衡平な選択⑬

【二〇二〇年にて】

  気づくとそこは、病室だった。何の代わりもない。彼女が寝ている以外は。
「おい、起きろ」
 KEIが再び彼女の身体を揺らす。先程よりはスムーズに起きる。
「なんじゃ、おまえさまがたはこんなあけがたに」
「私達は80年後の未来からやってきた。お前の力を借りてな」
 Kが事情を話す。
「ほう、おまえさまがたはわらわのまつえいをたどることができるのか、じつにおもしろきことかな」
 本当にできるのだろうか、KEIは不安になる。
「なに、このいいんのしゅっしょうきろくとてらしあわせてけんしょうすることもできる。きらくにやれ」
 そう言って彼女はパソコンを差し出す。KEIは心を集中させる。「彼女」はどこにいるんだ。
 人間の個体差はDNA上0.1%だと言われている。これを個性と呼ぶ。参考までに記述すると、人間とチンパンジーの差は1%である。なぜ、このような僅かな違いで生物としての大きな違いが生まれるのかについては割愛するが、いまKEIがやろうとしているのは0.1%以下の差異の検出だった。ぼんやりとした光が見える。それは大都市の夜景を宇宙から眺めたようであった。数多な星々の数々をどう処理していいか分からない。
「KEI、アウトプットは私が引き受けよう」
 Kはパソコンに向かうとACCESSを使ってデータベースを作り始めた。KはKEIの心を読んで、それをパソコンに打ち込んでいいるのだ。この作業にはどれだけ時間がかかるのだろうか。
「くるしゅうない。しかし、おまえたち、かこをかえることはかのうじゃが、どちらのみらいにもどるのじゃ?」
 どちらの未来とはどういうことか。
「私は戻らないが、KEIは二人を助けたいんだから、元の未来に戻るんだろうな」
「元の未来に戻っても二人は助からないじゃないか」
「二人を襲った何者かがいる。その前に戻ってその何者かを撃退するなり、逃げるなりすればいい」
 そういうことか。そういうことなら。
「お姉さん、この作業が終わったら元の世界に返してください。僕が来た1日前の日に」
「「だめだ(じゃ)な」」
 二人の声が重なる。
「遥を救う必要がある。そのためには『人に声を届ける』能力者が必要だ」

「わらわのくにではたこくのえすえぬえすがきんじられておる。このくにをでてわらわのまつえいをさがしておくれ」
 重責だ。KEIは思う。何故こんなことになってしまったんだ。何かがおかしい。
 それからひたすら能力を使い続けた。名前と顔は分からないが、場所はわかる。それを国務院が持つネットワークで特定し、情報をデータベース化するのがKの仕事だ。寝食惜しまず続けたが、やはり能力のパフォーマンスが下がってしまい、数時間に一度休憩を取った。もっとも作業量として、KEIより遥かに多いKは休みなしで働いている。そんなとき、KEIは時にを操る魔女と雑談をした。彼女がどんな人生を送ってきたのかを、KEIの住む二一○○年はどんな時代なのかを。

