浮気について書いてみよう。~夫りょういち編~
浮気について。
”浮気”を考えるにあたってまず僕たち夫婦の関係性を考えてみたい。
最近、「理想の夫婦です」なんて言われる事もちらほら。
自分たちはどう思っているかと言うと…
これまた、
「よくウチらみたいな夫婦になれたよね!ウチらほんと何てツイテル夫婦なんだろー!」
と、こんなセリフが日常にマジで出てきます。
つまり、理想の夫婦は自分たちです。
現在、結婚11年目。
こんなに素敵な実感を持てるようになったのは何時頃からだろう?
きっとここ5~6年の事だろうか?ハッキリとはわからない。
でも、こうなっていった要因みたいなものはある。
それは、
”問題は外側には存在しない”
というお互いの自覚。
結婚当初はそれなりにケンカもあった。
外側に理想、正解を見ていた。
「こうあって欲しい」「こうあるべき」
旦那とは、妻とは、父親とは、母親とは、家庭とは……
そこから外れる現象を見つけると、相手に当たってみたり、現象のせいにしたり…
でも、
問題を抱えているのは自分だった。
問題は自分の持つ観念だった。
現象に良いも悪いも無い。
良い、悪いを決めているのは自分だった。
それなのに、
汚れた顔が映っている鏡の方を拭いていた。
それが結婚初期には割とあった。
こんな今を想像できなかった。
こんな素敵な今がくるなんて。
ところで、
小さい頃から僕はそうとうな怠け者です。
世の中は面倒くさい事だらけだと思っていました。
やらなきゃイケない事、こうしなきゃイケない事が沢山あるのが世の中だと思っていました。
で、30代半ばにして本気で考え始めました。
ちょうど結婚した頃だったと思います。
このままでいいのか?
何か人生が違うぞ…
もっと楽に、思いのままに生きられないのか?
このまま、おじいちゃんになっちゃうの?…
”人生は努力だ” なんて絶対やだ…
”人は苦労しないと駄目だ” なんて絶対やだ…
ヤバい…30代半ば……
で、自分の内側に向かい始めました。
外側に期待してたら何時までたっても楽な世の中になりそうもないと思ったのです。
環境が変わるのなんて待っていられない。
待ってたらおじいちゃんになってしまうと思ったのです。
で、結局、
問題は僕の内側にありました。
やらなきゃイケない、こういしなきゃイケない、
僕がいつの間にか持っていた観念でした。
”イケない” ばかりの人生なんてもう嫌だ。
世の中の常識や正解なんてどうでも良いのです。
僕は僕が幸せになりたいのです。
世の中の幸せを待っていらおじいちゃんになってしまいます。
そんなのはイヤなのです。
だから自分の内側を観察して観念という幻想に気付くようになっていったのです。
もう外側のせいにするのは止めにしようと。
僕たち夫婦はいつからか観念やその幻想性についての会話を沢山する様になりました。
ゆっきぃも、きっと同じ思いだったのでしょう。
幸せに、楽しく、楽に生きたいと思ったのでしょう。
内側へ内側へと向かって行ったのでしょう。
そしていつの間にか…
理想を目指す夫婦から、理想の道を歩く夫婦になっていたのです。
問題を感じる時は内側を見る。
そしたら外側に理想を持つ事、外側に正解を求める事が止んでいったのです。
止んでいったら、理想の中を歩く夫婦になっていたのです。
いまだって相手に対してイラッとする事は起こります。
自分の中の観念が無くなるわけではありませんから。
でもその観念という幻想は自分の中にあるっていう事をお互いが良く知っている2人なのです。
相手のせいに出来ないのです。
ケンカ出来ないのです。
だから今も常に自分の内側を見つめる様にしている2人です。
やり続けないとすぐに観念が騒ぐから。
理想のパートナーシップは目的地ではないのです。
理想のパートナーシップは歩き続ける行為なのです。
45歳で仕事を辞めて、3年近くフラフラして、海外に一人旅に出ちゃうそんな僕。
そんな僕の話しを聞くと
「よく奥さんが許したね~!!」
という反応がとっても多い。
一番多い。
勿論、言われてもしょうがないと思う。
一般論ならそうでしょう。
でも、
違和感のほうが強い。
”僕の人生を奥さんが許す?”
誰の人生でしょうか…
この間、
「今年2~3ヵ月インドに一人旅に行こうかと思ってるんだけど」とゆっきぃに話したら
「あ~いいんじゃな~い?以前からやってみたかった事でしょ?行きたいんだったら行ってみなよ、長く会えないのは私はとっても寂しいけど」
これがゆっきぃの返事。
一人旅に行けないのは妻や子供やお金のせいじゃない。
僕は夫や父親である前に1人の人間なのだ。
自分を幸せに出来ない事を環境のせいにしたくない。
それは逃げだし、言い訳だ。
もし、逆にゆっきぃが「旅に出たい」と言って来ても僕も同じように返す。
お互いに自分の人生を幸せにする為に本気で生きようとしているのを分かっている。
自分に正直にならず、言い訳をする事がいかに幸せを遠ざけるかわかっている2人なのです。
ところで、浮気。
浮気なんてそんな軽はずみな事で、これを失えるか?
こんな尊重しあえる関係性を。
たかが浮気。
代償がデカすぎる!
浮気に対する欲。
どこまでが浮気かとかは別な話として、
浮気の欲は僕にも起こる。
でも、ちゃんと分かっているのは、
そんな欲が起きる時は何かのせいにしている。
自分の中の物足りなさを何かのせいにして何かでごまかそうとしている。
浮気、ギャンブル、お酒……etc
僕はお酒を飲みます。
「はぁ~!なんかクサクサする!飲も!」
なんて時もあります。
でもお酒はゆっきぃを悲しませません。(てか大抵、喜んで一緒に飲むゆっきぃ)
勿論、クサクサするのも自分のせいなら2日酔いの後悔も自分のせい。
僕の負う代償はそんなもんです。
でも、浮気はゆっきぃを悲しませます。
そして何より最悪の時の代償がデカすぎる。
僕の浮気の欲。
それは、毎日家庭料理じゃなくて
たまにはマックとかラーメンとかジャンクなやつ喰いたい!
とか、よく男の浮気の言い訳で使う類の感覚の様なものです。
おい!俺!
ジャンクフードで心のこもった手作り料理を一生棒に振るかよ?
ま、ねぇだろ… 普通。
じゃ、
もし、
”絶対バレない”って保証があったら?
そりゃ、ま、するでしょう(笑)
だってジャンクフード食べる位のものですから。
でも、ホントに ”浮気” がしたいのか?
ゆっきぃという大好きなパートナーが居るのに?
…
…
いや、
そこには何かある!
必ず、自分をごまかすための何かが…
そんな欲が疼いたら
まずは自分を見つめてみよう。
何をごまかしているのかな?
※注
これを読んだ皆さん。
もしこの先、僕の浮気で僕ら夫婦が離婚する様な事が起きたら、
「あ、あの男、自分から逃げたな…代償はデカいぞ、バカめ」
と思って下さいまし。
藤山家嫁ゆっきぃ 最愛の旦那さん亮一さんと最愛の娘(7歳)空さん、義理母きみ子さんの4人&愛猫2匹でめっちゃ幸せに暮らしている。亮一さんと私、双方から1つのテーマについてやりとり形式のブログを書き綴っていきます。 夫婦のこと、SEXのこと、子育て…亮一さんの面白い視点に注目!