムフムといくらでも見ていられる感じ。
・草間彌生『アキュミュレーション』 赤のリズムの強弱がまるで音楽のよう。
・杉本博司『ラジオシティ・ミュージックホール』『オハイオ・シアター』 動物の作品。時間が閉じ込められたような濃密さあり。
・篠塚有司男『将軍バー』 クレイジー・ジャーニーに出てた人だ!ここで見れるとは思わなかった。
・バスキア『無題』 バスキアだー!

どれだけ抽象的な作品でも、人が描いたものは息づかいが感じられるし、生命感があった。いい布を見ているのと同じ感覚。

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1月 コドモデザインサミット『高橋鴻介さんと考える限界や境界を超えるやさしいデザイン』に娘が参加。ほかの子たちとLINKAGEで遊ぶ。このゲームは触手話をヒントにした、すべての人が楽しめるゲームとしてデザインされてる。xDiversityで何度かお見かけした和田夏美さんもサポートで参加されてた。

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1月 南千住のカフェ・バッハへ。パナマ・ドンパチ・ティピカを飲む。煎りの浅い豆で好みではないのかなと思ったけど、豆の種類が気になり頼んでみたら、最高だった。

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バッハを出ると、昼間からワンカップ片手に道端にたむろするおじちゃんたちがいるのは、相変わらずのこの辺りの風景。

コーヒー屋さんをはしごして、銀座の『カフェ・ランブル』にも久々に行ってみる。店主の気難しさが表に出すぎてて、店員さんが気の毒になりこっちが疲れた。

2月 五百羅漢の節分。みうらじゅん目当てで行く。豆を山ほど拾い、じゅん豆も見事キャッチ。

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2月 対談イベント「シンギュラリティ時代の介護と多様性 Vol2」
落合陽一さん、シルバーウッドの下河原忠道さんの対談。
自動運転が可能な車椅子、xMove(クロスムーブ)の紹介。

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2月 はなまるの高濱先生の話しを聞きに行く。エンタメ感満載。
大切なこと
・勘・観・感。全体を把握して考えられる人
・見える力、見えないものの見え具合。価値を見出せる力、要点・本質を見抜く力。
・詰める力。GRID
・これから大切なことは人としての魅力

・外遊びをすることで大切な能力は養われる
・教育や社会に哲学がない。
・外のものをありがたがらずに、本質に目をこらす。
・アクティブ・ラーニング
 井本先生曰く、心が動いているか、目が輝いているか、プルプル。

2月 井本先生の講演会。
「お前らができないと言っているのは、広瀬すずがわたしは新垣結衣ちゃんみたいに可愛くないから外に出れない、と言っているようなものだ。お前らは、広瀬すずだ!」という話しが好き。

・「ダメでいい、ダメがいい」
いまここにいるのに、そのままでダメな訳がないじゃないか

・受験勉強の問題が解けるというのは、よくて再現力。
手持ちを増やして解決するのはつまらない。
そうではなくて、今ある手持ちで何とかする。試行錯誤に必要なのは、失敗すること。自分のやり方でやること、自分の考え方で考えること。このふたつがあれば子どもたちは勝手にグルグルする。

・授業について。ぷるっとさせる(感動、知らない世界に触れた)
えっ、違うの?を授業でデザインする。

・頭を使っていない順
 写す⇐聞く⇐読む⇐解く⇐教える

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2月 日本民藝館。
大皿とか割れてて金継ぎしてあるけどそれがかえって美しい(金継ぎめちゃめちゃ上手かった)。
名のある作家の作品でなくても、長く作られることで培われた技巧から自然と生み出される美は尊い。

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次は、Bunkamuraのソール・ライター展へ。
こんなオシャレな写真が撮られたのが1950年代というのに驚愕。
部屋に映写されることで、色彩の豊かさが際立って息をのむ美しさだった。
ヌーヴェルヴァーグの映画が好きだから、同じ年代のソール・ライターの作品も好みなのかも。
ストーリー性のある作品が多くて、女の人の足とかヒールとかのモチーフがフランス映画っぽい。
傘も『地下鉄のザジ』を思い出した。
雨とか湿度とか、闇とか反射とか、分かりやすいのも好き。

