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ティラノフェス2020おつかれさまでした

5日にバーチャルフェスが吹き飛び、6日にエンディング・受賞式が行われたティラノゲームフェス2020。
みなさまおつかれさまでした。

自分にとっては、本当に久しぶりの『賞』というものが存在する場であり、初めてのゲーム作品発表イベントでした。

そもそもフェスに出そうと思わなかったらいまだに「一度作ってはみたいんだけどなーーーー⋯⋯」と言ってるだけだったかもしれません。
ふっと「出すか、作るか」となった去年夏の自分には「お前よくやったぞ」と伝えておきたいものです。

ここから振り返り、長いよ!

ざっくり振り返り

ティラノフェスをざっくり振り返ろうと思うのですが、なによりも一番大きいのは、卑下でも謙遜でもなく『こんなに多くの人にプレイや感想をいただけるとミクロも思っていなかった』につきます。

これは単純にいままでいた創作の世界と自分のスタンスの在り方が原因です。
「特に見られなくてもいい」
「感想とかはないものが普通」
最近はそれも超えて
「もう読者は自分ひとりでいいや」
と創作活動の幅を狭めに狭めていた故です。
少し評価とかそれに付属するものに疲れたことがあっての延長線のまま創作をしていたからです。

そんなスタンスだったりそれまでいたところの感覚で「二桁プレイしてもらえたら奇跡だよねー」と真面目に思ってました。

が、だ。

フェスがいざ開催されたら( ゚д゚)ポカーン
最終的には参加作2作共に300DL超えをしておりました。
なおかつ大晦日に出したフェスと無縁の『大晦日の夜』も100DL超えていました。

感想も本当に驚くほどいただきましたし、ウツロシリーズは続編の声を複数の方からいただけました。結果はご覧の通りで続編を進行形で作ってます。

これに関しては感謝しか本当にありません。

プレイ側としては、ひたすらひたすら楽しんでいました。
楽しんで笑って泣いて心を揺さぶられて。
「この作品すごい! こっちもすごい! なにこれ最高か!」
で。
「え!? これ全部フリーなんですか!?」になるまでがワンセットの連続でした。

作品ピックアップのようなことは特にしませんが(選びきれないので)フリーゲームをほぼしてなかった自分には「こんな宝の山を見逃していたのか馬鹿馬鹿」みたいな気持ちでいっぱいです。
これからも遊びます遊ばせてください。

バーチャルフェスについて

今回初の試みだった、バーチャルフェスについても自分は触れないわけにいかないなというくらいには入り浸りました。
気が付けばほぼだいたい夜いる人みたいになってた気がします気がするんじゃなくて事実ですよ、はい。

正直、ここがなかったらいまTwitterなどで交流させていただいてる方とリプなどのやり取りができた方は極小数だったと思います。真面目に。
Twitterの交流下手人間なのもありますし、初の試みなのでバーチャルフェスがわりと自由度が高かったのは大きいと思います。すべてがいい意味でかは自分にはわかりかねるので、今後含めて運営の方の判断にお任せします。

元々いにしえのMMO民だったこともあり、バーチャルフェスの会場は自分にやたら馴染みました。コミュニケーションの敷居がかなり下がりました。おかげでいろいろなお話ができました。
Twitter以上に、「この向こうに人がいる」というのが意識できたのが大きいのもあるかもしれません。

受賞式について

賞の発表が昨日あったばかりで運営の方も言われてた通り今年は激戦区だったようです。
結果を見て「おお、やはり」「おー、これが!」そして「あれ? あれは?」みたいな気持ちになりながら見ておりTwitterでできる範囲いいね押すマシーンになったりしてました。タイムラインいまだ熱気冷めやらぬという感じなのもそれだけみなさんがフェスに真剣に取り組んでおられたからなのだろうなあと思っています。

自分はもともと賞は無縁だろうなあと思っていましたが、実際今回は賞獲得に至らなかったのは本音を言えば「悔しいのう」と思うところがないといえば嘘になりますので正直に言っておきます。
ここら辺は何度経験してもやっぱり慣れるものでもないし、かと言ってなにも感じてないように振る舞うのは自分の感情を殺すことになるのでnoteの隅にひと言書くくらいはしておきます。

まあ、でも作品作りのスタンスがそれで変わるかといえば一切変わりません。
作りたいものを作る、でもフェスのおかげで「あの人やあの人が今回も楽しんでくれたらいいな」と自分以外の人のことを意識するというものが少し生き返りました。これ、大袈裟な表現でなく。
そのくらい、ティラノフェスの与えてくれた影響は、自分にとって大きかったです。

今後について

今年の作品作りはじわじわと進めています。
一応今後のフェス参加の予定は(続くと信じて)

・ウツロシリーズはなにかしら一点出す。
・ノンシリーズを出せたら出す。

というのは目標に据えています。
あと自分の中で『ノベコレに出したい作品、BOOTHなどに並べるのみの作品』の線引きが今回の経験で大まかに定まったので、その方針で作りたいものを作って「うーん、これはこっち」としていく予定です。まあBOOTH出してからしれっと後でノベコレに出すこともあるかもですがそれはそれ。

ひとまず近々は

『市にて〜とあるお江戸の一日〜』

こちらを完成させることが目標です。
作ってるうちにいろいろ欲が出てきているので、それも実現できればいいなあと思ったりはしてますが『本編をきちんと作ってからそういうのは考えてください』と頭の中にいる監督が釘さしてくるのでまずは何より本編作りに集中します。

あとはいま置いてある『市にて』の立ち絵差し替えなどを行って『完全版(とそろそろ言いたい)』に改訂するなどしてたら今年が終わるんじゃないかと思っています。

長いね!

最後に改めて、プレイしてくださったみなさん、感想・FAをくださったみなさん、なによりもフェスを開催してくださる運営様。

本当に、ありがとうございました。
ご縁があればこれからもよろしくお願いいたします。


2020年3月 蒼猫

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