一番好きな事を仕事にできなくても人生終わりじゃない 私の場合
好きな事を仕事にしたい。趣味を極めて仕事にできるレベルまでいきたい。
多くの人が望む事だと思うし、私もその中の一人だった。
結果、今一番好きだった事を仕事にしているかというと答えはノー。だけど今不幸なのか不満なのかというと全然そんな事はなく、これで良かったと思うし若い時に戻ってもう一度人生やり直したいとも思わない。
占いを仕事にするようになり、沢山のお客様とお会いする中で、自分だけでなく他の人にもこの現象は多く起きるんだという事を発見した。
好きな事があり、仕事にしたいと思うなら全力でそこへ向かえばいい。
それが叶う人も中にはいる。けど叶わない事も多いと思う。
それでも、全力でそこへ向かう中でまた違う道が目の前に現れる。
これがやりたかったけどこっちに呼ばれたかなという事が起きたらそっちへ行ってみるといい。
それは第一希望とは違う仕事かもしれないけどそれで生きていける。
一番好きだった事はその新しい場所で、なんらかの形で生かされることが多い。
後から来た仕事の方が本業、好きだった事が副業になる事もある。
これは思う方向に向けて全力で行動したからこそ起きてくる事。やりたいんだけどと思いながらじーっと待っていては何も起きない。
私が子供の頃からものすごく好きだった事で、どちらかというと得意と言える事いうと絵を描く事と文章を書く事。他には何も無かった。本や漫画を読むのも好きで、ジャンルは色々。不思議なものも好きでそういう本を読んだり、占いも自分でやってみる分にはすごく好きだった。
夢は、小説家、漫画家、イラストレーター。この中のどれかになる事。子供の頃からの夢だった仕事は今できていない。
それに近づきたく、絵が好きな人募集の求人広告を見て入った京友禅職人の世界、独立起業、業界が不景気になってきて廃業、観光地や催事で似顔絵描きの仕事、その副業のつもりでスタートした占いが今は本業。
子供の頃から占いが趣味としては好きだったのにやりたい仕事候補に入れなかったのは、接客が最もやりたくない事だったから。直接人と会うのは苦手で、誰にも会う事なく一人で出来て、自分の作品を通して間接的に人と関わる方を望んだから。
でも不思議なもので、呼ばれた仕事というのは出来るようになっていく。最初はストレスでも慣れていく。そしていつしか好きになる。仕事を通して沢山の人に会えた事が自分の宝だと今は思う。
元々好きだった事は違う形で生かせていると思う。小説家にはなれなかったけどブログの文章を毎日書いている。内容によって変動はあるけど平均毎日300人位の方に読んでいただけている十数年書き続けているブログがある。楽しみに読んでいると言ってくださるお客様がいて、その事を励みに自分も楽しく書き続けていける。それが自然に占いの集客の中心にもなっているから無理なく出来ている。前職はぼちぼち描く程度の副業になったけど本業があるから気持ちには余裕があり楽しく描ける。好きなものを描いて自分の店に飾る事もある。
職種は違っても似たような経験を、お客様からお聞きする事も多い。人生は最初に描いた思い通りにはならないかもしれない。でも予想外のストーリーが展開されるからこそ人生は最高に面白い。
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