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ラストは友人と、塾生に教えてもらった渋谷セルリアンタワー・ベロビストのアフタヌーンティーへ。40階からの眺めを見ながら、ノンアルコールカクテルをいただきつつ、贅沢なアフタヌーンティ。
いろいろなスイーツ・ビュッフェに行ったけど、甘くない軽食付きのここのアフタヌーンティは最高だった。

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2月 YahboomのLEGOに接続可能でモーターも動かせる「Super:bit expansion board」を使って遊園地作り。観覧車がぐるぐる動く!

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3月 Media Ambition Tokyo@渋谷スクランブルスクエア
落合さんの作品「質量に保存する,制約を与える,有限の存在にする.」

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小野澤峻さんの『Movement act』昨年の藝大の卒業製作で話題になっていた作品。動いているのが見れて感激した。

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3月 新型コロナウイルスのために、この辺りの頃には、子どもたちは小学校が休校になり、家で過ごすようになる。だらだらYoutubeを見たり、マイクラやったり。

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3月 オンライン「Live配信:Web特別講義『Google Arts&Cultureでめぐる東京国立博物館』」を見る。

京都造形芸術大学の特別講義LIVE配信。知らない領域の話しで面白かった。
Google Arts & Cultureで美術品がこれほど詳細に見れるとは驚き。

◆東京国立博物館 観楓図(かんぷうず)屏風
・乳飲み子を抱えた女の人の萌葱色の着物は桃山時代に流行った辻が花
・白地に赤の格子柄の着物を着た女の人、当時は縦縞という着物はなかった、横縞ではなく横縞(横段)の着物を着てた。腕のところは縦縞に見えるけど、生地自体は縦縞。桃山から江戸初期あたりの風俗。

◆京都国立博物館 果蔬涅槃図 伊藤若冲
・大根が釈迦に見立てられている! 水墨画。
・パロディではなく、母の日死を契機とした母の成仏と家業の反映を祈ったものという説。若冲は青物問屋の跡継ぎとして生まれ育っている。
・江戸時代、手前にたくさんの動物や昆虫までも書き込む涅槃図が非常に流行した。若冲はそういう雰囲気をきのこなどで表している。

◆静岡県立美術館 樹花鳥獣図屏風 伊藤若冲
・マスが切られていてその上に着色されている。タイル絵のよう。
・動物は実在しているものと、空想のものとが混在している。像は白像(びゃくぞう)。白像は仏教のなかでたくさん出てくる。
・世俗画として描いているもののなかでも、仏教のイメージがどこかにひそんでいる。

◆東京国立博物館 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
・国宝 12世紀の作品(院政期)
・仏教のためにたくさんのお寺が建てられ、仏像や仏画がたくさん作られた時代(院政期仏画)
・白像の上に普賢菩薩が座っている。
・裏彩色(後ろの方から赤みのある色を塗っている)、肌が白くてピンク色。非常に女性的。首のあたりに三道(3段になっている)、肉がふわっと赤みがある。
・頭の上に五仏が乗せられている。
・細い金の装飾がされている(きりがね)
・衣装も華やか、細やか、ものすごく精緻なきりがね。金箔を細く裁断して貼り付けている。
・独得の美しい空間を作り上げている。

◆東京国立博物館 菩薩立像
・玉眼、唯一の玉唇(ぎょくしん、唇にも水晶が埋め込まれている)

3月 近所の夜桜。ライトアップしてくれてる。桜はいつものように咲く。

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相変わらず、塾生とのイベント多し。
アートを見に行くことが増えてて、驚いた。
作るということに対して、哲学や思想を意識し始めてる感じがうかがえる。少し遠出した遠足もよかった。塾生イベントのおかげで、少しずつ行動範囲が広がってきている。











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