行政書士模試を受けて

コロナから回復して1週間。まだ喉の痛みや痰・鼻詰まりは続いているが、ごっそり落ちていた体力と食欲はすっかり回復し、ご飯が美味しく食べられるようになった。

1週間前、行政書士模試を受けた。コロナの後遺症か、手がうまく動いてくれず、驚くほど字を書くのがままならなかった。行政書士試験はほとんどはマーク式だが、一部記述式もある。震える手で、ゆっくり、一画一画書いた。思い通りに書けず、試験時間に追われていることもあり焦りと苛立ちを感じた。問題文に合わせて解答の語順を入れ替えたいなと思ったが、直している間に時間がなくなりそうだったので、減点もないだろうと踏んで書き直しはしなかった。持ってきたシャープペンシルは重めのものだけだったので、書きにくさに拍車をかけていた。軽いシャーペンか鉛筆を持ってくるんだった、次回からはそうしよう、と思った。そうしたこともあってか、試験時間3時間もあれば、けっこう余裕かなと思っていたが、意外と丁度よく終えた。

試験後、すぐに自己採点をした。はじめの方はマルが連続し、ほんとうに合っているのか少し不安になった。はじめの方は憲法の問題と基礎法学なので、正解しやすかったのだろう。行政法はまだ対策が手薄なのであまり期待はしていなかったが、思ったよりはとれていた。逆に民法は、最近まで勉強していた割にとれていなかった。記述は案外点が取りやすそうで、思っていたほど対策に時間はかからなそうだ。憲法は判例の論点と結論は覚えられているが、事件名を覚えていなかった。直接問われることはないにせよ、事件名・判例の通称と紐づけておきたい。また、条文学習をあまりしていなかったという反省点も見えてきた。民法も条文学習不足を感じた。また、民法は場合分けが非常に多く、「こういう場合はこうなる」という条件と帰結を、キーワード反射で解けるようにすることが課題だ。行政法はこれから詰めていこうと思う。

今回一番危機感を抱いたのは、一般知識である。一般知識は、基礎法学、政治・経済・社会・歴史・情報・文章理解など多岐にわたる。私は日本の歴史、特に近現代の時事に疎い。一般知識対策も一応はしていたのだが、あまりにボロボロで不安を抱いた。行政書士試験では、一般知識4割以上、法令等5割以上、かつ全体で6割以上という3つの基準が合格基準となっている。一般知識を最低ラインの4割以上に持っていくのがかなり厳しいかもしれない。私は興味のあることは覚えられるが、興味のないことはいくらやってもなかなか覚えないという極端な傾向があるからだ。しかし1発合格するつもりで労力とお金と時間をかけているので、なんとかして合格ラインまで引き上げたい。


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