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「運命のふたり2」から学ぶタイのフルーツカービング

邦題:運命のふたり 2
原題:บุพเพสันนิวาส(ブッペーサンニワート)2
英題:Love Destiny 2


あらすじ

2018年に放映された「運命のふたり」から十数年経った後の時代を描くシーズン2。
今度は庭師として働く現代の女性が体ごと300年前に飛ばされる。
現代に戻りたいと思いながらも、そこに住む人々と触れ合うことによって、少しずつ心が揺らいでいく。

「運命のふたり」シーズン2はおいしそうな料理が描かれているシーンが多いです。その中の一つ、フルーツカービングされた料理が出されるシーンがあります。

フルーツカービングとは

フルーツや野菜を華麗なディスプレイに変身させる、タイの伝統です。
スイカやパパイヤ、カボチャがよく使われるそうですが、サイズや形、質感に基づいてカービングするフルーツや野菜が選ばれるそうです。
表面に鉛筆でデザインを描いたら、小さいナイフで切っていくという、スキルと忍耐力が必要となる技術です。

フルーツカービングの歴史

タイの伝統であるフルーツカーイングは、「Kae Sa Luk(ケーサルク)」と呼ばれており、13~14世紀ごろから始まったとされています。
当時は王室のテーブルを飾るために使用されていて、スコータイ王朝のときに広まったとか。富と地位の象徴として見なされていたそうです。

フルーツカービングの意義

タイでは、食べ物は栄養を取るためのものだけでなく、美学でもあります。なので、味と同じくらい、盛り付けは重要視されています。
また、カービングされたフルーツや野菜はより魅力的になり、人々が多く食べるを促すため、健康効果もあるそうです。
作る側も集中力がhちう用途なるため、瞑想やストレス解消にも繋がるだとか。

フルーツカービングの今

今ではレストランやホテルでも見ることができ、趣味として学ぶ方も増えてきました。また、昔の伝統的なデザインでカービングするとは限らず、現代の趣向に合わせてアレンジされています。中にはチョコレートや石鹸など、他の素材を取り入れてデザインする方も増えてきたそうです。

タイに深く根付いたユニークでかつ魅力的なフルーツカービングは、タイ人の創造性と独自性を表す芸術となっています。提供しているレストランもあるので、ぜひ一度見てみてください。
ご一読いただきありがとうございました。

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