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「アバーヴ」#1

これからnoteを書くことにした。だって好きなことを頑張りたいから。テーマは僕の成長日記だ。成長日記と聞いて成長期の話と思う方がいるかもしれない。しかも成長日記とはいっても大学生の成長日記だ。

さて、みんなは今、夢ややりたいことがあるだろうか。僕の場合は高校時代たくさんやりたいことがあったし、それを今まで実現してきた。しかし、面白いことにやればやるほどやりたいことは増えていったのだ。何でも好きになる僕だからこそできることだと思った。

その一つが、文章力だ。

「小説家になりたいです!」小学校の卒業式、体育館に響いた決意。この時僕は、小柄な体に不釣り合いなほどの大きな声で叫んだのを覚えている。両親の記憶にも留まっているらしい。小さな頃から異常なほどメモを取る習慣がついていた。「なんでもメモ」なので大したことは書かなかったが、好きなものや好きなことをずっとリストアップしてるだけで楽しかった。僕はこの習慣を特別なものだとは思っていなかったので、長らく気づかなかったがある日友達に言われた。「いつも何書いてるのー?」小学生の頃、書くこと自体を愉しむようになっていた。三角鉛筆を握って、5mm方眼の上にもう一つの世界を作る。自分の頭と作戦会議しながら。「楽しい」って喜びは書き記せないほど強烈だった。今でも教室の風景と幼稚なノートが重なっている。

小説家になってみたい。

この習慣は今でも続いている。中学校に進学し、図書委員会に出るときも、部活に行くときも、授業を受けているときも、常にノートがそばにいた。高校に入ってもずっと。そして気づいた。この「なんでもメモ」習慣は、誰にも真似できない最強の習慣なのだと。はっきり言って異常だ。今のところここまでメモしまくる人を見たことがない。具体的な内容は、ペンギンの絵、勉強計画、Amazonで調べたPCパーツの値段、ショートエッセイ、と多岐にわたる。私にとってはどれも書くだけで意味のあることである。他の人からすればメモするほどでもないことと言われるものもあると思うが、果たしてそうだろうか。僕は書き出すことで得られるものがあると信じていた。

そして実際に高校生の頃、とんでもない成果があらわれる。

もともと嫌いな科目の勉強はできないタイプだが、好きな科目はとことんやる。誰も追いつけなくなるまで研究して極めるのが質である。あまり勧んで書きたくはないが書くことにする。高校生の頃、

僕は「恋愛心理学」に手を出した。

YouTubeや図書館で心理学について学び、ノートにまとめる。書かなければ覚えられないので書くしか僕には方法が無かったわけだが、ここが逆効果だった。書く愉しさと実用的な恋愛心理学の面白さがドツボにハマり、抜けられなくなったのだ。お陰で得意な数学の成績が悪くなってしまったが、面白いことにあの頃は恋愛心理学の方が大事だと思っていた。大学進学を考慮すれば、数学力を鍛え物事を考える訓練をする方が有意義だ。しかしながら、僕はあのとき「恋愛心理学」の勉強をしておいて良かったと思った。なぜなら、僕には一般常識が備わっていないからだ。

僕は会話自体が苦手だった。

いわゆるコミュ障ぎみであったと言える。対面しても、緊張してアイデアも勇気も出ず、沈黙が続く。そんな不器用のおかげで今まで色々な方々にお世話になってきた。恋愛心理学を通して、僕は会話術を学んだ。ある友達はこれを心理術と呼びマスターしている。まあたしかに、常にそんな術ばかり意識していては会話を楽しめないが、緊張して会話のきっかけを掴めなければ意味を成さない。会話中の緊張感を払拭してくれるのが僕の場合は「自分にルール(術)を作ること」だっただけだ。僕の周りのみんなが優しい性格なのもある。それでもこのルールを作ってから、そこそこの会話をできるようになったのは間違いない。もともと喋らない性格だ。そこからむしろ会話が好きになったと考えれば素晴らしい成果を得れたと思う。みんなに感謝したい。

このようにして「なんでもメモ」習慣が対話にも役立つようになった。それから僕は、身につけたい貴重な能力でもとことん研究することで身につけられる可能性があることに気づいた。

やはりメモはやめられない。これからもnoteを書くことにしよう。

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