見出し画像

予期せぬ車内防災訓練

9月になりましたね。
自宅にいながら季節が勝手に移り変わっていく。
暖房からエアコンへ。そして、それもそろそろ終わりが見えてくる。
変な感じですね。

そして、昨日は防災の日でしたね。

私はコインランドリー好きで、大量の洗濯物を車で持って行って乾燥させたりしています。
先日、そんなご機嫌な状況で車で立体駐車場から出るところで、突如(→当たり前か)緊急地震速報が鳴りました。

なんと、速報は、カーナビからも流れるのです
狭い車の中で、スマホからカーナビから、あのいやーな音が流れてくる。

もう、びっくり!!!

突然、後部座席から「ワッ!!!!」と驚かされた並みにびっくりです。

運転中に緊急地震速報が鳴るとどうするか、シミュレーションしたことありますか?

まさに「あれ?地震の時に車に乗ってたらどうするんだっけ?そうそう、端に寄せる!」と焦る私の気持ちに気づいたかのように、カーナビからは「周囲の状況を確認しながら減速して、安全な場所で止まりましょう」の声が。

思わず、3.11のことを思い出して、この建物はガラス張りだからイヤだなとか、色々考えながら減速。

見ると、前の車もハザードランプを出して減速し、対向車線のバスも端に寄せて止まっていました。

身構えながらしばらく待っても揺れはなく、バスやその他の車が動き出すのを見て、私も運転再開。帰宅しました。

結局のところ、誤報でした。
それでも、運転中の地震は考えたことが無かったので、本当に良い訓練になりました(し、カーナビの素晴らしさが分かりました)。


ここで思ったことが3つ。

1. 頭で分かるのと、やってみて見える景色は違う。
「頭で理解していて、出来ると思っていることと、実際に行動に移せるかは違う」という話をよくします。

やってみて、初めて見える景色があります。
やってみて、初めて分かる感触があります。

今回も、簡単なことではありますが、やってみて初めて自分の想像力が欠けていた部分に気づけたり、周りの環境がどのように変化するのかを体感できました。

人はどうしても、特にやった方が良いのは分かっているけれど、実行するのに抵抗があることについては、頭でシミュレーションを繰り返して、それで良しとする傾向があるなと思います。

やっぱり、体感するって大切だなぁとしみじみ。


2. 平常を取り戻すことの心地よさ。
今回、車ではラジオをかけていました。ちょうど生放送だったため、速報が流れた時はすぐにMCさんが「安全な場所に身を置いてください」等を言ってくれました。

TVであれば画像が流せる分、きっと色んなところの中継や緊急時の対応等が放送されていたことでしょう。

でも、ラジオは画像がない分、「驚きましたね~。まぁ、何かあればお伝えしますし、次の音楽行きますね」のように、割とすぐに平常に戻りました。
これの心地よかったこと!

運転していても、少しドキドキが収まらなかったのですが、このラジオの声で落ち着きを取り戻せました。

非日常が起きた時、落ち着いた声、平常に連れ戻してもらえる感覚は大切です。
私もクライアントさんと接するとき、そこは意識をしているポイントです。
それを体感させてもらった感じでした。


3. 日本語が分からない人への積極的な情報提供も大切。
実は、私は地元の国際交流団体に所属しています。そこで、ボランティアで地元ネタを英語で5分間ラジオで流すことをやっています。

先日、ちょうどこの防災の時期にかけて流すネタの収録をしたところでした(今頃オンエア中)。

特に地震がない国からやってきた外国人の方にとっては、防災アクションは未知の世界。不安がいっぱいです。

東京都国際交流委員会では、防災時の対応についてアニメーションで紹介しています。5分程度のものですが、とても分かりやすく、色々な言語で訳されています。

周囲にお知り合いがいらしたら、是非ご紹介してあげてください。


ということで、防災の日は昨日でしたが、ふと思い出したことをツラツラ書いてみました。

我が家の防災グッズも確認せねば!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?