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ドラマ感想 いつかこの恋を思い出して きっと泣いてしまう


⭐︎ドラマの中で、街角に咲く小さな花の写真を送り合う場面を思い出し、道端の花を撮りました。


◎はじめに
私は数年前、職場を離れて自分のことがよくわからず、悩みながらトンネルの中を歩いているような日々を送っていた。

このドラマに出会って、

やっぱり信じられる人がいる、

っていいなぁと、じわじわときた覚えがある、

でも、詳しいストーリーは覚えていなかった。



シーズン2が見たかったけど、出演者が人気者ばかりだから難しいかったのかな。



けれど、先日再放送され見れてよかった。しっかり、DVDにしておこう。




◎あらすじ
主人公は有村架純さん演じる、音(おと)。北海道で、親戚の叔父夫婦育てられた。小さい頃、母と暮らした記憶はある。父はいない。

そして、母は亡くなる前に音に手紙を書いていた。これから1人で生きていくために、大切な「たからもの」になるような思いを込めた手紙だった。

その手紙をふとしたことで、失くしてしまう。


そして、その手紙を拾った高良健吾さん演じる練(れん)は、東京で引っ越しの仕事をしていたが、大切な手紙だと思い、わざわざ北海道まで届けにくる。


その後、練のトラックに乗って、音は望まない結婚をさせられそうな叔父夫婦の元を去っていく。


一方、練も両親をなくして、福島で1人で農業を営む祖父に育てられたが、その後、故郷を離れて東京で暮らしていた。


音の手紙によって2人の人生が絡み合っていく。

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⭐︎音は東京までトラックに乗せてもらった練との別れ際、積んであった桃の缶詰をもらいます。



◎感想
✴︎配役
主人公の有村架純さんの音。かわいい外見と真の強い性格が、いい。
高良健吾さんの練。田舎からきたフリースを着た素朴で気骨のある青年。でもいっときブラック企業で勤めた時の黒スーツとオールバッグの髪がハッとするほど鮮烈だ。


その他にも、練の仕事先のちょっと癖のある先輩に高橋一生さん、練くんの元カノ?に高畑みずきさん、音の職場の優しずぎるほど優しい、先輩のAAAの西島隆弘さんNissy.、私の大好きになった人ばかり。


そして東京で練くんを見守る、親戚のおばあちゃまのみたいな八千草薫さん、慈愛に満ちた笑顔とゆったりとしたことばが、沁みます。




✴︎テーマ
このお話は、色んなものを含んでいる、田舎から東京へでてきた人の夢にみた生活と現実との違い。

頑張って働いても、家賃を払って食べていくのが精一杯。

私も正規雇用になる前は、そんな風でした。
風呂無し、トイレ共用、半畳のミニキッチン。
唯一、東南向きの日当たりの良いが気に入って住んだ4畳半の部屋だった。

このお話の一人暮らしの音は、そんな時、自分の大切な手紙をわざわざ届けに来てくれた、その人にもう一度会いたい、と思っていた。

そしてやっと、会えた。


でも、彼との気持ちのすれ違いや偶然の接近が、周囲の人と絡まって、懐かしいとか、切ないとかの場面をたくさん見せてくれた。


とても好きだけど、今これ以上は進めないでも、でも偶然の出会いに自分の思いに蓋はできない。けれど運命はそれほど優しくなく、むしろ容赦ない。

人を一途に好きになってこんな恋をしたら、この後、どんなふうに年齢を重ねていくのだろうか。

そんなことを考えたり、自分のことをふと思い出したり、いい時間を過ごせたドラマだった。

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⭐︎音は練に何度か、イチゴミルクの飴を渡します。練いつもおいしそうにガリガリとかじっていました。

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