自らの内に入る

手紙読んだことを引き金に、『夏の前日』を無性に読み返したくなり、全巻一気読みした。気づいたら外が明るくなっていた。

印象に残ったフレーズ。"孤独を失わないで"。

思い出した。芸術は孤独から生まれるものだ。どうして孤独を恐れたりすることがあろうか。己と語らい、作品と語らう。そして神と語らう唯一の方法だ。

リルケは言った。「自らの内にお入りなさい」、と。

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