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ミニマリスト旅:機内持ち込みスーツケースで3週間。長期海外旅行で本当に役に立ったモノ・コト。

昨年末3週間弱かけて、4か国8都市をまわったヨーロッパ旅行。実は夫婦共に機内持ち込みスーツケース(下の写真)のみで過ごしました。周囲に「それ3泊分の荷物じゃん」と言われましたが、以下の理由で決行してみました。

・とにかく無駄や人混み、行列が嫌い
できるだけ荷物を預けたり受け取る手間、待ち時間も省きたい。
・機動力を確保したい
日欧往復のANA便以外、EU内移動が多く、LCC、車、鉄道が挟まるので機動力が重要。腰痛もちでもあるので。
・夫婦共に買物に全く興味が無い(課題はお土産だけ)
・そもそも1週間ぶん以上の衣類は必要無いはず。旅のあいだずっと洗濯できないほうが不潔ですしね。

結論から言えば、それなりの工夫はしたものの、全く問題ありませんでした。

以下、次回に向けての備忘録を兼ねて、実際に役に立たった便利グッズやTipsをまとめてみました。

少し情報量過多になったので、時間が無いかた向けに”まとめ15カ条”を文末につけてますのでご参考ください。またnoteアプリで見ると目次から飛べたりしますので便利。

では、いってみましょう。


■衣類 洗濯する前提で

当然、機内持ち込み型のスーツケースで持っていける衣類の量は1週間分が限度。なので予定通り、途中マラガのコインランドリーで一度だけ洗濯しました。割り切り重要。

ほかに衣類がらみで工夫したことは以下。

1.靴:もっとも嵩張るので、疲れずオールマイティなものを一足だけ選択。こんな靴なら軽くて履きやすく、ぱっと見セミフォーマルにもフィットします。

2.重ね着と着回し:ロンドンやパリと、スペイン南部の気温差に対応できるよう重ね着を前提にコーディネイト。黒、グレー、ブラウン系のTシャツに、同系色の薄手セーターを合わせる事で、どの服も2つ以上の組み合わせで着まわせるように。

3.防寒着:寒い屋外から空港内など暖かい場所に入った場合など、脱ぐと嵩張って荷物になる厚手のダウンは避け、Gapなどのパッカブルなライトダウンジャケットと、薄手のウィンドブレーカーのみに。それでも寒いならライトダウンの中にウィンドブレーカーを着る事も可能。ただ12月上旬の寒いパリでもユニクロ極暖タートルネックとライトダウンで何とか大丈夫でした。ウィンドブレーカーと重ね着れるようにダウンはフード無しがオススメ。

4.パンツ:用途別に3種類(薄手で長さ調整ができるワークパンツ、防寒ワークパンツ、防風セミフォーマル) を。温暖差もあるし、いいレストランでの食事を諦めない限りはコレが最小限。女性の場合は、セミフォーマル用に黒系のマキシワンピースを1枚持っておくと良さそうですね。

5.何度も着るものは出し入れしやすいジッパータイプの圧縮袋に、下着類は通常の圧縮袋に。

6.傘は持たず雨合羽だけ用意(しかし今回は使わずじまい。傘を貸してくれるホテルなら不要だしね。)多少の雨ならウィンドブレーカーで代用しちゃったほうが良いかも。

7.それでも足りなければ現地調達と割り切ること。たいていのモノは手に入る!

少ないとはいえ男性よりは荷物が多めだし靴が二足必要だった妻は、往復ともスーツケースがパンパンな状態でしたが、僕の場合は予め使い捨てる予定で入れていた服を処分する事で帰りには多少はお土産も入れられる程度に。

後述するデジイチとレンズ二本、電源タップと、着なかった服1枚は削減できたはずなので、更にスーツケースの1/6は空けられたかも。パッカブルな折り畳みサブバッグも持参したので、むしろ”お土産もっと入るよ”状態でした。

■スーツケース

スーツケースもしっかり紹介しろとご指摘いただき、追加。

1.当然、機内持ち込みサイズで僕が使った事があるメーカーのもの。
2.フロントオープン推奨。重いPCやタブレットを手荷物検査場で簡単に出し入れできる。
3.できるだけ容量が大きくて、TSAロック、静音キャスター、ストッパー付きがベター。
4.色について。LCCの小型機などで手荷物を問答無用で預けさせられる事も多い。そういう時のために、自分のものだと遠目からでも識別しやすい色やデザインがオススメ。僕は派手すぎるのもアレなのでステッカーで代用してます。

