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「プーケット ベジタリアン フェスティバル」から学ぶタイの「キンジェー」

Rituals of Life: The Phuket Vegetarian Festival
Phuket Vegetarian Festival


あらすじ

タイのベジタリアンフェスティバル「キンジェー」の歴史やその後どう発展されたのか、そして式典の様子を描いたドキュメンタリー映画です。

ごめんなさい、動画配信サイトで見つけることができず、視聴はしていないです。
ただ本日10月3日から10月11日まで、タイではこの「キンジェー」期間に入ったので、紹介させていただいております。

ベジタリアンフェスティバルとは

タイのベジタリアンフェスティバル(菜食祭)は、主に中国系の式典で、シンガポールやマレーシア、ベトナムでも開催されています。
9月下旬から10月上旬にかけて、中国の旧暦に従って9日間行われます。

この期間中、心身共に浄化し、清めるために、動物性の食品や香りの強い野菜、アルコールなどを避け、野菜中心の生活を過ごします。
また、九皇神に祈りをささげるために、中国寺院での儀式なども行われるそうです。

ちなみに「キンジェー」の、「キン」はタイ語で「食べる」、「ジェー」は「菜食」や「肉を食べない」を意味します。

ベジタリアンフェスティバルの歴史

別名「九皇大帝祭」とも呼ばれているこのお祭りは、19世紀から始まったとされています。
中国のオペラ団がプーケットに公演をしに来た際、全員病気(マラリア)にかかり、危機的状況に陥ったのですが、
彼らは回復を願い、菜食に徹底した食事をとり、九皇大帝を敬う儀式を行った結果、体調が回復したそうです。
そこから、この儀式が毎年行われるようになりました。

プーケットのベジタリアンフェスティバル

フェスティバル期間中の後半、過激なパレードがプーケットで行われます。
白い服装を着た信者達「Ma Song(マーソン)」が、顔(主にほっぺた)に棒やナイフや金属を刺して歩きます。
火の上や刃物の上を歩く人もいたりで、世界的にも「奇祭」として有名です。

体を痛みつけ、より苦行を行うことで、九皇大帝や神々への献身を示すとされており、このようなパレードが行われているそうですが、
爆竹で亡くなる参加者や、パレードを見て失神してしまう人もいたりするそうです。。。

もちろんパレード以外にも、「ジェー」と書かれた黄色い旗を掲げている屋台やレストランが並び、ベジタリアンメニューがたくさん提供されているそうです。

この期間を楽しむには、プーケットで味わうのが一番ではありますが、
タイ全土で行われているので、バンコクであればチャイナタウンに行くとベジタリアンメニューが味わえたり、寺院で儀式など行われているので、雰囲気を味わいにいくのもいいかもしれないです。

ご一読いただきありがとうございました。

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