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web3のコミュニティで1年間活動してわかったこと

yukka kiyo

web3って話題らしいけど、何なん?と思っていたのが、昨年の12月。理解するにはまずは体験してみようと思いたち、ウォレットを作り、NFTを出品し、NFTを購入し、そしてコミュニティにも入りました。

コミュニティに入ってみると、web3に詳しい優秀な方たちが多く、最初は話されている内容があまり理解できず、オロオロ…。でも、優しく教えてくれる方はたくさんいて、そのおかげでだんだんとトークンの扱いにも慣れ、自分からイベントを企画をしたり積極的に活動に参加するようになりました。

そんなこんなでweb3の世界に入ってもうすぐ1年。web3のことを理解したのか?と言われると、実のところ今でもその本質はよくわかっていません。ただ、コミュニティに入って、実際に体験しないとわからないことはたくさんありました。今回は、そのいくつかをご紹介します。

ほとんどのDAOは、DAOであって、DAOではない?


web3を語る上でかならず出てくるワード「DAO」。自律分散型組織として訳されています。日本語に直しても、いまいちわかりにくい言葉ですね。DAOとは何なのでしょう。

ちょっと前までは、Discordでコミュニケーションをとり、トークンを発行するコミュニティであれば、すべてがDAOだと思っていました。でも、厳密に言うと、それだけではDAOと呼ばないようです。

ある人は「運営に人が介在せず、スマートコントラクトによって自動化されている組織がDAOである」と言い、またある人は「メンバーが自律的に動き、運営者と参加者の壁がない組織がDAOだ」と言う人もいます。実は、解釈の仕方は組織や人によって、かなりの幅があります。

そもそも、DAOはどう始まったのでしょうか。HashHubさんのこちらの解説記事を引用します。

DAOの始まりは「資本形成」と「資金調達」の効率化を図るものでしたが、当時は「法的要因」と「技術的要因」が課題とされました。

従来の組織では管理者と法的ルールによる人的コストをかけた統治によって他の当事者間の取引コストを削減しています。DAOはこの際に発生する「運営コスト」をスマートコントラクトを用いて組織内のルールや手順の一部または全てをコード化し、実装することでワークフローの効率化を行っています。

組織の運営にもっとも大切なお金(資本形成、調達、予算配分)の部分をスマートコントラクトを使って自動化、透明化させることで、不正を防止するために生まれた考え方のようですね。ここから考えると、DAOの定義はとても限定的で、今存在しているDAOはほとんどがDAOではなくなってしまいます。

ただ実際のところは、DAOを目指すためにあえてDAOと名付けている組織もあるし、少し拡大させた独自の解釈でDAOと名付けている組織もあります。現状はその組織がDAOだと名乗れば、すなわちDAOになるという感じのようです。

いずれにしろ、この言葉が独り歩きしている感じが、web3をわかりにくくさせている原因のひとつだなぁと思います。ときが経てば、自然と定まってくるのでしょうが、web3をめぐる言葉はまだまだ混沌としています。

コミュニティの運営は、なかなか大変だ


たとえスマートコントラクトを使用していなくても、web3関連のコミュニティは民主的な組織構造で運営されています。

コミュニティを立ち上げた運営側だけで一方的にことを進めることはせず、どんな小さなことでもコミュニティ全体に投げかけ、コミュニティの参加者と議論をして方向を決定します。運営側と参加側がともにコミュニティを作り上げている印象です。

参加者同士で教え合ったり、初めて入ってきた方をサポートしたり、コミュニティを盛り上げる施策を自発的に立ち上げたり。中には参加者が立候補してコミュニティの運営側にまわることもあります。こうなると、運営側がすべてを自分たちで行う必要がなくなります。

でも、その状態まで持っていくまでがとても大変です。自発的に参加者が動く勢いを生み出せるかどうかは、運営側の熱意によるところが大きいでしょう。たくさん投稿をして、初心者向けのイベントを定期的に開催して、参加者が関われる仕組みを作って、ありとあらゆることしてやっと土台が出来上がっていくのです。

自分が入っているコミュニティも、盛り上がっている(ここでは投稿数が多いDiscordのことを指しておきます)ところは、平日週末問わず活動している立役者が必ずいます。その活動量は、ほんとすごいです。エネルギーを生み出すには、火種を絶やしてはいけないんですね。

web3の成功事例は少ない(だから逆にチャンス!)

政府の成長戦略のひとつに位置づけられたweb3。「とりあえず成長するにはweb3ってのをやらなきゃいけないみたいだよ。ところで、何すんだ?」となっているのが今。

よくわからないから、事例を探してみようとなるのが、まぁ当然の流れです。でもほとんど出てこないんですよね、成功している事例というものが

もちろん「NFTがたった○分で完売した」という事例はいくつも出てきます。ただ、問題はその後です。

NFTで獲得した資金を効果的に使い、NFTホルダーであるユーザを巻き込み、継続的に価値を提供し続けるサービスが出来ているのか。そこまでの仕組みができている事例はなかなかありません。

でもこれは悲観すべきことではなく、ブルーオーシャンだらけということ。これまで課題と思っていたこと、自分が本当にやりたかったことを突き詰めてweb3の世界で実現すれば、先駆者となることができるのです。つまり、今がチャンスのときですね!

web3の主役は「生み出すことができる人」


そして、最後に。コミュニティに入ってつくづく感じるのは、web3の主役は「アイデアを形にできるひと」たちだということです。すなわち、コードを書けたり、デザインを描けるひとたちです。

Discord上で参加者同士でさまざまな議論を交わすことは楽しいですが、コミュニティにいる時間が長くなってくると、正直それだけだと虚しくなるところもあるんですよね…。アイデアを形にしていく過程で見えてくる課題はたくさんあって、それを元に議論を進められるかどうかでは現実感がまったく違います。

Web2の世界でもエンジニアの価値は高いですが、web3でも引き続き、いやそれ以上にその存在は貴重です。なんとなくわかった状態から、ちゃんと理解した状態へと進むためには、エンジニアでなくてもコードの勉強が必要だと感じています。

web3のコミュニティに入ったら、プログラミングの勉強を平行して進めていいくのをおすすめします!(あ、はい、わたしもがんばります…)

まとめ

さて、ここまでこの1年間で特に感じたことを書いてみました。

今後もますますweb3関連のサービスは増え、それに伴いコミュニティも生まれてくるのでしょうね。いったいどんな新しい出会いがあるのか、、楽しみです!

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