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断る基本は「人に優しく条件は厳しく」

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
断るのは苦手だという人は、本当に多いものです。
利害関係があるから、断れない。
目上やお世話になった方からの頼みは断れない
、というのも理由でしょう。

でも「嫌いな人」や「性が合わない人」であっても、断れないという人がいるのはなぜでしょうか? 
それは端から「断ること」を、前提に話を聴くからです。
顔を見る前から「どうせ断るのだから」という気持ちでいると、相手に敏感に伝わります。そういう思いは「聴く姿勢」に現れるのです。

「早く話を終えて欲しいな」
心ここにあらず、身を入れて聴いていないあなたの様子に
「当然、引き受けてくれるでしょう、まさか断らないよね」
「断ったら損だよ」
などと、発言されたら断りづらいでしょう。
 あらかじめ断ることは分かっていても、相手の話はすなおにきちんと最後まで聴く。
 その中で、お手伝いできることや力になれることはないかを、見つけるつもりで話を聴くこと。断るのはそれからです。

 そして断る、受け入れる。どちらの場合であっても「交渉ごと」だという意識をもちましょう。基本は「人に優しく条件は厳しく」です。
 

 多くの仕事を抱えて四苦八苦しているところに、
「今日の午後3時までに資料の作成をして欲しい」と、上司からお願いされた場合、あなたならばどう伝えますか?
ちなみに、この上司はいつもぎりぎりになって頼みごとをする人です。「部長、何度も言っているじゃないですか、急に言われても困ります!」
 これではカドがたつでしょう。
「部下のクセに生意気だ」ということになり、余計にキツイ仕事を命じられる可能性もあります。

それでは「早めに言ってくださいよ!」と伝えたらどうでしょうか?
先ほどよりも、ましですが、問題解決には、繋がっていませんね。

「人に優しく条件は厳しく」を念頭に入れながら伝えるとお話は分かりました。部長のお立場もあると思いますが、きちんとした資料に仕上げたいですから、前日には声をかけてくれるとありがたいです」
 これならば、相手の気分を損なうことなく、自分の意見を通すことができます。(明日へ続く)

~断るのは交渉事である~

最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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