ユキヤナギ

年に15回ほど新潟に通う新潟好き。 カルト2世として育てられたりブラック企業に就職した…

ユキヤナギ

年に15回ほど新潟に通う新潟好き。 カルト2世として育てられたりブラック企業に就職したりと波乱に満ちた人生を歩んでおり、 在住経験のある土地はいつの間にか1都4県に及んでいた。 食い意地がすごい。

最近の記事

阿賀野探訪記その2

とある冬の日、雪がしんしんと降る阿賀野市を訪れた。 冬になるとこの地にやってくる白鳥を見る目的もあったが、あるSNSアカウントに興味を引かれ、ずっと行ってみたいと思っていた場所があったのだ。 丸三安田瓦工業さんのギャラリー、”ものがたり”である。 きっかけはひときわ存在感のある"食器"実は丸三安田瓦工業さんを初めて知ったのはSNSではない。 以前、新潟駅のぽんしゅ館クラフトマンシップを見ていた際、目に止まったものがあった。 上品で美しい鉄色と、マットでありながら艶や

    • 田んぼの真ん中のボロアパートに住んでいた〜建物が脆弱すぎる〜

      前回、ボロアパート暮らしにおける虫との闘いについて書いたが、受難は虫だけではなかった。 なんで寝室にコウモリがその日は、平日の朝だった。 ブラック企業に勤務していたわたしはどうにか目を覚まし、泥のような心持ちとは裏腹に身体に染み付いた習慣に従って出勤の準備を始めるところだった。 ふと、寝室としている和室の壁が目に入った。 なんだか、いつもと模様が違う気がする。 深緑の土壁の一部がグレーになっており、また不思議な形状をとっていた。 近づいてみて、そのグレーの中に小さな顔

      • 田んぼの真ん中のボロアパートに住んでいた〜虫との闘い編〜

        現在、わたしとパートナーは、あまり持ち家が欲しいと思っていない。 しかし以前、本気で持ち家が欲しくて、ハウスメーカー巡りや土地探しに奔走していた時期があった。 貯金もろくにないブラック企業勤務の我々が、それでも身の丈に合わない持ち家を欲してやまなかったのは、当時住んでいたアパートによるところが大きかったかもしれない。 田んぼの真ん中の木造メゾネット駐車場2台込み 2LDK 家賃4.5万円 当時勤めていたブラック企業では家賃補助なんぞ無かったので、できるだけ安く、かつ通勤

        • エホバの証人2世信者だった時に最もしんどかった事

          そもそもエホバの証人ってどんな感じ? わたしは物心ついた時からエホバの証人という宗教の2世信者として育てられ、 だいたい二十歳過ぎくらいに脱退した。 エホバの証人という宗教はまあとにかく色んな事がご法度だった。 まず子供にとってのイベント事はほぼダメ。 お正月、バレンタイン、ハロウィン、クリスマス…と考えうる季節のイベントは勿論のこと、 校歌を歌うのも、大抵のマンガやゲームもダメ。 誕生日にいたっては祝うのも祝われるのもダメ。 なんでもイエス・キリストですら誕生日を

        阿賀野探訪記その2

          阿賀野探訪記その1

          阿賀野市を訪れるなら是非ともお薦めしたいスポット、瓢湖。 子供の頃は毎年冬になると連れて行ってもらっていたものだが、 大人になって久々に訪れた瓢湖は懐かしくも新鮮な経験ができたので、記録しておきたいと思う。 瓢湖について瓢湖はラムサール条約にも認定された、白鳥の飛来湿地である。 冬は白鳥の飛来シーズンで、飛来状況はTwitterの「瓢湖白鳥観察舎販売組合」というアカウントで逐一教えてくれるので要チェックだ。 ちなみに白鳥観察舎では水鳥のえさが購入できるほか、 温かい飲み

          阿賀野探訪記その1

          自己紹介

          ユキヤナギについて思えば、人よりちょっとだけ変わった人生を歩んできた、と言えるかもしれない。 カルト宗教の二世信者として育てられ、 「信者以外はみんな滅びて信者は楽園に行けますよ」 というトンデモ教理を20年間信じてきたり、 その宗教をなんやかんやで脱退したり、 初めて入社した企業がまっくろくろすけもびっくりのブラック企業だったり、 そこからどうにか転職したり… 気付けば引越しの回数は片手で数えられないほどになり、 在住経験のある土地も増えていた。 色々な土地に触れた