コミケ限定おみやげのすすめ
・はじめに
2019/12/28から2019/12/31までの4日間に、日本最大の同人誌即売会『コミックマーケット(以下コミケ)97』が開催されます。
この記事が公開される頃には、開催まで間もなくか、開催中だと思われます。
最近ではテレビのニュース番組でも紹介されるなど、クリエイターやオタクのみならず一般の方にも名前は広まりつつあります。
いろいろと気をつけなければならない点や、厳しい気候の中でいかに列に待機するかを考えなければならないコツがありますが、それさえ理解すれば、とても楽しい場所です!
出展者の方が何を配布するか、またコミケで出張販売をする企業やコミケに賛同してキャンペーンを企画している団体など、お目当てのものを把握して足を運んでも、一日では回りつくせないほどの規模と熱量があります。
そこで「コミケに興味がわいて、行く準備もしたけれど、実は何を目当てに行こうか悩んでいるんだよね……」という人に向けて、おすすめのおみやげをいくらか挙げていきます。
・公式紙袋(準備会販売ブース)
コミケらしいものを手に入れたい、またはお目当てのものを買ったら荷物が増えて困った、という方や、それ以外の人にもまずおすすめしたいのは、コミケ準備会(公式運営元、になるのでしょうか)で販売されているオリジナル紙袋です。
サイズは小さめと大きめの2種類あります。
ここで売られている紙袋は「どうせ紙袋でしょ」とあなどってはいけません!
特徴は、丈夫で表面が水に強いことです!!
どれぐらい丈夫かといいますと、私は10年ぐらい前に購入したコミケ公式紙袋があるのですが(大きめの方です)、コミケで手に入れた品やサークル参加の荷物を入れて、何度か野外にも使い倒しましたが、ヨレヨレになりつつも今だ破けたことがない代物です。こんな紙袋はめったにお目にかかれません。絵柄が気に入ったり荷物運びに困ったりしたら、迷わず購入をおすすめします。
ちなみに紙袋の絵柄は一回ごとにかわるため、あえて多めに買ってコレクションするのもありかも……。
・コミケ記念一日乗車券(りんかい線有人改札口)
りんかい線で東京ビッグサイトに行こうと考えている方におすすめのものがこれ。
購入時や利用時に気をつける点はありますが、理解すれば一日の交通費がお得になる上に、使い終わった券が思い出の品になるという、素敵なもの!
有効期限は「購入日から指定された日にちまでの期間の一日間」なので、イベント当日は使わなくても、後日使用するために購入するという裏技もあります。
これ以外にも、りんかい線では『りんかいSuica』という変わったSuicaも販売していますので、一度チェックしておくと面白いかも。
・参加企業が配布しているノベルティ(各企業ブース周辺中心、でも歩いているだけで自然ともらえるかも)
コミケは基本、有志ボランティア運営のイベントです。
詳細は公式サイトをご覧くださるのが一番ですが、元々は「参加者が各々の作品を公開したり配布したりする場」としてはじまったのです。
ですが今では、企業によるイベント企画や宣伝広告の場としての側面も大きくなりました。(この是非を問う声などもありますが、それは何度か実際に、買い手として、あるいは出展者としてコミケに参加してから考えた方が良いと思います。ここでは割愛)
でも、なんだかんだで、遊びに行った場所で何かもらえると嬉しくなるのではないでしょうか。もらったけれど困る物もありますが。
コミケは先にも書いたように、宣伝広告の場としても大規模なイベントになったため、ノベルティの数や種類がすごいです。
大きな紙袋。試供品の飲料。クリアファイル。夏だとうちわ、冬だとカイロとか。私が参加した時は、お試しに使ってほしいという理由で、薄い本をぴったし収納できる、コンパクトなプラスチック製の箱をいただいたこともあります。
要は、普段では考えられないようなものまでノベルティとして配布されているのが、コミケというところなのです。
「コミケで過ごしていたら、お金がすっからからんになっちゃった……。おみやげらしいものが手元にないよ……」という方、企業からもらったノベルティをぞんざいに扱わず、また捨てないで、家まで持ち帰ってはいかがでしょうか。意外なものがおみやげになる可能性、ありますよ。(保証はできかねません)
・文具、画材(サークル展示コーナーの合間)
コミケはたくさんの本と出合える場です。
これは見方をかえると、たくさんの表現者やアーティストが集う場所、ともいえるでしょう。
そのため企業出展とはまた別に、本などを出展しているサークルスペースのフロアで、画材屋さんが物販を行っています。「一般参加者には関係ないよ」と思われた方、梱包に必要なガムテープやペンも販売していますので、覚えておくといざという時役に立ちますよ~。
コミケなどの同人誌即売会では特に漫画形式の本が多く配布されているため、漫画を描くための道具がイベント価格でお求めできます。
アナログの漫画やイラストは特に、デシタル化で道具のニーズが少なくなり、その結果市場も縮小傾向という一面もありますため、「漫画にこれからチャレンジしたい!」とか「近くに画材屋がなくて困ったから、どうすればいいの」と思っていらしたら、ぜひ足を運びましょう。
ちなみに柄もののマスキングテープも販売していることがあるので、絵は描かないよっていう方も、ちらっと立ち寄るといいですよ。
・ノートPCやタブレット、あるいはイラストソフト(サークル展示コーナーの合間)
上で、アナログ用の道具にうってつけの場所をおすすめしましたが、デジタルで処理するよ、っていう方はこちらをおすすめします。
主に出店しているメーカーは、イラストソフト『クリップスタジオ』やペンタブレット『ワコム』になります。
だいたい毎回参加しており、またイベント価格でお得に買える可能性があるため、検討している人はお金に余裕をもっていきましょう。(この手の商品を扱っているとなると、おそらくクレジットカードにも対応していると思われるのですが。人混みがすごいと通信速度が低下し、端末が処理できなくなる可能性があるため、いちおう現金もあると心強いです。これは、実は企業ブースをメインにまわる人にもいえる話です)
コミケ参加時の特徴としては、デジタルイラストを描くのに最適なノートパソコンやタブレットも展示されていることがあげられます。
そのため実物を触って、気に入ったものがあったら購入するなり、スタッフさんに声をかけて情報を入手するなりができます。
・さいごに
いくらかに分けて、コミケおみやげにおすすめのものをご紹介しました。
この情報が参考になったら、嬉しいなと思います。
そしてなによりも、コミケでの一番のおみやげは、出展者一人ひとりが作りあげた本や雑貨だと思います。
できればオンリーワンの作品を手にとって帰宅して、他の方に「コミケってこういうものがあるんだよ。こういう人もいるんだよ」ってことを伝えていってほしいです。
「コミケ=アニメだかなんかのイベントの一種」
ではないんだよ。
「コミケ=皆が楽しく創作したものを楽しむ、大型の文化祭みたいなお祭り」
みたいな魅力が世間一般に広がって欲しいなと思うのです。
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