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アメリカ失業率は、なお戦後最悪水準

アメリカ失業率は市場予想を下回ったが、依然2桁。経済活動の回復も限定的。
それにもかかわらず、株価は上昇。これは、経済実態と乖離しているとの見方が過半だ。


米労働省が6月5日発表した5月の雇用統計で、失業率(季節調整済み)が13・3%となった。4月(14・7%)からやや改善。しかし、戦後最悪水準。
https://digital.asahi.com/articles/ASN657FBBN64ULFA01D.html

経済活動の再開は限定的で、雇用回復も緩慢。飲食業は、供給能力の35~45%しか発揮できない。5月末の百貨店売上高は前年比36%減。航空客数前年比87%減。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60070540V00C20A6EA2000/

市場予想(19・7%)を大きく下回ったので、5日のダウ工業株平均が大幅上昇。ほぼ3カ月ぶりに2万7000ドル台に回復。

フィナンシャル・タイムズなどの調査では、株価上昇は「経済回復を示していない」との回答が63%に上った。
新型コロナから米経済が完全回復するまでに「1年以上かかる」との回答は59%と3ポイント上昇した。「第2波」への警戒感は消えていない。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59978660U0A600C2FF8000/


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