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私がセリーグのDH制導入に反対する超個人的理由

 昨夜、日本シリーズの2戦目が終わりました。セリーグの覇者巨人が、ソフトバンクに対してなす術もなくボコボコにされるのを見ながら、シーズン中、巨人にボコボコにされたヤクルトのことを思い、深い深いため息をついた夜でした。

 あまりにもボコボコにされたので、今回、全試合でDH制を導入しているという注目ポイントが全く注目されていないことに気づきました。

 昨年、4敗した敗軍の将が「セリーグもDH制を導入した方が良い」という主旨の発言をされたような記憶があります。その発言ゆえではなく、今季はイレギュラーシーズンだったことから、選手の負担軽減のために導入されるとのことでしたが、ある理由(戦術的にとかでは全く無い)で、私はセリーグにDH制を導入することに反対です。

 我が東京ヤクルトスワローズの投手陣には、打撃センスの良い選手が多く、最年長石川雅規投手がバントがうまいことはよく知られていますし、2018年序盤には原樹理投手が5割まで打率を伸ばしたこともありました。

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 といっても、贔屓の引き倒しで、実は他所の球団の投手と打率はさほど変わりません。ただなんと言いますか、ヤクルトの投手たちは、みんなバッティングが嫌いじゃなさそう。特に石川投手のときには、バントにしろヒッティングにしろ、野手と同じくらいの期待値を持って見ています。

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 その中で、今季一番気になったのが高梨裕稔投手。2年前までバリバリDH制の日本ハムファイターズに在籍していました。昨年の序盤、なっしーの打席の際、日ハムからのファンの方でしょうか、「なっしー、無理しなくていいよ。立ってるだけでいいんだよ。」と声援を送っていました。実際、昨年は投げる方も思うようにいかなかったせいか、打撃がどうこうという記憶は全くありません。

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 それが今季のある日、バッターボックスに入ったなっしーが、笑っていることに気づきました。相手の捕手と何か言葉を交わしたのか、ベンチで面白いことでも言われたのかと、その時はあまり気にしなかったのですが、その次の打席でも、バットを持ってベンチを出るところからどこか楽しげに見えるのです。

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 元々、なっしーの写真は多めに撮ってしまうのですが、帰宅して取り込んでみると、やっぱり楽しそう。もしやなっしー、打撃が好きなのでは?

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 その疑惑が確信に変わったのが、9月末のビジター横浜戦の試合前練習のとき。外野で調整を終えた投手陣がバックネット前でバント練習をする流れなのですが、とにかく楽しそう。バッセンでデートしてる女子かなってくらい輝いている。

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 それからマウンドだけでなく打席も撮るようになったのですが、やはりベンチで打順を待つときからウキウキしてる感じ・・・

 10月31日(土)の東京ドームでは、投手の調整が終わってすぐ、バッティンググローブをつけて、やる気に満ちて内野に向かってくる姿に思わずシャッターを切りました。

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 こんなに可愛いウキウキなっしーが見られなくなるなら、DHなんていらない。それが超個人的理由です。

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 まあ、そのような理由もさることながら、投手交代に伴う代打起用などを含めた作戦の妙というのでしょうか、考えることがたくさんあって個人的にはDHが無い方が楽しいなぁと思っています。

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 そういう意味でも、今回の日本シリーズには注目するところがあったのですが、悲しいかな、そういう議論さえ起きないほどのワンサイドゲームになっています。

 移動日を経て、巨人が体勢を立て直せるのかどうか。少なくとも、セリーグにDH制は必要かどうかの議論になるような試合になればいいなぁと願っています。

 結果次第では、セリーグの他球団が弱すぎるからだ!と、矛先がこちらに向かってきそうではありますが・・

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