以下、オススメなスーツケース。

[プロテカ] マックスパスH2s 限定鏡面仕上げ 40L 46 cm 3.3kg 

[イノベーター] INV36 機内持ち込み 33L 36.5 cm 3.4kg 

[イノベーター] 機内持ち込み 36L 48cm 3.3kg

[シフレ] ZEROGRA ゼログラ 機内持ち込み フロントオープン 35L 46 cm 2.7kg 

■街歩き用バッグ

旅先では街歩きバッグが自分のデスクみたいなものなので拘りたい。MILESTOのショルダーバッグが便利。トート的に使えるシンプルなデザインで服装を選ばず、軽くて防水性も高い素材。黒、ベージュ、カーキ、ブルーと4色どれもいい色あい。

バッグは好みが別れるものですが、バックパックはモノを出すときいちいち下さないとダメなので実は不便。また旅行中は何をどこに入れたか判らなくなってパニくりがちなので、普段使いのバッグを持っていくのが正解だと思います。

ちなみにカスタマイズしてるポイントは3つ。

1.バッグ肩紐の滑り止め
"ずり落ちる→掛けなおす"を繰り返すことが無くなり快適。

2.モバイルポーチ
バッグ紐に括り付けられるタイプ。パスポート、Osmo Pocket、iPhoneを素早く出し入れ出来て空港などで特に便利。

3.バッグインバッグ 10ポケット
鍵や財布、チケットなど、モノの在り処を決めるためにもポケットの数は増やしておく。こんなヤツ。

■電源まわり

旅先のホテルでの充電機器もコンパクトに。下記の1~3は必須レベルの便利さ。

1.海外旅行用マルチ変換プラグ
210カ国以上対応の変換プラグ(A、C、O、BF / 100-240V入力対応)。USBポート x4、急速充電USB-Cポート、通常コンセントで6台同時に充電可能。
※電圧変換はできませんが、通常の用途では問題なし。

2.Anker PowerCore Fusion 5000
充電器とモバイルバッテリーがひとつに。これ一択でしょう。

3.Anker PowerLine II 3-in-1 ケーブル
Lightning、USB-B、USB-Cに切り替えられる便利なケーブル。街歩き中に、iPhone(Lightning)とOsmo Pocket(USB-C)を切り替えて充電するのにとても重宝した。コレ2本持ちが最強かも。

4.毎晩の充電用ケーブルを追加
当たり前だけど、ホテルで毎晩、寝てる間に充電したいガジェットの数だけ充電ケーブルを準備する必要があります。

夫婦2人の例では毎晩、iPhone2台にUSB to Lightningが2本、モバイルバッテリーにUSB to USB-Bが2本、Osmo PocketにUSB-C to USB-Cが1本、必要。上記PowerCore FusionのUSB出力2つに、3-in-1ケーブル2本をさしっぱでiPhone用に使ってたので、残りの3本を追加で持参。毎晩充電する必要がないスピーカーやイヤホン、タブレット用のケーブルも兼ねられます。

5.電源タップ
海外でも使えるタイプを用意してましたが、上記1の「海外旅行用マルチ変換プラグ」が優秀すぎて結果的に必要なかった。嵩張ったのでコレは大失敗。用途によって検討してください。

■SIMカード

1.AIS Sim2Fly
タイAIS発行のヨーロッパ周遊SIMカード。今回の旅ではアンダルシアの山中以外ではほぼ問題なく繋がってくれました。

・SIMカードを携帯にセットし開通すると日数と通信容量のカウントがスタート。初めて使う場合は旅行前日にWiFi環境でテストしておくこと。日本ではソフトバンク回線に繋がります。
・設定で「モバイルデータ通信をオン」「データローミングをオン」。加えてiPhone 11など特定機種ではAPN設定が必要。繋がるとタイ語のSMSがいくつか届きますが無視。
・帰国後はもとのSIMカードに戻し、電源を入れてデータローミングをOFF、APN設定も元通りに設定しなおし(プロファイルをインストール)
 ・(参考)ymobile x iPhone のAPN設定
  https://www.ymobile.jp/yservice/howto/simfree_iphone/
 

なお帰国2日前のパリでデフォルトの利用期間15日が経過してしまうのは判っていたのですが、安易に”容量と日数を追加購入すればいいんでしょ?”と思ってました。ところが何故か所持カード全てでオンライン決済が通らず(恐らく日本のカードがタイのAISの決済を許していない?)。結果的に2日だけ高価なeSIMを使う羽目に。15日以上の長期の場合は要注意です。

