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「考慮する」と「考慮に入れる」は、大違い

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
「考慮する」という言葉も、ビジネスシーンでは耳にします。

「考慮する」とは、物事を、いろいろの要素を含めてよく考えるという意味。また「考慮に入れる」という言葉を耳にしますね。
「考慮に入れる」とは、考える必要性があり拒絶できないニュアンスがあります。

一方「考慮する」は、考える必要はあるが拒絶しても構わない。
ニュアンスがかなり異なる
のです。

ですから「考慮する」と「考慮に入れる」を同じ意味として捉えたり、使うと思いがけない結果が待っていることもあります。

●「君の提案した新商品のプロモーション企画を、次回の役員会議の際に考慮に入れるよ」 
「ありがとうございます」と喜ぶあなた。
 結果、役員会議でプロモーション企画が採用されました。

「君の提案した新商品のプロモーション企画を、次回の役員会議の際に際に考慮するよ」 
「ありがとうございます」と喜ぶあなた。
その後、何の進展もないことにあなたは疑問を感じ尋ねました。

「ところで、あの企画はどうなりましたか?」
「ああ、あれね、一応検討はしたけれど、ダメだった」
「そんな~」と、悲観するあなた。

「考慮に入れる」と「考慮する」は意味が違うのに、案外無視して使われている場合があります。
使う側も受け取る側も気配りした方が良いでしょう。

~日本語の微妙なニュアンスの違いを明確にしよう~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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