NFTアートのオークションに参加してみたらとても楽しかった話
みなさんは、オークションに参加したことはありますか?先日、コミュニティ内でNFTアートのオークションが開催されたので参加してみましたが、予想以上に白熱し、とても楽しかったです!今回は、どのようにオークションを行ったのか、その経緯や面白かったポイントをご紹介します。
オークションに出品されるNFTアート
今回のオークションは参加しているコミュニティ内で行われました。出品されたのは、コミュニティ内にいるアーティストの方が、このオークションのためだけに作成したNFTアート5点です。
ここではお見せできませんが、風や波を表現した先進的で、かつカッコイイ作品たちを作ってくれました。事前にコミュニティのDiscord内でアート作品を発表し、その背景意図などを説明してくれました。参加者はオークションで落としたい作品の目星をあらかじめつけておきます。
オークションで使われるトークン
オークションではコミュニティ内での独自のトークンが使われました。このトークンはお金ではなく、コミュニティ内での活動や貢献に対して支払われる報酬のことです。
貢献度合いに応じてコミュニティの管理者からトークンを送られることもありますが、メンバー同士で感謝の気持ちを表す際にトークンを送ることもあります。
オークションを盛り上げるための工夫
1. クエストをこなすことでトークンを貯める
オークションで作品を競り落とすためにはトークンを貯めていかなければなりません。そこで、コミュニティが活性化するようなクエストをコミュニティメンバーたちが提案し、そのクエストをこなすことでトークンを貯めていくような仕組みができました。
例えば「クエスト①:NFTやDAOなどのWeb3.0について説明しよう!」や「クエスト②:ポッドキャストの感想を投稿しよう!」、「クエスト③:meme(ミーム)を作ろう」などのクエストです。
クエストを提案すると100トークンがもらえ、クエストをこなしていくことでさらに50トークンや100トークンが貯まっていきます。最終的には30個ほどのクエストが提案されました。オークション前の1週間は、メンバーたちが必死にお金稼ぎ(トークン稼ぎ)のために、数多くのクエストをこなしていくので、コミュニティが今まで以上に活発になりました。
今まであまり発言していなかったメンバーも、クエストを通して積極的に投稿するので、それぞれの様子がわかってメンバー同士の距離が近くなりました。
2. オークションbotを使う
オークションは、Discord内に「オークション専用チャンネル」を作り、オークションbotにより競りが行われました。ベット(競り)を行う場合は、チャンネル内に「/bet 100」などのようにコマンドを打ちこめばOK。あらかじめ設定された競り終了の時間まで、欲しい作品目当てにメンバーたちはものすごいスピードでベットしていきました。
3. 実況中継をする
Discordで競りが行われている間は、同時にZoomでみんなの様子が共有されています。ひとりが競りの様子を実況中継をし始めると、競り落とし合戦が白熱!
一気にトークンの単位をあげてライバルを一気に振り落とす人、細かく1トークンずつ刻んでbetする人、そんなそれぞれのbetの様子を面白おかしく実況中継してくれるので、オークションにゲーム性が増して楽しさ倍増!
オークションを盛り上げるなら、実況中継者は必須です。
オークションとDAO
このオークションを通して感じたことはDAO(分散型自律組織)を実践するには非常な有効な手段だいうこと。
オークションを参加するために、メンバー自身がクエストを提案し、達成していく。そしてそのクエストは、誰かが困っていたら助けるものだったり、盛り上げる工夫のものだったり、コミュニティの密度を醸成していくのに役立つものばかりでした。
クエストをこなしているうちに、自然とみんながコミュニティ作りに貢献していたという感じ。自発的に動くから、楽しいし、無理がない。まさにDAO!(同じようなことを企業内でしようとすると、イベント担当が作られ、その人中心にオークションが進められそう…。)
非常に楽しい経験だったので、NFTアートのオークション体験は超おすすめです!
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