自己主張が苦手な人の原因とは?
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
うまく自分の意見を伝えられない、何か発言をすると誤解を招いてしまうという、悩みを抱えている人は多いものです。
自分の意見や考えを周囲に表明する「自己主張」は、会議やプレゼンテーションなどのビジネスシーンや、面接や試験などでの自己アピール、プライベートでも、必須とも言えるスキルです。
しかし、調和や謙虚を重んじる国民性も影響しているのでしょう。日本人はどうしても、自己主張に苦手意識を持っている方が多いといえます。
かつて私も、その一人でした。
自分が何かを主張をすることによって、反感を買うのではないか?
不愉快にさせるのではないか? 自分の立場が悪くなるのではないか?
不安に苛まれるあまり、言いたいことをぼかして伝えようとした結果、遠回しな表現を使い長々と話し、結論を伝えることなくほのめかす。
話の途中で、「今日はいいです、たいしたことではないので」などと、発言を止めてしまったこともありました。
こうした「言葉のぼかし」や「回り道」をすることこそが、周囲の誤解を生む原因なのです。表現をぼかすから、解釈が分かれ、全く意図しないことを感じる人が出てくる。 回り道をするから、本筋と関係のないことを話すことになり、枝葉の部分に反応して、揚げ足をとる人が出てくる。
自己主張のつもりが「脈絡のないおしゃべり」、「意味不明な会話」「空気を読めない発言者」になっているのです。
こうした誤解を防ぎしっかりとした「自己主張」をするには、結論から短く言葉にするのが肝心です。
自己主張をする上でもっとも大切なのが
●わかりやすく伝える
誤解をされたくないと思うのならば、「結論から短く」言葉にしましょう。結論を伝えたあとに、その理由やその考えに至った経緯を説明します。すると、混乱や誤解を避けることができます。
●悪い例・転職を否定する意見を伝える場合
「あの……その……人によってさまざまな考え方があるのは、百も承知なのですが、私はやはり、仕事を替えたいと、安易にといったら失礼ですけれど、そうやって言う人は多いですし、私も分からないでもないですし、そういう気持ちになったことがないとは言えないですから、条件の良い職場に移り自分の可能性に挑戦したいというのは、社会人として理解したいという考えはあるのですが、パートナーが転職をしたいといったら家族や将来のことを本当に考えているのかという気持ちになりますし、かといって好条件を提示され誘われたら、嬉しいですし……」
何を言いたいのか、見当がつかない。聞いていてイライラしてくるのは、私だけではないはずです。
●良い例・転職を肯定する意見を伝える場合
「私は転職するのも、良いと思います。(結論を短く伝える)
条件の良い職場で挑戦したいという気持ちは社会人として理解できます。
ただ、パートナーから転職の相談を受けたら、家族や将来ことを考えてのことかという気持ちにはなります」(その考えに至った経緯を説明する)
始めに結論を示せば、相手もイライラしないで聞く耳を持ちます。
自己主張が苦手な人の多くが、何かを伝えることによって角が立つのではないか?という不安を抱えています。しかし角が立つというのは、自己主張をしたからではなく、伝え方が誤っている。遠回しな表現を使って、長々と話し、結論を伝えずにいるからなのです。
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