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「運命のふたり2」から学ぶタイのドラムタワー

邦題:運命のふたり 2
原題:บุพเพสันนิวาส(ブッペーサンニワート)2
英題:Love Destiny 2


あらすじ

2018年に放映された「運命のふたり」から十数年経った後の時代を描くシーズン2。
今度は庭師として働く現代の女性が体ごと300年前に飛ばされる。
現代に戻りたいと思いながらも、そこに住む人々と触れ合うことによって、少しずつ心が揺らいでいく。

ドラマの中で市場に行く際に、「ドラムタワー」という建物が出てきます。
後にタイの首都になったバンコクにも設置されるようになり、今でも見かけることができます。

ドラムタワーの役割

ドラマの中で説明があったように、ドラムタワーは3階建てでできていて、各階に太鼓があります。
アユタヤ王朝時代、ドラムタワーは寺院にとって重要な役割を果たしていて、どの階の太鼓がなるかによって意味合いが異なっていたそうです。

1階の太鼓「Phra Thiwaratri(プラ・ティワラトリ)は、正午を伝えるためや会合を呼びかけるために使われていました。
2階の太鼓「Phra Maha Rangap-phloeng(プラ・マハ・ランガップ・プルン)」は、付近で火災が発生したときに打たれました。市内の場合は火が消えるまで打ち続けられたそうです。
3階の「Phra Maha Ruek(プラ・マハ・ルーク)」は、敵の接近を見張るために使われていました。

現在バンコクにあるドラムタワーは僧侶を朝起こすために使われているそうです。
また、一般の方々向けにも、そろそろ僧侶が家の前を通ることを知らせ、僧侶にタンブンする(徳を積む)方は準備してね、とリマインドしているみたいです。

ご一読いただきありがとうございました。

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