2.ThreeのSIM
Sim2Flyも初利用だったので、もし使えなかった場合の保険として、妻のスマホ用には別のものイギリスのThreeのSIMを用意。

・テザリング出来ない、いったんイギリスに入国しないと長期間は使えない、イギリス以外で使用する際には「データローミングをオン」にしないと通信できないなど、注意点はいくつか。
・今回はロンドンからスタートだった事もあってか、妻のiPhone XRでは4ヵ国とも特に問題なく使えました。
・Sim2Fly同様、iPhone 11など特定機種では、既存のAPN設定プロファイルを消去して、three用のプロファイルをインストールする必要あり。

3.eSIM GigSky
・物理的なSIMカード無しでアプリをインストールしてライセンス購入、設定さえすれば使えるeSIM。テザリングも可能。
・ただしヨーロッパのみ利用可の15日プランで2,400円、1GBと割高。
・いざという時のバックアップとして覚えておくとよいでしょう。

4.VPN(Express VPN)
・海外の空港や駅などで無料WiFiに繋ぎたくなることは多いですが、セキュリティ的にはかなり危険。
・サクサク使えて複数台(夫婦のiPhone2台)でもいけるVPNアプリを入れておくと安心です。
 https://www.expressvpn.com/jp/subscriptions

5.SIMカードケース

SIMカードの交換って、飛行機内や空港などでやりたくなるもんですが、もともとの国内キャリアSIMを無くしては困るので、何かしらのケースは用意しておいたほうがいい。僕は他のケースで代用しましたが、こいつはSIMカードが吸い付く感じで落としにくいみたい。

■カメラ

1.iPhone 11
機動性が求められる旅スナップではもはやデジイチは非効率。また、カメラの画素数や解像度では劣るものの、HDRやデジタル処理が進んでいるお陰で、素人が撮るぶんにはむしろiPhoneのほうが綺麗に撮れる事も多い。超広角レンズもついたし、iPhone 11 Proの画質は、大画面表示や印刷用途でなければ十分。

2.Osmo Pocket(動画撮影用)
iPhoneでの動画撮影はスマホを占有される事になるので恐らく多用はできないと踏んで、動画撮影用にOsmo Pocketを選択。歩き撮り、タイムラプスなどスマホでは撮れない動画が残せて大満足でした。

3.デジイチ(GX-7)
念のためデジイチとレンズ2本+α(ノーマルと望遠、広角コンバージョンレンズ)も持っていったのだけど、そもそもOsmo Pocketで動画撮りながらiPhoneで写真撮るってだけで精一杯。妻に一台任せるかと思ったけど興味も知識も無い。結局、旅の序盤からデジイチは封印。

結論として、撮影が目的の場合や、ずっと車で周れるような旅なら今後もデジイチを使うだろうけど、旅用に別途カメラを持つとすれば、ボケ味とズームを両立できるコンデジ(RX100 VII辺りが候補?)に乗り換えるのが良さそう。それでもやはり、撮影優先ではない旅スナップでの運用面を考えれば複数台での撮影は無理があるんだけど。

■スマホまわり

1.Nulaxy スマホスタンド
 機内でスマホやタブレットで映画を見る際に、前の席のポケットなどに引っ掛けて使えるスマホスタンド。多少重いのが難点だけど、このカタチが最も柔軟に使えてよかった。

2.スペイン、ポルトガル、パリ、共に都市の移動手段では、電動自転車とキックボードが当たり前になってた。アプリを入れて決済できるように準備しておくと良いかも。意外なことにUberの普及度は低く、今回まわった都市で実際に使えそうなのはパリくらいな印象。

3.GetYourGuide
ドイツ発、旅先でのアクティビティのチケットをサクッと購入できるサービス。主要な観光地のものはだいたい網羅されているので、チケット売り場に並ばずスマホで入場できる。
https://www.getyourguide.jp/

4.タブレット(Fire HD10)
海外旅行では結構な頻度で飛行機も遅れるし、雨でホテルに缶詰になる事もある。そういう時にイライラしないで過ごすには、Amazon PrimeやNetflixなどで映画を観るのがいちばん。日本を発つ前に自宅などWiFi環境で観たい映画をダウンロードしておくこと。ただし、リージョンの関係で日本以外では観られない映画もあるようなので、それに当たったら諦めるしかない。僕はFire HD10を持ってますが、旅行には8のほうがサイズ、重さ的にベターかも。

5.iPhoneやタブレットで奥さんや彼女と一緒に映画見る際には二股プラグもね。(当然コレ使うなら有線イヤホン2台も必要なのでご注意を)

