詩的計画の序
裸の切なさを共有するシステムとしての
液晶の価値を金額で比べる普遍人の情動
一匹で群れ始める毛のない獣
指の先には故意が宿る
意識の果てに実る一滴に心を奪われて
水面に映る可能性の世界に転落する
見て聞いて食べた世界を
崩していく一瞬を眺める横顔が
美しさ以外で語れるはずが無かった
さあここに
恐れることなく
手を伸ばす
暗闇で触れる何かを
知らずとも
知らなくとも
詩的計画の序
2024.5.12
雪屋双喜
AIだなんだと喜ぶ間も絶えず時間は浪費されていく。
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