美しい人間は、人を美しい人間にする

嬉しいこと

とても嬉しいことがありました。

かねてから一緒にお話したいなぁ、と思っていた人たちと、折良く3人でお話しすることができ、なおかつ3人で遊ぶ約束ができました。いまからとっても楽しみです。

私は自分が人に嫌われていると思いこみがちなのですが、自分で思っているよりもずっと、好いていただけているらしいことが、人伝てに肯定的な評価を聞いたりしたことで、だんだんわかってきました。そのためこの頃は自己肯定感がちょっと高めです。むしろちょっと調子に乗ってるかもしれません。


世界でいちばん美しい

今日読んでいた藤谷治さんの小説『世界でいちばん美しい』の中で、とても素敵な台詞と出会いました。それは「美しい人間には、人を美しくする力がある。美しい人間とは、人を美しくする人間のことだ」という台詞です。

この台詞から、私は中学時代の敬愛する同級生のことを思い出し、深く共感しました。彼は信じられないほど純粋で、人を疑ったり悪く言ったり思ったりすることがなく、素直で、ひたすら自分の好きなことを楽しむ好奇心旺盛な人でした。小説のタイトル「世界でいちばん美しい」は、おそらく主人公の親友「せったくん」のことなのだろうと思いますが、彼はちょうど「せったくん」にそっくりです。

彼と出会って、彼のようになりたいと思ったことがなかったら、今の私はなかったと思います。彼を前にすると、醜い感情や汚い自分がすーっと消え、ただ素直で透明な人間にさせられます。

彼とは一年同じクラスだっただけで、その後は別々の進路を歩みましたが、彼との関わりがなくなってからも、現在に至るまでずっと私の心のどこかに居て、ときどき現れては私の心を浄化してくれていました。私の精神に自浄作用をもたらしたのは、彼だったのかもしれません。私の心の中の神さまは、もしかすると彼が原型なのかもしれません。

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