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こどもの夢をサポートする方法②

いろいろな職業の人に小さいときからできるだけ触れ合う

幼稚園からの帰宅時間を少しでも延長したいという親の目論見で幼稚園で空手を習い始め、結局4年生まで続きました。5年生で違う習い事との兼ね合いでやめてしまい、それがなければずっと続けていたと思います。

未就園児、幼稚園児になりたいものなど聞いても、たいてい男児はヒーローか、女児はお菓子屋さんとかになると思うので、親ができることはいろんな職業の人に会う機会を作るくらいで、といっても何かするわけでもなく、幼児向けイベントに行くなどで色んなお店屋さんを見たり、親が友人同士の人と子連れ遊びを企画したり、ママ友や幼稚園のお友達とは離れた世界を一緒に経験すると子供の世界も広がりやすいように思います。
その時には反応は薄くてもともかく、色んなところへ出かけると面白い。手作り市などは靴屋さん(作ってる方)や、陶芸作家さんに会えたり、生き物博では、生物学者の方や、動物園で働く方、昆虫園で働く方に会えますし、都道府県の科学センターや、図書館、植物園などこどもが無料で入れる施設も多いのでぜひそういう機会を活用されるといいと思います。

マナーを守って、子連れOKな場所で、楽しくいろいろなところへ出かけると親も子供も世界が広がりますね。

我が家は、夫が僧侶という特殊な職業だったので、
この頃は、我が家の子供たちは、みんな大人になったらお坊さんになるし、家はお寺が普通だと思っていたようです。
夫が特殊な仕事であったのと同時に、私自身も小学校からの付き合いの友人が多く、職業が多岐にわたっていたのと、私自身が芸大出身ということもありアーティストもまわりに多く、子供たちは普段なかなか会うことができない職業の人に囲まれて成長しています。
そんなわけで、我が家の子供たちにとってサラリーマンやマンションが未知の世界!(私と夫にとってもなのですが)未だになかなかお会いする機会がなく、サラリーマンの世界が謎です。

一人目育児の時は、おそらくたいていの皆さんも同じだと思いますが、一人目なので色んなことでばたばたするし、気が付いたら二人目がいてつわりでつらかったり、おなかが大きくて色んなこともできないしと、自分のやりたいこと、子供にさせてあげたいこと、子供としたいことができなくてジレンマがありますが、

大丈夫。この数年何もできなくても正直大丈夫だった。
焦ることは何もないな~というのが感想。

・音楽の夢のサポート

小さい間に音楽教育をすると絶対音感がつくというあれ・・・
長男はそれこそ1歳になる前からリトミックをし、私自身も歌を自宅で習っていたので、長男が横にいたり抱っこしている状況でピアノを弾いて歌ってしていたけれど、絶対音感がある人はおそらく先天的なものだとは思う。
相対音感は身についているので、おそらく幼少期から音楽にふれて身につくのは相対音感の方です。
相対音感がついているとわかったのは、学校の音楽発表会で長男は憧れのティンパニー担当になり喜んでいたのですが、本番に演奏をスタートすると完全にティンパニーのチューニングが狂っており(舞台に設置しておくと照明で温められチューニングが狂う)、オーケストラをしていた私は聞いていて「あ、チューニング狂ってる」と思っていたら案の定、息子も分かっていて、全然大きな音で叩けないし不完全燃焼だったようです。
チューニングができる、音が狂っているとわかる人は相対音感が身についているといっていいと思います。こちらに関しては、年齢があがっても経験を積むことで身につけることができるので焦らなくても大丈夫です。

というのも、特に音楽については幼少期はリトミックやピアノ、バイオリンくらいしか選択肢がないのです。私がやっていたのはテナーサックスとコントラバスでこれは150cm以上の身長がないとまず演奏から不可能。
楽器は身長とともにサイズも変化するので、よほど我が子を天才バイオリニストにしたい!などという意気込みがなければ、楽器の買い替えのペースが多くなり高くつきます。(バイオリンなどは体に合わせて小さいサイズが存在します)ドラムもまともな音で演奏したいとなるとやはり身長が必要です。(我が家の長男は年齢からいうとかなり大柄です)
焦ることなくともかく、音楽が嫌いにならない程度に触れていればいいかなという感じです。
次男はギターをしたいということで、ギターを始めましたが、練習しなくても上手に弾けるとなぜか思い込んでいたので練習を見られることが嫌いで、弾けない自分も嫌いで・・・・という状態でした。夜に一人で部屋で隠れて練習していました。今は他の習い事の都合でやめてしまいましたが、中学くらいになったら再開しそうな気がしています。

コンサートとライブには普通の家庭より多めに行っているように思います。
というのも、お寺での演奏会って意外と多いんです。そのために、自宅で演奏を拝見することもありますし、夫のお友達のお寺に演奏を拝見しに行くこともあり、私の友人の音楽家の演奏を見たりという機会に恵まれていました。お寺でのコンサートは無料からワンコインのことが多いのでぜひ探してみられることをお勧めします。
コンサートで静かにじっとできないのです。という方も多いのですが、幼児期になると幼稚園では先生のお話の間やイベント中はじっと座っていることができるのなら、ご家庭でできないわけがないので、
「ここは静かにじっと聞くところ。」
と説明して一緒に聞かれることをお勧めします。
まずは子連れ可のコンサートで慣れてからがおすすめです。子連れ可のコンサートは、終演後に楽器体験コーナーがあることもあるので(京都コンサートホールでの演奏は終演後ロビーにてふれあいコーナーがありました)活用されるといいと思います。

打楽器の会などは子供も楽しめるコンサートが多く、Drums!などは一緒にドラムを叩くコーナーがあったり、和太鼓演奏も子供体験会が多いので、男児には特におすすめです。

小学生になったら、防音ヘッドフォン(これは必須です)を付けて私の趣味のロックのライブ(子供連れのファンが多いバンドで、キッズコーナーが毎回設けられるようなバンドです)に一緒に行って楽しむこともできるようになりました。ここで、音楽だけでなく舞台演出を見ることで、演奏するだけでない他の世界がぐっと広がっているように思います。

とはいえ、こどもが音楽をしたいというとは限りませんので、ただただ世界を広げるという感覚で行かれるといいと思います。

息子たちの夢は、相変わらず音楽にはないようです・・・



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