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編集プロダクション(編プロ)へ転職した人の記録

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未経験から編プロの編集者&ライターに転職するまでの2年間の記録や、編集プロダクションって実際どうなの?について書いたnoteを集めています。
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#編プロ

業務中に堂々とTwitterを見ている理由

私は仕事中、よくSNSを見ている。トイレにスマホを持ち込んでこっそりとではない。自席のパソコンで堂々と。時にはイヤホンを装着して、真っ昼間からYouTubeをチェックしている日もある。 週1以上やっているが、会社に注意されたことは一度もない。そもそも私だけじゃない。他のスタッフだって、業務時間中にSNSをガッツリ見ている。私の会社では、それが仕事になるからだ。 編集プロダクションでは、仕事でSNSをチェックすることが多々ある。記事の監修者を探すため、TwitterやYou

神の怒りにふれた新人編集者

やっちまった。親愛なる神を怒らせちまった。 編プロの編集者になって早1年、できる仕事も少しずつ増えた時だった。入社したばかりの頃は不明点だらけで、基本的には先輩の指示に従う必要があった。言われたとおりに原稿を書き、〆切までに仕上げる。でも今はそれだけじゃない。クライアントの意向をくみ取って、社外スタッフや社内に伝達する媒介的な仕事もするようになってきた。まだ新人なので先輩のサポートなしにはできないけれど、ちょっとずつ編集者っぽくなってきたのかなぁ、なんて思い始めた頃だった。

繁忙期の夜と、甘すぎるおはぎ

転職して初めての繁忙期は、散々だった。 さまざまな媒体をつくる編集プロダクションにとって、3月は繁忙期だ。クライアント企業が年度の予算を使い切るため、媒体の制作が集中しやすいからだ。入社1年目のわたしも、ある雑誌制作のチームに割り当てられていた。その雑誌は3月下旬に校了のため、2月下旬~3月は特に忙しい。わたしは多忙な編プロにしては珍しく、普段19時前には退社していた。でも3月に入ってからは、21時を超える日もあるほどだった。 今まで、わたしは「できる新人」だと思っていた

未経験から編プロに転職するメリット&デメリット

未経験から編集プロダクションに転職して半年が経過した。 転職するまで、編プロは「やばいブラック企業」だと思っていた。給料は安いのに仕事は多く、労働環境は劣悪、消耗するまで単純作業をさせられる。いくらやっても仕事は終わらず、給料は上がらない……。「編プロ 転職」と調べると、こんなネガティブな内容が出てくるので、本当に編プロで働いていいのか何度も不安になった。 半年間働いて思ったのは、編プロはやばいブラックではない。でも、入社前に抱いたネガティブイメージに当てはまる部分もある