『市にて』改訂版までの道のり【後半】
長くなったので前後半に分けましたが、この辺りの長さの感覚は個人によるものなので気にしないでください。
前半では主にループがシームレスでなかったこととコンフィグ画面についてでしたが死闘はまだまだ続きました。
むしろここが一番の難所でした。
・変数管理を用いた隠しエンド
当初、これをする予定はなかったのですがふとバッジ実装するかと浮かんだからだったか、原因は忘れましたが『全部見てくれた人にそれっぽくまだ続くかもねみたいなシーンがあっても良いのでは』と思ったのは確かです。
確か変数で分岐ができたはず⋯⋯と、自分が見ていたビルダーのページはこちら。
みんな知ってる(だろう)yuko_point、むしろそれ以外のページが見つからなかったとかなんとか。
当初の分岐の予定はこうでした。
・各エンド到達の度に+10
・合計値30になっていたら隠しエンドへ。
これで試してみたところ、何度もしくじりましたが隠しに行けたのです。
ならこれでアップロードだーの後に悲劇は起こった。
隠しに行けない報告を数件いただきめきょめきょになるメンタル。
原因は『何故行けないのかが理解できない』からです。
要は知識不足ゆえですが、その知識を補えるところが検索してもたどり着けない。
ここ、大事なところなのですが「検索したら見つかるよ」という方は多いと思うのですが
本当にわからない人間はそこにたどり着ける検索方法もわからないことがある、のです。
わりとこれは真面目な話。
なんで、と聞かれても困る。
それを言いたいのは誰でもない当人ですから。
詰んだ⋯⋯え、どうするのこれ⋯⋯Twitterで嘆き続ける蒼猫。
そこに神が降り立った。
まーじーでーーーー!?!?
何処にお住いかわからないので全方位に感謝の祈りを捧げながら教わった方法で無事(たぶん)分岐問題クリア。
いまでも足を向けて寝られません。
あと実は隠しのBGM当初もっとホラー寄りで作ったのですが直前に差し替えました。
『日常ホラー』と『高校男子の日常』のバランスを考えた結果です。
・バッジ実装の際のcallタグ置き場
ここも少し躓きましたが解決させた部分。
ラベル『title』の下に置くんやで。
なんならバッジ取得スクリプト置いてるシーンでもええんやでと後に聞いた衝撃よ。
・暗転したら暗転解除を忘れない
これは笑い話レベルの失敗ネタなのですが、笑えないほど頻繁にやりました。
場転のための暗転箇所が何ヶ所かあるのですが
「次のシーンに行かない!? なんか画面が暗い!?」
とパニックになること数え切れず。落ち着け。
原因は本当に初歩的な「暗転置いてたの忘れて暗転解除してなかった」という『だけ』に人間すぐに気付けなかったりするのね⋯⋯などの気付きを得ました。
・ビルダーはfirst.ksを書き換えられない
これはよくプラグインに書かれてる説明書きでビルダーの人間が引っ掛かるポイントの気がしますが実際どうかは知らぬ。
説明書きにはほぼ決まって『first.ksに書き込んでください』に記載があります。
が。
ビルダーはfirst.ksに上書きしたものは情け容赦なく消されます、なかったことにされます。
これは初期も初期の『市にて』のUIプラグインのときに泣かされました。
正解がわからなかった当時、自分がしたのは『title.ks』にティラノスクリプトコンポーネントで書き込む、でした。
後に、方法が判明。
『scenario』フォルダ内『system』にある『plugin.ks』に記載する、が正しいようです。
・「こんなの初歩だよ」もわからない人はいる
こんな感じの『市にて』どたばた改訂が繰り広げられていたのですが、いろいろな方のご助力によって完成したのは間違いありません。
そして、肝に銘じたいのは自分もですが「わからない人間は本当にわからない」のだけど、それを「このくらい知ってて普通でしょ」は不毛地帯なのでやめようね、という話で今回はおしまい。
・お世話になりました記事
ゲームの根幹的な部分でこちらの記事2件にはお世話になりました。
そしてTwitterでぼやいていたこやつに的確なアドバイスをくださった丹綿樫さん( @skunkvn )、弐藤(ニトー)さん( nitonato03 )には心よりの感謝を。
もちろん、プレイしてくださった方には深い感謝を。
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