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[書評] 独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 – 2020/9/29

Amazon評価:4.3 out of 5 1,109個の評価 ※執筆時
読書メーター 感想・レビュー:255 ※執筆時
玉木評価:★★★★☆

■総評
良書。多くの手法、語彙、解釈に出会うことができる。独学の方法論の世界を照らしてくれる

■なぜこの本を手に取ったか
書店で目にして、独学のやり方を見つめ直したことはなかったので、より良くなる方法があれば知りたいと思った

■手に取った目的は達成されたか
達成された。それまでは知らなかった情報が多く載っていて、独学方法の改善に繋がった

■思ったこと:雑感
・冒頭の二重過程説の部分だけでも、それまで知らなかった人にとっては十分価値がある

・システム1,2に対し、さらに理想を語りかけたり、問いかけるシステム3のようなものが、実生活においては必要だと感じた

・今自分が考えている思考が、1,2どちらの思考かを確認し、3に問いかけさせるイメージ。よくある、天使と悪魔の葛藤は、この1,2によるものなんだと思った

・直列処理の2を呼び出すためには単純作業に入る→風呂や家事、トイレや散歩中に色々思いつくのは、2が作動しやすい環境になっているから?なのかな

・「巨人の肩の上に立つ」「人類の目」という考え方が、自分にはなかったのでとても鮮烈だった

・本の読み方について、それまでは漠然と「速読」が気になっていても身に付かなかったが、読書の種類がまとめられており、自分が求めていた読み方は「速読」とは少し違うものだったことがわかり、とてもスッキリした

■行動したこと/得られたこと
・システム1に振り回されずに、2を起動して目の前の出来事に対しての行動をどうすべきかの判断を行えるようになった。それにより、実際の行動が変わり、より価値のある時間の過ごし方を選択できた

我々の観察と「人類の目」の観察を比較することで、我々が自身の見落としや予見に気づき、より詳細に見る力を身に付けることができるのは、研究の蓄積という形で「人類の目」を磨き鍛えてきたおかげである。

P203|<何を学ぶか自分で決める>より抜粋

▼読書メーター|非凡かつ美しいのマトリクス
https://bookmeter.com/users/1140936

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