『市にて』改訂版までの道のり【前編】
改訂作業がようやく終わり、アップデート申請も承認されいまのところ不具合も聞かずようやく手を離れた感があるので、下書きのままだったものを仕上げようと思った次第。
『市にて〜ある夏の一日〜』の話もありますが、メインは『ティラノビルダー』で苦戦したアレコレがメインのつもりです。
改訂版を出すまでの経緯
先の記事にも書いていますが、もともとは『感覚的にノベルゲームが作れるツールがあるのか、試しに作ってみよう』が目的のゲームでした。
なので、始まって終わればそれでよし。それだけの感覚で作った第一作目が『市にて』でした。
ここでまず試しにプレイしてもらった知人からのダメだし。
「なにもわからないまま一瞬で終わった」
「説明がなさすぎる」
「気になる謎なら追いかけるがまったくわからないものは追う気にならない」
などのごもっともと思う意見。
それは確かに⋯⋯なら肉付けをきちんとしようか。
となるあたりは生来の負けず嫌いの性分からです。
そこから話を追加し設定だけはあったものを作品に反映し、おおむねそれらしくなったかな。という形をアップデート。
おかげさまでここからは感想がいただけたりと反応がいただけるようになりました。
この時点で音はありませんでした。
理由は以前書いた通り『時間と知識が追いつく気がしない』だったのは先のアップデートをしたのがフェス作品アップデート期限と言われていたギリギリだったからです。
が、後に「どの時点で審査されるかはわからないがフェス期間中にアップデートしても除外にはならないらしい」と知ったので、じゃあ、やるか、言い訳してた音付け。
となるに至った次第でした。
前置きが長いですが、ここからがメインです。
改訂時にあったトラブル・ミスなど
ここからが、改訂時に詰まったもろもろです。
・ビルダーはシームレスループができない【v4時点】
※2022/05/25追記
記事執筆時でのバージョンはv4、最新版のビルダーではシームレスループが可能です。
自分にとっては痛恨でした。
シームレスとは簡単に説明すると『つなぎ目を自然にループさせる』ようなことだと理解しています。
ビルダーは、それができないのです。
わずかな間がループの前にどうしても入る。
これが、自分には我慢できない。
調べてみると、マクロを使用するとビルダーでもシームレスループができる方法はあるようでした。
ただし、どうやらこの方法ではフェードアウトが使えなくなってしまう。
それは、とても、困る。
フェードイン・フェードアウトは音を使う場合自分にとって必須です。
なのでそれを使えなくしてしまおう方法は取れない。
結果、今回の対策としては3分以上の尺のある曲を使用し、その曲ないしセリフト書きなどを収めこむ。でした。
たぶん、合計データ量がとんでもないことになってると思います。
・コンフィグ画面リメイクの試練
ゲームをしていると個性的なコンフィグ画面を作られている方が多い反面、デフォルトのままの方もおられます。自分もそうでした。
理由としては『書き換えるのがとてつもなく苦戦する』に尽きます。
正直、ゲーム作って間もない人などにコンフィグ画面まで求めるのはしんどくない?と自分は思っています。そのくらいには苦戦しました。
スクリプトのほうは知りませんが、ビルダーではメニュー画面などは感覚的に画像差し替えができるのでデザイン変更は『まだ』容易です。
コンフィグ画面は、それができない。この時点で躓く人は躓きます。
昔はやった言葉風に「ね、簡単でしょ」みたいに聞こえる説明をするのならば。
・コンフィグ画面に置いてある画像をすべて名前そのままに入れ替える。
・config.png(jpg)の画像にそのパーツを重ねていき、一枚絵を作る。
ね、簡単でしょ。無茶を言うな。
各画像のサイズ変更などはできません。正確にはできるのでしょうけれど、その場合『config.ks』への挑戦ということになる感覚的の意味は。
なのでそこはぽーいと投げて画像の差し替えでそれらしいものをなんとか作ることで今回は完了としました。いつかリベンジできると良いな。
・コンフィグ画面のタイトル画面設定
タイトル画面には最初から『はじめから』と『つづきから』はセットされています。けれどコンフィグの項目がない。
でもまあ画像を作ってリンクを貼ればいいんでしょ? と思って実行したわけなんですが。
⋯⋯戻れない。
うおお、なにこれなんでええとなったときに神の声(Twitterでのリプライ)
「コンフィグへのリンクにsleepgameが入ってないとかは…ありますか…?」
というわけで調べたところリンクを貼った際にその記述が必要と判明。
こんな記事も後に読みました。
で、だ。
ビルダーではもちろんタイトルに書き込むのはできません。
つまり、エディタがいる。
ということでここでビルダーから離れてエディタに手打ちが入りました。
ビルダーで作るときもエディタっているんだね!
おすすめエディタは公式にも載っていますのでそちらを参照ください。
長いな!?!?
というわけで、一回ここで区切ります。
おかしいなここまで長くなる予定ではなかったのだけど。
次回は一番の難所『変数で血反吐』をお送りします。
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