 あるとき、珍しくKのポケットから音が鳴った。Kは端末を操作している。
「なんじゃ、おまえさま。おなごからのでんわか?」
「大丈夫だ。気にするな。KEI、続きをやろう」
 そして、作業が終わったときには3日間が経過していた。
「すべては網羅していないが、経済的に人格的に優位で子孫を残せそうな個体を選別した。ここから辿っていけば二一○○年には十分なデータベースができているだろう」
「かっかっかっ。くるしゅうない。どうじゃほうびにわらわといっせんまじわるか」
「未来でも言ったが、私は種族が違うし、こいつは同性愛者だ」
「ほう、はやりのえるじーびーてぃーというやつよのう」
「えるじーってなんですか?」
「LGBT。簡単に言えば、生物学的な性の行動を取れないマイノリティだ」
「マイノリティって...... 男が男を愛することは普通ではないんですか?」
「ふむ。あまりおおやけにはいいにくいものよのう」
 そうだったのか。KEIは幼く、貧しかったがエネフォンや書籍のおかげで情報には多く触れていた。しかし、失われた文化については、つまり、歴史の誤謬について知るのが難しいということはまだ分かっていなかった。
「かっかっかっ。そうおちこむでない。わらわもいつのじだいもあくじょとよばれておった。。おんながひとをころしたり、けんりょくをえただけでそうよばれる。おとこをみてみよ。ごまんといるではないか。たにんのひょうかはたにんのりえきにつながっておることをおぼえておくがよい」
 そのとき壁の一部が開いた。
「失礼します。」
 スーツ姿の男が3人入って来た。壮年の男が彼女に話しかける。何と言っているかは分からない。残りの男2人は、KEIを取り囲み、書類作成と写真撮影を行った。
「これでおまえさまはこのくにのいちいんとなった。こうどうするのにべんりじゃろう」
「もう貨物室で苦しまなくてすむな」

 確かにあの体験はもう二度としたくない。しかし、戸籍も元の世界に戻ったらおじゃんか。そう考えると口惜しい。
「ではまっておるぞ」
 二人はそれぞれスマホを受け取ると、医院から出てタクシーで北京国際空港へ向かう。
「このスマホには香港SIMが入っている。GAFAMを利用できるはずだ」
 これは、映像が浮かび上がらない。この小さい画面で見るのか不便だな。GAFAMが何か良く分からないが、再び精神を集中させる。この3日間で大分トレーニングされたはずだ。
「K、『人に声を届ける』能力者についてだが、複数人いるようだ」
「そうか、日本にはいるか?」
「...... ああ、日本にもいるようだ」
「じゃぁ、戻るぞ。日本へ」


【時を操る魔女】

  日本へ戻る飛行機の中、KEIは時を操る魔女の血縁関係を調べていた3日間に思いを馳せていた。
 この3日間ずっと、時を操る魔女とKEIと過ごしてて感じたことがある。2人は良く似ている。食事も取らなければトイレにも行かない。というよりほとんど姿勢が崩れない。時を操る魔女は寝たきりだし、KEIは起きたままだ。室内でもサングラスをしてるから視線も分からないし、キーボードをタイプする指が動き続けるだけだ。
 KEIはそんなことはできないので、睡眠や食事の時間は最低限取らせて頂いていた。しかし、そんなことでは到底息が詰まる。そこで、時を操る魔女がたまたま起きてる時は話しかけたりもしていた。
「え~っと、妲己・呂雉・武則天・西太后さん」
「なんじゃ、そのじゅもんのようなこしょうは?しかもどれもあくじょとよばれたなまえではないか。ほかのよびなはないのか?」
 えっ、僕が考えるのか?
「そうだ、KEI。気の利いた名前をつけてやれ」
 Kが姿勢を一切変えずに割り込んでくる。
「え~ん~。じゃぁ、それぞれどんな人だったか教えてもらえますか」
「そんなもの、わらわはおぼえてるはずがなかろう。いつのはなしだとおもってるのじゃ」
「妲己は、罪人2人を戦わせて、勝者を酒でできた池に放り込んで、敗者を蠍がいる穴に落とした。呂雉は、旦那の愛人を拷問・強姦した後、手足目耳咽を奪い、トイレにつき落とした。武則天は、愛人との娘を絞め殺し、それを皇后の仕業だとして、皇后の座を奪った。西太后は、戦争時に和平を訴えた皇帝の愛人を井戸に投げ込んで殺した」
「う、わ~…… 」
 KEIの顔がみるみる青ざめていく。
「はて、そんなことしたかのう?おそろしいのう」
 時を操る魔女はあっけらかんとしている。
「わらわはこのとおりほとんどのじかんをねてすごしている。わらわがひょういしていたときも、わらわがじょげんしていたのはわずかなあいだじゃよ。それにわらわはりすくをさけることはとくいじゃが、ころせとまではいっておらんはずじゃ。それをおこなったのはあくまでひとのえごというものじゃ」
 なるほど、妲己・呂雉・武則天・西太后というのは同一人物ではなく、それそれに時を操る魔女が憑依していたのか。
「なんだかしゃべりすぎたのう。ねむくなってきた。ではひきつづきたのんだぞ」
 そう言うと、時を操る魔女は再び眠りについた。

「彼女の代償は、起きていられる時間が短いということだ。彼女は、『今日』を延々と繰り返している。そして、この医院で卵子を取り出し、人工授精で子孫を増やしている。彼女が血縁を知りたがっている理由はそういうことだ」
「なんなんだ、代償って?それに彼女は人間なのか?」
「前者の質問だが、能力を使うには犠牲を伴うことになっていた。しかし、君が生きる二一〇〇年では、犠牲がなくても能力が使えるものも出てきた。人類の進歩と言ったところか。後者についてはもちろん単純な人間ではないだろうな。人間の姿をした何かだ」
「K、お前も人間の姿をした何かなのか?」
「私はもともと梟だ。代償は輪廻転生の輪から外されることだ。解脱というやつだな」
「解脱ってそれじゃ…… 」
「さぁ、油を売ってる場合じゃないぞ。仕事に戻れ」
 KEIが知っている限り、輪廻転生や解脱というのは仏教用語で、解脱に成功したのは仏陀ただ一人であるはずだった。


【帰国】 

「会いたっくて~会いたっくて~会いたっくて~あなたに~」
 渋谷の大型スクリーンに映し出される女性アイドルグループ。二人はそのライブ映像を見ていた。
「いるか?」
「ああ、いる。だが、どの女性かまではわからない」
「真ん中の子じゃないのか?」
「いや、おそらく後方の、画面にはあまり写っていない女の子たちの誰かだ」
 このアイドルグループは地域ごとにグループをもっているようで、特定するのが難しそうだ。
「他の候補はいないのか?」
「他となると、この人ですかね」
 KEIのスマホではュースが流れており、都知事が日本で開催されるオリンピックについて語っていた。
「ちょっと難しそうだな」
「ちょっとどころじゃないだろうね」
KEIの能力は探しものを見つけることだが、名前や顔などは分からない。位置を明らかにするだけだ。
「LIVEが終わったようだ。移動するぞ」
 彼女らがパフォーマンスしていたのは同じく渋谷にあるイベントホール。ここから次はどこへ向かうのか。タクシーに乗り、追跡する。と言っても、目の前には車はなく、KEIの感じるところを追いかけるだけだ。しばらくすると、ターゲットの動きが止まった。スマホの地図アプリで照らし合わせると文京区の一角のようだ。到着すると、そこはマンションであった。
「途中で、立て続けにアルフォード3台とすれ違った。おそらくここはアイドルの寮なのだろう」
 有名女性アイドルの寮。もしかしたら、国務院より難攻不落かもしれない。そういえば、どうしてKはあのときあんな無茶を。結果オーライだったからいいものの。
「ここで張り込みだな。もしもし、いますぐ車を1台納品して欲しい。来てくれたら、現金で支払う」
 今回は慎重だな。こいつも学ぶこともあるのか。
 しばらくすると、軽自動車が二台、二人の元に到着した。壮年の男性は当初怪訝な顔をしていたが、KEIから現金を手渡されると、いくらかにこやかな顔で帰っていった。お付きの若者は能面のような顔を終始していた。もっと愛想が必要なんじゃないだろうか。

 こうして二人の張り込みは始まった。思った以上に人の出入りが多い。アルフォードがやってくることもあれば、マスクをしたり、フードをかぶったりして出てくる人もいた。もっともそれがアイドルとは限らないが。男性と一緒に中に入っていく女性の姿もあった。アイドルであればスキャンダルだ。そうしてまた、3日過ぎた。

