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死にたい気持ちと共に、目標も忘れた。

 やってしまった。気付いたのは今朝である。昨日は特に何をしていたというわけでもないが、完全に意識の外にnoteの存在があった。毎日エッセイを書き残すと決めた私は、10日程度で過去の自分を裏切った。
 エッセイを書く行為とは自分と向き合うことだ。精神を病んでいる今だからこそ、これを毎日行うことに、何かしらの意味があるように私は思う。しかし、忘れたら意味がないのだ。
 私は毎日駄文を書き連ねることすらままならない人間である。それはとても悲しい。

 一昨日から抗鬱剤を飲み始めた。気分が上向きになる薬だ。離脱症状もある。ほぼ、麻薬と変わらないじゃないか!! 劇的な効果は実感できないが、深夜、死にたいと思うことはなくなった。死にたい気持ちから解放されたことで、やっと普通に毎日を繰り返すことができるように感じる。
 ここ3年間、私は希死念慮を常に抱えて生きてきた。それゆえに、自分に起こる事柄を全て俯瞰してみていた節がある。俯瞰……、といえば聞こえがいいが、要するに私は私を生きていなかった。だがそんな自分ともおさらばだ。薬のおかげではあるが、それでも私は一歩、正常に近づいた。あとは薬を断つだけである。長い戦いにはなると思うが、私は絶対に正常になる。普通になる。

 普通になった暁には、おそらく、毎日文章を書くことだって忘れずに出来るだろう。

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