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【ミュージカル記】10月6日 Kinky Boots Tour in Singapore

Xin chao!! シンガポールから帰ってきてはや1週間…
実は記事自体は書き留めていたのですが、中々最後まで書ききれず…
結局「下書き」状態のままでずっと放置されておりました(笑)

さて、今回の訪星目的は言うまでもなくミュージカル!
月一ミュージカル、これMUST!笑
一番近く、頻繁に公演のあるシンガポールにほんと感謝!

Kinky Bootsは2016年の来日公演を観てドドドはまり!!
音楽とダンスとストーリーが大好きすぎて、そしてあの来日キャストの一人一人がとても素敵でシアターオーブに通っておりました(笑)
あまりにも好きなのでブロートウェイまで観に行ったくらいです。

そんなKinkyがシンガポールに来ると言うから行くしかないですよね。
しかもわずか2週間の上演期間でしたらマチソワするしかないですよね。
実は私の観劇史上初めての同じ作品をマチソワしましたw

今回もたくさん笑って泣いて踊って最高でした!!

ただ、2016年来日版とちょっと違っていたり、ハプニングがあったり、やっぱりいい意味でも悪い意味でも『舞台は生き物』と感じた2公演でした。

<マチネ公演>
マチネは驚きの連続!笑
最初のPrice and Son Themeの”Trust your feet in Price and Son...”ってところの音響…マイクがついていなかったんじゃないかな…通常最初はちょっとラジオっぽい音で始まるんだよね。でもその効果もなかったように聞こえたので、私の席が悪かったのか、音響が悪いのか(ソワレはちゃんとCD通りだったので…)

そして子役ローラなし!!!
あのシーン結構重要だと思うんだけど…
なくてもセリフでカバーできるけど、ローラの生い立ちがわかるシーンじゃん。
シンガポール版はシーンカットするから悲しいですわ…特に子役関係。
LKではMorning Reportカットでしたからね…ヤングシンバのダンス…
これでMatildaやるぜって言ってるからびっくり!
そういえば去年はSound of Musicで子役ガッツリ出てるじゃん!

子役ローラなしどころか、まさかの主演ローラの途中交代。
実は日本公演ではチャーリー交代も観劇していたんで、あんまり驚きではなかったですけど、どうして私がkinky観るときにこうなるのか…笑
Sex in the Heelで一部歌えていなかったので体調不良なのか、役下されたのか(一音落とす者は去れ的な!?笑)
何よりもご無事だといいのですが…(今週は復帰されたのかな?)

でも新ローラさんは演技がとても好きでした!
サイモンの繊細さとローラの大胆さがあって良かったです。
ただ歌が…ね、(音響が悪かったのでってことで!)

このKinky Boots SGは全体的まだ音響が未完成でした。
特にマイクコントロールね!入っていないシーン多すぎやて!!
今週行ったら調整されていたのでしょうか?

そんな主演交代やボロボロ音響の中でも
全力で最高のキンキーを演じてくれたキャストに拍手!!
カテコではスタオベどころかジャニーズのライブ並みのキャーキャーが飛び交ってましたww
そんな中、私号泣。
でRaise you Upのダンス好きすぎて一緒に踊りましたw

ジェットコースターのようなドキドキマチネ楽しかったな!!

<ソワレ公演>
ソワレ公演は大きなハプニングもなく無難に終了。
ローラはお昼から続き新ローラさん。
私の席は二階席一番後ろの通路と柱の間!
つまり、誰の視界にも入らない(係員以外w)
すなわち踊りたい放題!!←

ソワレは安心して観て入られました。
(相変わらず音響はヒヤヒヤだったけど…)

お客さんの反応も結構上級者で、ただ笑ったり叫んだりだけではなくて、
ローラの”Remember, it has to be RED”をみんなで”RED”って言ったり、
あんまり良くない発言に”Aww”って言ったり、
表情豊かでお客さんでとても楽しめました。
ただラストスタオベがなかったのはちょ っと残念。
そんなの構わず踊ってましたけど!笑

<Kinky Boots という作品>
長々とマチソワ感想を述べてきましたが、
最後に私のKinky Boots、ミュージカルへの想いを書いてこの初レポを締めくくりたいと思います。

もちろん、この作品は音楽も大好きだし、踊りも一緒に踊っちゃうくらい好きだけど、私の心を一番掴んだのがストーリーです。
多くの現代ミュージカルで訴えているLGBTQ問題や「自分らしくあれ 」、多様性を受け入れようというとてもメッセージ性の強い作品だと思います。

ローラがドンに出したチャレンジもまさに”Accept someone for who they are”と一番「男らしい」ものでした。
そしてこのチャレンジを実行したドンがまたかっこええんですわ。
いうまでもなく、何度観ても、号泣。

それ以外にももちろん友情、家族愛、結婚観、なんなら経営まで、
様々なレッスンが詰まった素晴らしいミュージカルだと思います。
そりゃトニー賞獲りますよ!!

私はこの作品をぜひ経営者とか日本の男性に観て欲しいと思う。
というか私の会社で「Kinky Boots観劇研修」を取り入れた方がよいとも思うくらい今の日本に足りない大事なレッスンを教えてくれます。
Just Beに出てくる”6 Step Program”だけでも覚えてください!
(ただこれを観て改心するかどうかはそもそもその人の感受性次第w)

ミュージカルを観まくっていると「自分らしい自分」を受け入れてくれる環境を心の底から欲するんですよ。
当たり前のことかもしれないけど、その当たり前ができていないからこんな息苦しい社会になると思うんですよね…
もっと心開いてオープンマインドで受け入れる心を持って欲しいものです。

ミュージカルってただの娯楽じゃないんです。
もはや「人生のバイブル」なんです!
人生の大切なことは劇場に行けば教えてくれます。

とちょっと誇張して言い過ぎかもしれませんが、
それくらい真剣にミュージカルを観るといろんな世界が見えてきます。
むしろミュージカルだけじゃなくて演劇全般に言えることですよね。
(そうでもない完全娯楽系もありますけど…)

ぜひ、この記事をここまで読んでくださった方も
一度ミュージカルないし演劇に触れてみて頂けたら嬉しいです。

というわけで、99.9%自己満足の記事ですが、
引き続きこんな感じで書いていきますので、何か感じて頂けたら幸いです。

次はなんの記事書こうかな〜

では皆様も素敵な一週間をお過ごしください!

おおゆき

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