Photo by mnk0000 詩 掌 6 雪屋双喜 2022年8月29日 13:39 この両の手の上に波の運んだ光の跡と朝顔の葉の涙とを載せ祈りを合わせてしまえば心の底の他人の足の砂を均し一重に目見ゆる花の青緑を散らせ地を糧として今生きるこの世界を愛を誓うよりも確かにと箒の先を撫でる心地で風を撫でるこの両の手の上に命を載せ感謝にも似た祈りをふと目を細くして忘れた友の名を囀るやっと来たねさあ逝こうか掌の上の幸いを散らさぬようにと手を合わす2022.8.29 掌瞳を閉じた横顔がまるで祈るやうではないですか。 ダウンロード copy #詩 #雪屋双喜 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート