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「超」整理日記(第803号)テレビ会議が増えて、通信量を意識するようになった

◇ プライベートなテレビ会議も増えた
 外出規制で人と会えなくなってしまったので、プライベートなテレビ会議も増えています。
 別居する家族との会話が、これまでの音声通話から、動画に移行しています。
 テレビ会議のシステムを用いて、クラス会や同窓会が復活しています。
 私も、これまで定期的に集まっていた集まりをzoomによる会合に切り替えています。

 スムーズに参加できないメンバーもいますが、そのドタバタ劇も含めて、なかなか楽しい集まりになっています。
 面白いことに、これこれまであまり頻繁に会わなかったグループの集まりも、テレビ会議なら簡単にできため、開かれるようになってきました。

 このような意味で、外出規制が人と人との結びつきの形態を変えています。
 これまでのメールでのやりとりとはだいぶ違うと感じることがあります。
 やはり、顔の表情を見ながらの情報交換は重要だと、改めて感じます。

◇ 通信量が気になる
 ただし、ここで注意しなければならないのは、通信量です。
 これまでのメールは、テキストでの通信が中心でした。したがって、あまり通信量を気にする必要はなかったのです。
 しかし、当然のことですが、動画の通信を行なえば、通信量は、これまでとは比較にならないほど増加します。

 Facetimeは、大変手軽に使えますが、10分間での通信量が150~300MBだと言われます。インターネット接続でないと、長話はできないでしょう。

 zoomの場合に1時間の通信量は200から300 MBであると言われています。Googleハングアウトは1.5GB 程度、Skypeは2GB程度と言われます。

 これまでもスマートフォンで毎月の通信量に一定の制限をかけている人たちの場合に、「ギガの壁」ということが言われてきました。
 テレビ会議を頻繁に行うようになると、通信量が現実の制約となってきます。
 Skypeだと、1ケ月に数回行えば、「ギガの壁」にぶつかってしまうことになります。

 また、これまでは通信量の制約をあまり気にしていなかった人々でも、在宅勤務でテレビ会議を頻繁に行なうことになると、通信量の問題が発生する場合があるでしょう。
 企業に負担を求めるとしても、私用との振り分けが難しいなどの問題が発生します。
 また、中小零細企業の場合には、そもそも通信料補助は難しいかもしれません。
 フリーランサーが個人で仕事を行っている場合には、全額自己負担とならざるをえません。
 いままであまり意識していなかったところに、在宅勤務のコストが発生してしまうわけです。

 一方、通信サービスの提供者から見れば、思いがけない需要が生じているとも言えます。
 これまでも、インターネットを用いるサービスが成長していました。リアルな店舗がeコマースに浸食されてしまうという「アマゾン・イフェクト」が指摘されていました。
 これが、コロナによる外出自粛でさらに加速することになるでしょう。
 そして、こうした変化は、コロナが収まったとしても残る長期的な傾向になるでしょう。



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