 昼頃。ロングヘアーの女性がマンションから出てきた。ジャージ姿で眼鏡をかけている。この3日間することがなかったので、ひたすらこのグループの顔と名前はもちろん経歴まで勉強していたのだが、全く誰だか分からない。
「K、この女性だ」
 二人は同時に飛び出し、KEIは背後から口と上半身を、Kは下半身を持って後部座席
に入り込む。女性が二人に膝枕してもらっている状態だ。女性は目を見開いたまま動かな
い。口を塞がなくても良かったかもしれない。試しに外してみる。
「...... 」
 やはり何も話さない。
「君の名前を教えてくれるかな?」
 ここの主導権は事前にKと打ち合わせして、KEIが握ることになっていた。Kの高圧的な話し方では恐怖を与え、逆効果だ。
「僕たちは君に危害を加えるつもりはないし、これは誘拐でもない。いや、誘拐かもしれないが、協力してくれたら解放するよ」
 そのとき、ぐ~うというこの場には似つかわらわくない音が流れた。Kはご飯を食べない、ように見えるし、KEIが出した音でもなかった。
「ご飯...... ください。ぐ~う」
 この場をKに預けるのは不安だったので、Kに食料調達に行かせた。
「ご飯を買いに出かけるところだったんだね。でも、他の時はどうしてたの?」
「寮母さんが作ってくれるんだけど、寮母さんにもお休みが必要だから...... お正月だったし」
 お正月ってなんだ?それより、ようやく口を開いてくれた。
「そうなんだね。ご飯はすぐにKが持って来てくれるからね。僕の名前もKEIっていうんだ。よろしくね。君の名前は?」
「なんで名前も分からないのに私を誘拐したの?」
「それはね、う~ん口で説明するのは難しいな。たとえば、このセンターの子、六本木近くに住んでるね」
 彼女の目が再び大きくなる。
「ハッカーかなんかですか?」
 先程から彼女は自己開示せず、質問が多い。こちらの内情を明らかにしたいのだろう。聡い子だ。
「ん~そういう見方もできるが、たとえば君の実家の場所も当てることができる。...... 新潟、だろ?」
「違います」
 困ったな~。新潟で正解だと思うんだけど、心を開いてくれないな~。そのときKが運転席に乗って来た。おにぎりとお茶それぞれ二つをこちらに渡すと、車が発進した。
「え~とおにぎりはシーチキンとたらこどっちがいい?お茶はカフェイン?ノンカフェイン?」
「たらことノンカフェイン」
 KEIはシーチキンを食べながらこれは何の肉だろうと考えていると、彼女の目から一筋の涙が流れた。KEIの良心が痛む。そうだよな、誘拐されて辛いよな...... 。
「彼女は被災したときのことを思い出したようだ。アイドルになったのもボランティアで公演してくれたアイドルに感動してのことだ」
 そのプロフィールは確か...... 。
「川口、満穂さんだね」
 彼女の目がKEIの方を向く。
「一九九五年生まれ。おうし座のAB型。新潟グループの副キャプテンに最年長でなる。将来の夢はモデルだが、留学も考えている。最近の関心ごとはSDGs」
 KEIが一息に言う。どうだとばかしの顔だが、彼女は冷徹に、
「そんなのファンだったら誰でも知ってるわ」
 既に食事は済んでいる。
「ちょっとどこにいくか知らないけど、これだけじゃ足りないわ。サラダも追加してちょうだい、あとお汁粉」
 この空気から自分に主導権があると悟ったのか、満穂は強気な姿勢に出た。
 Kは無言で車を再びコンビニに乗り入れた。
「あなた、見たところ子供のようだけど、SDGsが何か知ってるの?」
 KEIの学習は一夜漬けならぬ3日漬けだったわけで枝葉末節のことまで調査していない。たしか、
「SustainableDevelopmentGoals.持続可能な開発目標...... 」
「それで?」
 KEIは黙ってしまう。
「十七のゴールと一六九のターゲットからできているの。そもそもは二〇〇〇年に国連で採択されたミレニアム開発目標(MDGs)に遡るわ。ここでは途上国にだけ焦点をおいて開発目標を掲げたわらわかしながら、時が経ち環境、社会、経済といった問題が世界共通の問題としてようやく意識されてきたの。それで二〇一五年にこの二○三○年の目標が採択されたの。先進国も途上国も共にいつまでも成長できるようにと」