6.iPhone 11 pro用カバー
これは単にお気に入りなiPhoneカバー。

7.機内用にノイズキャンセリング機能付きのイヤホン。WF-1000XM3はノイキャン性能と音質には満足。低音量と音切れは不満点。Airpods Proも気になるけど、デザインが嫌いで使ってみてません。

8.ホテル室内での快適さにはスピーカーって重要。そこそこのホテルでも外の騒音が聞こえたりすることは結構あるし、夫婦でもトイレの音などは聞かれたくないもの。JBLのコレは音質と使い勝手と値段のバランスがよくてオススメ。Boseの安価なスピーカーは音が籠り気味だし、音質的にはオススメなB&Oは接続性など使い勝手がイマイチで値段も高め。

■その他

1.腰サポーター
旅では強制的に歩くことが増えますが、数年前にぎっくり腰をやってるので、腰サポーターで保護しながら頑張りました。ただ日本で用意しておいたものを別バッグに入れたまま置き忘れてしまい、ロンドンで急遽、高くてゴツいヤツを調達せざるを得なかった。でも結果的にはあれが良かったのかも。毎日13000歩とか歩いてたので結構なリハビリになったけど、サポーター無しでは半分も頑張れなかっただろうな。

2.輪ゴム
寒い屋外から暖房の入った屋内ですぐに列に並ばざるを得ない時など、ササっとダウンジャケットを一時的にまとめられる。めちゃくちゃ便利。我ながらナイスアイデアだった。帰国してから下記のバンドを購入して使用してみてるけど、見た目はともかく輪ゴムのほうが圧倒的に使いやすい。

3.ネックピロー
3通りの使い方ができる低反発素材のネックピロー。今回は別のものを持参したのだけど、こちらにすれば良かったと後悔したもの。

4.Hero clip
荷物かけフック。特にパリなどはカフェなどのテーブルがめちゃくちゃ狭いのであると便利。

5.チタン爪楊枝ケース
当然、海外で爪楊枝は簡単に手に入らないので必要な人は準備しておくといい。

6.ウォシュレット代替
ウォシュレットはやはり高級ホテルにしかない。TOTOの携帯用と、トイレに流せる"おしりセレブ"。

7.耳栓

飛行機の中などで寝たいときには必需品。米軍も使ってるというこいつは評判いいですね。

8.その他、あると便利なものたち。
ウェットティッシュとお尻セレブを兼用できそうなもの。

衣類圧縮袋はもはや当たり前。

ジッパー付きポリ袋。肌用クリームなどの液体を機内に持ち込む場合は、中身が見える形で決められた量に小分けにしておく必要あり。

旅行財布。これももはや常識でしょうけど、現地通貨とカード2枚+αのみにして、他は持ち歩かない。ぼくは念のためスキミング防止シートも入れておきました。

パッカブルなサブバッグ。お土産が入らなくなった時に。帰国時に少しだけ使いました。

携帯用物干し。コインランドリーで乾燥するなら不要。

使い捨てスリッパ。海外はスリッパ無いホテルも多い。

ラゲージスケール。LCCとかは荷物の重さにシビアで追加料金とられがち。事前チェックしておいたほうがアタフタしなくていい。

mont-bell トラベルキットパック M。洗面所に吊り下げられるポーチでサイズがちょうどいいのはコレくらい。品薄な感じ。

簡易宅配ボックス。これは番外編ですが、旅の間に荷物がたくさん来てもコイツが受け取ってくれます。

他には、緩衝材(プチプチ)をワイン瓶一本まける程度。海外の方への手軽なお土産としては折り紙が良さそう。

■スーツケース

■Osmo Pocketまわり

今回の旅で初導入した3軸ジンバルのカメラ。スマホより小さく軽く目立たないので、例えばバッグにクリップなどで固定しておいて街歩き中ずっと録画しておく、もしくは長時間固定してタイムラプス撮影、などの使い方ができる。本体3.8万円、オプションもろもろで+3~5万円と、高くても10万円以内の投資で動画撮影の幅が大きく広がる、大満足なガジェット。

以下、数あるオプション品を必須度順で。

1.拡張キット
スマホからコントロールできるWiFiモジュールと、コントローラーホイールは必須ですね。

2.延長ロッド

Osmo Pocketの操作性と、歩きながらのHigh、Lowポジションからの撮影を強力にサポートしてくれる純正の延長ロッド。僕はiPhoneもコレに付けて使ってました。

3.ジンバルプロテクター

ボディまで覆うヤツを買いたくなるだろうけどこっちがオススメ。これなら薄いレンズフィルターや、コントローラーホイール、WiFiモジュールなどのオプションを付けたままでも装着可能なので、外での撮影時にオプション付け外しが減り、非常に機動性が高まります。

