見出し画像

沈黙を活用してコミュニケーション上手になろう

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

意識的に沈黙することで得られるメリットには、
1言葉に重みが生まれる
2発言に「信憑性」が増す
3相手に「安心感」を与える
4交渉ごとを有利に進めることができる
5トラブルを回避できる
6人望が増す
7人を育てる
 などさまざまあります。
 シチュエーションごとに見ていきましょう。

1スピーチを始める前の沈黙
人前でスピーチを始める前には、長めに沈黙をしてみましょう。
周囲が、「何だろう?」「あの人、緊張しているのかな?」
そう思い始めたときが、スピーチを始めるタイミングです。
あえて沈黙を置くことで、相手は自然と話を聞く姿勢になり、発言に重みも生まれます。

2交渉をする際の沈黙
交渉に挑む時にはお互いに、どう展開するべきか腹を探っています。
そして必死になったために、余計なことを口走ってしまうことも、あります。相手がそんな状態になった場合は、チャンス到来。沈黙を決め込みましょう。相手はしゃべるほどに、自分を追い込んでいくので、こちらに優位な状況になることが多いのです。

3 質問をした際の沈黙
「質問はありませんか?」「質問のある方は手をあげてください」
勉強会や会議の際に参加者に問いかけると間髪おかずに、質問をする人がいます。
こういう方は、積極的でやる気がある。勉強熱心で素晴らしいと褒めたいのですが、なかには、こちらの答えを待てず自分の意見を語り始める人がいるのです。これは質問している形を取っているだけで、実際は自分の意見を主張したい。本人は気づいていない場合がほとんどですが、こういう姿勢は人望を下げるだけです。
誰かに質問をしたならば、相手の返事にじっと耳を傾けましょう。
答えを急かす、焦れた素振りをするぐらいなら質問しないことです。
会話はキャッチボールです。相手がボールを投げ返すのを黙って待ちましょう。それだけでも、「礼儀正しい人」という印象になります。

4自慢話にならないための沈黙
 そういうつもりはなくても、自慢話になっていることがあります。
たとえば「誕生日に●●を頂いた」「字が綺麗だと言われた」
「最近、痩せたといわれる」など、他愛ないおしゃべりにも、敏感に反応する人がいます。
「自慢話をするなんて」と、反発を覚える人も、いるのです。
仕事に関することならばなおさら、細心の注意を払いましょう。
自慢話はしていないと思うあなたであっても
「●●が成功しているようですね」「業績が上がっていると聴いたけれど、どうなの?」などと問われた時には、雄弁に応えるのではなく
「みなさんのおかげです」とか「何とかやっています」と伝えたら、それ以上は語らないようにしましょう。

親しいからこそ、ちょっとした発言が「嫉妬」に変わることがあるのですから「沈黙」を通す方が、賢明といえるのです。

5部下や年下の人に接する時の沈黙
部下や年下の人、誰かの成長を促すときは、横から口出しをしない。
自分が容易にできることを、人が悪戦苦闘しているのを目にすると、思わず口を挟んでしまいたくなるものですが、そこは黙って見守るのが上司や年長者の姿でしょう。沈黙するほうが、相手に経験値が生まれるのです。

 必要なことを必要な時に話すからこそ、発言が活き共感や協調を呼び、人間関係がうまくいく。仕事に限らず人間関係の基本は「沈黙は金」です。

~シチュエーションに応じて、沈黙を演出すれば人間関係はうまくいく~

最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

💛最新刊・好評発売中💛

💛臼井由妃・最新動画💛

💛毎日配信Standfm「言葉のパワースポット☆ウスイユキチャンネル」💛



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?