 雄弁な子だ。そういえば現役大学生だったか。いつの間にかKが戻ってきて、車を走らせる。シーザーサラダとココアが手渡された。
「ゴール1.貧困」
 貧困。KEIは貧しかった。この二〇二〇年の日本レベルで言えば、暴力的に貧しかった。これは二〇三〇年に達成したのち、崩れてしまったのだろうか。それとも...... 。
「ゴール2、飢饉」
b食べることもままならない、貧困とどう違うのか。
「ゴール3、健康」
bNANOとALICEのことを思い出す。医療機関にすぐアクセスできたらあるいは。ん、これも貧困とつながっているのではないか。
「ゴール4、教育」
 KEIの学習道具は交代制のエネフォンしかなかった。施設の大人たちは赤子の面倒を
看るだけで手いっぱいだったのだ。
「ゴール5、性の平等」
 性の平等とは何だろうか。同性愛が肯定されているということだろうか。
「ゴール6、上水と下水」
 KEIは川の水を飲んでいたし、トイレは適当な場所でしていた。それではいけないのだろうか。
「ゴール7、クリーンエネルギー」
 エネフォンをはじめとして、多くのものが太陽光などでエネルギーを生み出し、消費ていた。これは達成したのか。
「ゴール8、働きがいと経済成長」
 KEIの世界では経済成長はどうなっているのだろう?都市部では発達してそうだが、スラム街では何の生産性もないのではないか?働きがいとはなんだろう。労働とは生きるために不可欠なものではないのか。
「ゴール9、技術革新」
 KEIの世界ではすでに技術が成熟していたのか、新しい取り組みは見えなかった。どこがティッピングポイントだったのだろうか。
「ゴール
10、人や国の平等」
 平等。そんなものはあるのだろうか。KEIの住処とオオミヤ、シンジュク、中国、そしてこの二〇二〇年の世界。どれも違う。
「ゴール11、まちづくり」
 KEIは思い出す。紫禁城で見た色の揺らぎ。景観が映像で置き換わる時代のまちづくりは機能性の追求なのだろうか。
「ゴール12、ものの責任」

ものの責任とはどういうことだろうか。KEIはいわゆるハイエナであった。空き家に入り、金目のものを見つけ出す。しかし、金にならないほとんどのものは放置されたままだ。これは誰に責任があるのだろうか。
「ゴール13、気候変動」
確かに二〇二十年は寒い。冬にしても寒い気がする。何度くらい違うのだろうか。
「ゴール14、海の豊かさ」
KEIは海を見たことがなかった。いや、飛行機の上から見たはずだが、闇夜に包まれていて分からない。
「ゴール15、陸の豊かさ」
豊かさとは何だろう。動物も植物もKEIの住処には散見されるし、都市部でも緑は点在している。
「ゴール16、平和」
KEIの世界では国連が形骸化し、戦争も行われていたが、予定調和であった。軍需のためである。
「ゴール17、パートナーシップ」
つまり協力ということか、今がまさにその状況じゃないのか。一筋の光を見出し、KEIが口を開こうとすると、
「きみが協力してくれればSDGsは達成できる」
 えっ、遥さんを救うんじゃないのか?



まだま若輩者ではございますが。皆さんの期待に応えられるように頑張ります(*'ω'*)