4.クリップマウント
街歩きの際に、バッグの肩紐に取り付けて動画を録画。Osmoポケットは3軸ジンバルのブレ補正が効くのでスナップ的な用途であれば十分な動画が撮れます。今回大量に動画を残せたのはコイツのおかげ。

5.広角レンズ

画角が狭いことが最大の弱点であるOsmo Pocketを広角化するコンバージョンレンズ。下記Ulanziは及第点だと思うけど、できれば、Amazonではずっと品切れ状態のKenkoか、DJI Store等で買えるFreewellがオススメ。

Freewell Osmo Pocket Wide Angle Lens
https://store.dji.com/jp/product/freewell-dji-osmo-pocket-wide-angle
 

6.スマホホルダー
iPhoneとOsmo Pocketを合体させて使うホルダー。iPhoneの画面を観ながら撮れるのは良いのだけど、WiFi接続のほうが使い勝手がいいし、サイズのわりに重くて出番が少ない。

7.ワイヤレスモジュール+ミニ三脚

  Osmo PocketのWiFiモジュールを付けたままで三脚マウントできる。タイムラプス撮影など、長時間据え置きしてWiFiで遠隔操作するには必須。

8.NDフィルタ
カメラにつけるグラサン。天気が良すぎる場合など、明暗さで露出がころころ変わったり、水面やガラスなどの反射をおさえたい場合など。サーキュラーといって、レンズの上下に明暗の階調がついていてレンズ自体をまわすことで調整しながら撮れるタイプも。

ちなみに最初はこちらの純正を買ってみた。フィルタ自体のサイズがコンパクトなのと、純正ケースがコンパクトなので捨てがたい。

9.RAMカード
本体付属の32GBでは足りないと思うなら買うべし。読み書きのスピードとガジェット側の対応容量をチェックして選びましょう。

10.ケース
Osmo Pocket本体はもちろん、純正延長ロッドの長さが収まり、その他のオプションもちょうど、ひとまとめに入れられるケース。純正よりコレだろ。

11.ミニ三脚
ETSUMI ミニ三脚 フレキシブルポッド。こいつはゴリラポッド以上にコンパクトな優れもの。このミニ三脚にManfrottoのスマホ三脚アダプターを取り付けて、Osmo Pocket延長ロッドに足を巻き付ける事で、スマホを取り付ける事が出来ます。スマホ用の自撮り棒いらずで共用できるってこと。もちろん遠隔で写真撮るにはBluetoothシャッターボタンも必要。

12.Manfrotto スマートフォン用三脚アダプター MCLAMP
カメラ用マウントにiPhoneを固定するアダプター。プロ用品メーカーならではの作りと軽さ。


最後に”まとめ15カ条”を。 

・衣類は1週間分で十分。それ以上なら洗濯する。
・重ね着、着回しで、温度差を解消。服に何役もこなさせる。
・かさばる靴は最低限、出来れば一足に。
・雨具は持たず、兼用できる撥水ウィンドブレーカーを。
・足りなければ現地調達と割り切ること。
・海外の旅は歩きまくり。腰や膝のサポーターは積極的に使う。
・普段持ちのバッグで、鍵、財布、パスポート、チケットの場所を決める。
・街歩きはトートバッグ推奨。バックパックだけだと荷物だしにくい。
・機内用スマホスタンド、輪ゴム、爪楊枝ケース、ウォシュレット代用品があると便利。
・バス用品は不要。保湿クリームは必要。歯磨きセットは好み。
・腹痛、頭痛などの薬は最低限、用意。非英語圏では少し困るかも。 
・カメラはiPhoneと小型カメラなど2台程度に。機材に振り回されるな。
・電源回り、海外旅行用マルチ変換プラグと、充電器兼モバイルバッテリーは必須。3-in-1ケーブルも便利。
・ヨーロッパ周遊のSIMカードは"AIS Sim2Fly"で問題なし。
・携帯スピーカーがあれば、安いホテルでも快適さが違います。

さて、いかがでしたか?


今回はロンドン~バルセロナ、アンダルシア~リスボン、パリと4ヵ国8都市をまわってきたわけですが、北欧、イタリア、ドイツ、オランダ、ギリシャなど、ヨーロッパだけでもまだまだ行きたい街はたくさん。 次も今回のようにコンパクトで効率的な旅が出来るように、工夫凝らしていきましょう。

…その前に、また仕事がんばらないとな。

もし奇特にもサポート頂ける方がいらっしゃるようであれば、もっと役に立つ記事を書いてみようと思っています。