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嬉しくも、さみしくも

今日、3月9日は「サンキューの日」だそうです。

誰に感謝の気持ちを伝えますか?

今日は、息子の大学受験の合格発表の日。合格はネット発表。
しかも、当の息子は友達の家に泊まりに行き、そこで友人たちと合格を確認するとのこと。私は、発表に応じて色々な手続きがあるので、家で待機。なんとなく、1日のスケジュールを発表時刻に合わせた感じで過ごしながら待つ。

自分でも意外だったけれど、そんなに待っていた発表なのに、時間になっても、発表サイトは見なかった。

子どもの頃から、大学になったら家を出なさい、一人暮らししなさい、と伝えてきた。時間が沢山ある大学時代、色んなことを親の目を気にせずにやって欲しかった。側にいると世話も焼いてしまうし、本当にやりたいことにも口を出してしまいそうで。

そして、とにかく色んな人と交流を持って、世界の広さや、視野を広げる経験をして欲しかった。

その効果があってかなくてか、息子は遠くの大学を選択。私は受験日に着いていき、彼が試験中に不動産屋を巡り、相場を確認。割と自信があったのか、試験終了後には学生生活を想像しながら楽しそうに家をいくつか見て、下宿先も仮予約。合格が発表されれば、あとは引っ越しまで一直線。

分かってもいたし、希望していたことではあったけれど。
遠方に行った息子が今後家で同居することはないだろうし(期待もしていない)、そうなると、この発表次第では、本当に子育ての終わりがやってくる。彼と一緒に一つ屋根の下で過ごす日々は、もうカウントダウンに入る。

そう思うと、合格発表はなかなか見たくなかった。合格していれば嬉しい。でも、寂しい。不合格なら、彼の努力が実らず、それはそれで残念。

親は複雑なものだ。

と、思っていたら、LINEで合格の報告が。
そして、数分後に、彼の周りの友達が気を利かせて電話を掛けて来てくれて、無理やり電話口で交代。「合格しました」のたった19秒の短い電話。

おめでとう。希望する、未来への一歩だね。

今日のサンキューの日に、誰に感謝をしたいかと思うと、息子。
仕事大好きな私の性格に加えて、我が家はこれまで色々な事件(?)が勃発していて、息子に一番手を掛けていなかったかもしれないと、最近気が付いた。成長した今は、緊急事態が発生した時には、心の支えにもなっている。

ここまで成長してくれて、一緒の時間を過ごさせてくれて、本当にどうもありがとう。

残り20日ほど。
さ、笑って送り出す準備をしよう。


次は、マンガとゲーム三昧、ペットボトルのゴミだらけの一人暮らしにならないことを祈ろう(笑)

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