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IOTは危険きわまりない

 IOT(モノのインターネット)とは、「あらゆるものをインターネットに接続すること」と説明されることが多い。しかし、「あらゆるものをインターネットに接続する」のは、危険極まりないことだ。

 IOTの大きな問題点は、機械に組み込まれた情報システムと、機械そのものの耐用年数が大きく違うことだ。情報システムの対応年数は数年だ。例えば、PCなら4,5年だ。それに対して機械は数十年にわたって使い続けることが多い。自動車ですら、10年以上使うのは普通のことだろう。
 生産設備の場合は、さらに問題がある。工場は安定稼働のために一旦稼働させたシステムを変更せずに継続して使うことが多いからだ。
 しかも、更新の費用も巨額だ、PCだけなら十数万円ですむが、生産設備だと数千万円のオーダーになってしまう。
 現在の日本でも、導入から10年以上が経過した生産設備が全体の6割を超え、30年以上も20%近くある。「日本経済新聞

 旧式のOSだと、攻撃への対策が難しくなる。ウィルスは脆弱なところを狙うからだ。だから、生産設備をインターネットに接続するのは、本来は大変危険なことだ
 イランの原子炉が、ウイルスに感染して停止に追い込まれた例もある。

 こうした問題に対処するには、情報をブロックチェーンで管理する必要がある。
 システム維持のコストの観点からも、IOTの運営はブロックチェーンで行なわざるをえないだろう。




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